IUの盗作を主張…告発を裁判所が却下「歌手を苦しめるためだけの悪質な行為」

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写真=TVレポート DB
歌手IUの盗作を主張し、警察に告発した事件に対し、裁判所が却下の決定を下した。

4日、IUの法律代理を務める法務法人シンウォンは、「今年5月、姓名不詳の人物がIUを著作権法違反の疑いで告発した事件について、先月24日付けで却下の決定がなされたことをお知らせする」と裁判部の判断を伝えた。

続いて「却下の決定に合わせ、今回の告発の問題点を指摘し、悪意的な告発およびIUに対する集団的で暴力的な行為について、強力に糾弾しようと思っている」とし、「この事件の告発人は、IUの6曲が盗作により作られたという内容で告発したが、告発人が著作権法をしっかりと理解していなかったか、もしくは著作権法の規定を理解したにもかかわらず、ただIUを苦しめるために悪意的に強行した事件に過ぎない」と声を高めた。

そして「著作権法上、著作権の侵害が認められるには、ある著作者が従来存在する他の著作者の創作物を許可なしで利用し、実質的に類似した物を創作しなければならない。最小限の要件として、6曲の創作行為にIUが参加したという事実を前提とするべきだ」とし、「告発人は著作権法上、作曲家ではないIUが、著作権侵害紛争の当事者になれないにもかかわらず、悪意的な告発を行った。これはIUの名誉を失墜させ、精神的苦痛を与えようとした行為、それ以上でも以下でもないと判断する」と強く付け加えた。

シンウォンはまた、IUが今回の告発事件の前にも、特定の集団の露骨なサイバーブーリング(ネットでのいじめ)に苦しんでいたとし、「この特定の集団は、数年前からIUを嘲弄し、人格を否定し、苦しめるための目的で様々なイシューを生み出し、流布してきたことを確認した。彼らはあらゆる憶測を通じて“スパイ説”のようなデマの量産、人身攻撃をしており、昨年からは“つぎはぎのコンテンツ”を生産してインターネット上で公開するなど、盗作議論を煽ってきた」と説明した。

さらに「最近も、持続的な法的措置をベースに一部の悪質なネットユーザーらに対する処罰が行われているが、彼らのいじめは“公益”という名のもと、さらに巧妙になり、深刻になっている」とし、「本法務法人は現在、IUに対する悪質なデマおよび投稿を作成、配布している多くのネットユーザーを対象にした追加の刑事告訴を準備および進行している。この事件の告発に関する民事訴訟および刑事告訴も早いうちに行われる予定だ」と明かした。

これに先立って5月、IUの「赤い靴」並びに「Good Day」「BBIBBI」「Pitiful」「Boo」「Celebrity」など計6曲が、他の歌手の音楽を盗作して作られたという内容の告発状がソウル江南(カンナム)警察署に提出された。IUの所属事務所であるEDAMエンターテインメントは「すべて虚偽事実で、法的対応をとる」と反論していた。

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記者 : イ・ヘミ