キム・ヒジェの公演や協賛品めぐる対立が長期化…企画会社に嫌疑なしの処分も事務所が異議申し立て

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Moco ENTの代表が、キム・ヒジェの所属事務所であるTNエンターテインメントが提起した名誉毀損の訴訟に対して「嫌疑なし」の処分を受けた中、キム・ヒジェ側が異議を申し立てることを予告し、訴訟が長期化する見通しだ。

13日、Moco ENTは公式コメントを通じて「TNエンターテインメントが提起した名誉毀損の告訴に対して、最近、嫌疑なしの処分を受けた」と明らかにした。同社は「法律上の事実を証明し、法律事務所の協力を得て、インタビューが虚偽事実でないことを全て証明し、嫌疑なしの処分を受けた」とし「名誉毀損や虚偽事実の流布ではないことが今回の警察の調査で認められた」と伝えた。

続けて「TNエンターテインメントは同じ業界の従事者でありながら、報道資料の重要性を知らなかった。Moco ENTは詐欺の件で対質尋問を受けた内容などすべてを書類で証明し、最終的に嫌疑なしの処分を受けた」とし「同事件と関連し、TNエンターテインメントの代表を虚偽告訴罪で反訴する予定だ」と付け加えた。

Moco ENTは「今回のことをきっかけに、マスコミや同じ業界の従事者に個人についての虚偽事実を流布することを止めてほしい」とし「キム・ヒジェとファンが贈り物と認知しているMoco ENT所有の協賛品を直ちに返還していただきたい。本日も連絡がなければ、返還してもらうためにどのような手段と方法を使ってもいいとみなす」と強調した。

Moco ENTとキム・ヒジェが所属するTNエンターテインメントとの対立は、昨年6月から続いてきた。当時、キム・ヒジェ側は出演料の未払いを理由に、ファンコンサートや全国ツアーの公演企画会社として契約したMoco ENTを相手に、契約無効を内容とした訴状をソウル東部地裁に提出した。これに対し、Moco ENTは「キム・ヒジェ側は単独コンサートを準備しながら一度も練習に参加しなかった。コンサートの準備のための音源の提供および宣伝に協力せず、度重なる要請にもかかわらず、12日間も連絡が絶えた状態だった」と反論した。

結局、コンサートは無期限延期となり、Moco ENTは「コンサートを進行する意思がなかったにもかかわらず、告訴人が支給する契約金および出演料のみを詐取するために契約を締結した」とし、キム・ヒジェと所属事務所を詐欺の疑いで告訴した。さらに今年2月には、キム・ヒジェと所属事務所を相手取って、海外マネジメント契約およびコンサート契約不履行などによる損害賠償金約6億4000万ウォン(約7300万円)の賠償を求める内容の訴訟を起こした。

これに対し、キム・ヒジェ側は「裁判進行中の事案に対し、虚偽・悪質な報道資料を発表し、当社とアーティストの名誉を傷つけるMoco ENTの行動を座視せず、強硬に対応する」とし「すべての真実は法廷で明らかになるだろう」と立場を表明した。

それだけでなく先月、Moco ENTはキム・ヒジェがマネジメント契約無効訴訟を提起した後も協賛で持っていった高価なブランド品などを返還しなかったとし、キム・ヒジェを業務上横領の疑いで告訴した。これに対し、キム・ヒジェ側は「全く事実ではない」とし「コンサートが開催されなかった責任は代金をまともに支払わなかったMoco ENTにあることを改めて申し上げる」と強調した。

こうした中、キム・ヒジェがMoco ENTの代表を相手取って起こした名誉毀損訴訟が嫌疑なしで終結した。これをうけ、Moco ENTはキム・ヒジェの事務所の代表を相手に反訴することを予告したが、キム・ヒジェ側は「嫌疑なし」の決定に対する異議申し立てを準備している。

キム・ヒジェ側はOSENに対し「コンサートを準備する過程で、キム・ヒジェが練習に参加しなかったように誇張したことなどと関連し、演出監督から公演の準備の時の内容と関連した確認書を受け取った」とし「追加の資料をまとめて、異議申し立ての準備をしている」と伝えた。

記者 : キム・ナヨン