HOOKエンターテインメントのクォン・ジニョン代表、拘束令状が棄却「証拠隠滅や逃亡の恐れがない」

OSEN |

写真=HOOKエンターテインメント
HOOKエンターテインメントのクォン・ジニョン代表が、身柄拘束を免れた。

29日、ソウル南部地方裁判所のユ・ファヌ令状専担部長判事は、クォン代表に対する拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を行った後「住居が一定で、犯罪の容疑と関連した証拠資料は大部分集められた」として、クォン代表に対する拘束令状を棄却した。

法曹界によると、警察庁重大犯罪捜査課は同日、クォン・ジンヨン代表に特定経済犯罪加重処罰法上の横領容疑を適用して拘束令状を申請した。クォン代表は午後1時40分頃、南部地裁へ向かった。

しかし長時間行われた被疑者尋問の結果、拘束令状は棄却された。ユ部長判事は「被害者に対する被害額を全て返還したり、供託したとみられる点など、捜査の経過と尋問に臨む態度から見て証拠隠滅や逃亡の恐れがあるとは判断し難い」と棄却の理由を明らかにした。

クォン代表は2012年から昨年10月までHOOKエンターテインメントの資金約40億ウォン(約4億円)を横領した疑いが持たれている。また彼女は向精神薬に分類されるゾルピデムを違法で代理処方してもらい、服用した疑いでも検察に引き渡された。

これについてHOOKエンターテインメントは「クォン・ジニョン代表は本当に睡眠障害で処方を受けた患者だ。問題になった部分については誠実に調査を受けた」とし「嘘をついて処方されたわけではない。本当の患者で、睡眠障害の処方を受けた。それ以上でも以下でもない」と釈明している。

また、警察はクォン代表とともに歌手イ・ソ二の横領容疑も捜査中だ。彼女の法律代理人は、横領疑惑で警察調査を受けたことに対して「捜査に積極的に協力し、誠実に調査に臨みながら関連の事実関係を詳細に説明した」とし、「警察の賢明な判断により、イ・ソニに対する誤解が解消されることを期待している。事実とは異なる推測性の内容でイ・ソニというアーティストの名誉を毀損することがないようお願いする」とコメントした。

記者 : ユ・スヨン