FANTASY BOYS ユ・ジュンウォン、付属合意書を公開も…事務所が再び反論「13の要求を受け入れたが断られた」

Newsen |

写真=Newsen DB
FANTASY BOYSの活動に不参加となったユ・ジュンウォンが、付属合意書を公開し、契約を締結しなかった理由を説明した中、Pocket Dollスタジオが再び立場を表明した。

ユ・ジュンウォンはMBCのオーディション番組「少年ファンタジー~放課後のときめきシーズン2~」(以下「少年ファンタジー」)で最終1位を獲得し、FANTASY BOYSのメンバーに選ばれたが、昨日(23日)、暫定的に活動を中断すると発表された。

「少年ファンタジー」の制作会社であるPHUNKY STUDIOと、マネジメントを委任されたPocket Dollスタジオは当初、「ユ・ジュンウォンと彼の両親と契約書について十数回にわたって話し合った。公正取引委員会が制定・勧告した標準約款に従って作成された契約書であるにもかかわらず、ユ・ジュンウォンの両親は他のメンバーたちと比べ、番組で1位を獲得したという名目のもと、収益分配料率の上方修正を求め、契約書の修正を要請した」とし、最終的にはグループに合流できないと知らせてきたと伝えた。

しかしユ・ジュンウォンは「契約書上の不合理な契約条項に修正を要求したが修正されず、僕と数名は納得できるような合理的な契約条件を要求し続けたが、会社はむしろ常識外れな条件を追加しながら合意を強要し、同意しない場合は出て行ってもいいという、とんでもない通告をされるまでに至った」と説明した。

これに対してPoket Dollスタジオは「すべてのメンバーに5:5で同一の契約書を伝達しており、ユ・ジュンウォンを除く他のメンバーたちとの契約は円滑に終えた。しかし彼だけ、収益分配料率を、ユ・ジュンウォン側に6、マネジメント側に4と要請し、是正されない場合、契約はできないと先に通告してきた」と主張して、母親とやりとりしたメッセージを公開した。

これを受けユ・ジュンウォンは、自身のInstagramを通じて付属合意書を公開。これによると、アルバムの3ヶ月間の販売枚数が50万枚を超えない場合、活動における高額な費用をメンバーが負担する内容となっている。

Pocket Dollスタジオはこれに対し、「ユ・ジュンウォンが公開した付属合意書上の固定費用は芸能活動において絶対に必要な費用だけを予め具体的に示し、今後精算と関連して不必要な誤解がないように作成されたものであり、一般的なマネジメント専属契約で全て規定しているものだ」と強調した。

また「当社は2023年8月7日午後3時30分頃、ユ・ジュンウォンの主張を受け入れ、代理人に『該当費用部分を削除し、実際に発生した費用を根拠に精算する』という提案を含め、ユ・ジュンウォンの要求事項のうち、13項目を受け入れるという意思を示したが、ユ・ジュンウォンはこれさえも断った」とし「明白な証拠があるにもかかわらず、引き続き当社が不当な条項を強要したという虚偽事実を主張している」と指摘した。

続けて「ユ・ジュンウォンは未成年者でないにもかかわらず、母親は未成年者に該当する契約条項まで修正を要請し、これを全て受け入れたにもかかわらず、このような虚偽事実を主張することを遺憾に思う」と主張した。

・FANTASY BOYS ユ・ジュンウォン、活動不参加をめぐる発表に反論「信頼が回復不可能に」(全文)

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写真=ユ・ジュンウォン Instagram

【ユ・ジュンウォン Instagramコメント全文】

こんにちは、ユ・ジュンウォンです。
円満な合意を望みましたが、とても大変な戦いになりましたね。

まず、会社側であたかも僕が収入分配率のために契約を断ったかのように主張していますが、該当内容は全体的な契約過程のごく一部で、収益分配率は5:5で進行されるよう調整され、これに対していかなる異議の提起もしませんでした。

ただ、会社から一方的に高額の固定費を甘受するように要請するなど、不利な条項で契約締結を求めた部分、および不当な条項を訂正してほしいという過程で、会社の態度などに信頼を失い、結局契約を進行しないことに決めたのです。

【付属合意書 内容】

1. “本契約”第8条1項の丙(Poket Dollスタジオ)が優先控除する費用について、契約当事者は以下のように乙(アーティスト)の芸能活動に関連し、必ず固定的に支払わなければならない項目があることを確認し、当該金額は本契約9条に基づき、固定額として毎月優先控除することで合意する。以下の固定金額は、共有価額(税込み)を基準とし、契約当事者たちの別途合意がない限り変更されない。ただし、契約期間5年を勘定すると毎年費用の引き上げ幅に対する再調整が必要であるため、再調整時に合意後、変更することができる。

1)現場マネージャー 5名:月1200万ウォン(約131万3,000円)
2)PRマネージャー 2名:月800万ウォン(約87万円)
3)コンテンツ、フォト、広報、A&R 6名:月1800万ウォン(約197万円)
4)総括企画、海外事業 2名:月800万ウォン(約87万円)
5)ファンマネージャー 2名:月600万ウォン(約65万円)
6)賃貸料(練習室、付帯施設):月300万ウォン(約32万円)
7)車両(SOLATI1台、カーニバル3台を準備予定)レンタル費用清算

2. 上記の固定費用は乙(アーティスト)を含む12人の決勝進出者からそれぞれ1/12ずつ控除することとし、個別活動時は追加費用が発生することがある。

3. ただし、各音盤リリース後、その音盤の活動期間としてみられる3ヶ月間、同一アルバムの3ヶ月間の販売枚数が50万枚を超えると、第1項の固定金額(1~6)までの金額は、達成時点から契約期間終了後まで免除することにする。

4. この合意書は、本契約第8条1項の「丙が優先控除する諸費用」のうち、一部固定的に支出しなければならない費用の金額を三者間で合意するための追加合意で、本契約の内容を変更する合意ではないことを確認し、上の第1項に明記された固定費用項目を除いた項目に対しても、甲は本契約第8条第1項により、優先控除することができる。

【Pocket Dollスタジオ 公式コメント全文】

ユ・ジュンウォンが公開した付属合意書上の固定費用は芸能活動において絶対に必要な費用だけを予め具体的に示し、後日精算と関連した不必要な誤解がないように作成されたもので、一般的なマネジメント専属契約で全て規定しているものです。

しかもこの金額はまず半分を事務所が負担し、残りの半分もFANTASY BOYSの芸能活動による全体売上からメンバー別に1/12ずつ優先的に控除されるものなので、もし芸能活動による売上が発生しなければ、全額マネジメント会社が負担するものであり、メンバーたちに負担させるものではないため、「高額の固定費を受け入れるよう要請した」というユ・ジュンウォンの主張は事実ではありません。

当社は2023年8月7日午後3時30分頃、ユ・ジュンウォンのこのような主張を受け入れ、代理人に「同費用の部分は削除し、実際に発生した費用を根拠に精算する」という提案を含め、ユ・ジュンウォンの要求のうち13項目を受け入れるという意思を示しましたが、ユ・ジュンウォンはこれさえも断りました。このように明白な証拠があるにもかかわらず、引き続き当社が不当な条項を強要したという虚偽事実を主張しているのです。

また、重要なのはユ・ジュンウォンは未成年者でないにもかかわらず、ユ・ジュンウォンくんの母親は未成年者に該当する契約条項まで修正を要請し、これを全て受け入れたにもかかわらず、このような虚偽事実を主張することを遺憾に思います。

今後も必要であれば関連する資料を全て公開する予定で、もう一度このようなことが起きたことについてFANTASY BOYSを愛してくださるファンの皆様にお詫び申し上げます。

記者 : イ・ミンジ