TAN、3rdミニアルバム「TAN MADE [I]」でカムバック“日本滞在中も楽曲制作をしていた”

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写真=THINKエンターテインメント
TANが3rdミニアルバム「TAN MADE [I]」を発売し、5ヶ月ぶりにカムバックした。「TAN MADE [I]」にはタイトル曲の「HEARTBEAT」をはじめ、「Artificial Heart」「VIOLET」「Freeze」「JEKYLL&HIDE」「Tarzan」「New Days」まで計7曲が収録された。今回のアルバムはメンバーの全員が作詞、作曲、編曲に参加し、さらに注目を集める。「Freeze」はチャンソン、ヒョニョプ、「JEKYLL&HIDE」はジュアン、ジェジュン、ソンヒョク、「TARZAN」はテフン、ジソンのユニット曲だ。

TVレポートは最近、ソウル江南(カンナム)区論峴洞(ノンヒョンドン)のあるカフェでTANのインタビューを行った。チャンソンは「TANには曲が作れるメンバーが二人もいて、今まで収録曲の作詞などにメンバーたちが少しずつ参加してきました。今回はユニット曲も発表しますし、僕たちがやりたいと思う曲を歌いたいと会社に話したこともあって、自ら曲作りに参加し、作詞もするようになりました」とし、「特にタイトル曲はジェジュンが心血を注いでやりたいと代表にアピールしました」と伝えた。

ジェジュンは「『HEARTBEAT』という歌を作って代表に聴かせたら、幸いなことに代表がタイトル曲に選んでくました。ただ、作詞においては特に代表と少し意見の違いがありました。代表は自信というキーワードをメインにしたいという考えでしたが、僕はそのキーワードをメインにするのは少し無理があるのではないかと思って、自分の意見を主張したりもしました。最近の歌を考えると、そのグループの世界観やアイデンティティ、他のグループとの差別化されるところなどをアピールする歌詞がタイトル曲の中にたくさん出てくるじゃないですか。でも、まだ認知度の低い僕たちが共感というカテゴリーなしに、自信というキーワードだけでやってもアピールできることがあまりないのではないかと思って、愛というカテゴリーと自信というカテゴリーを混ぜました。好きな異性に自信を持ってアタックするストーリーにするのはいかがですかと意見を出して、たくさん話し合いました」とビハインドを語った。

ジュアンは「実は今回のアルバムを作る過程でタイトル曲が2回ほど変わりました。最初のタイトル曲は僕が作りました。代表は僕の作品だと知らない状態でその曲を選びましたが、その曲の色が僕たちとは少し違ったんです。もう少し爽やかなコンセプトの曲でした」と伝えた。

そして彼は「メンバーたちの反応が良くなくて、少し傷つきました。ちょっと心が痛かったです」と冗談を言って笑いを誘った。続いてジュアンは「僕たちの色とは合わないという意見が出て、正直に言うと僕もそう思いましたので、2番目のタイトル曲を持ってきましたが、強力なエネルギーはあったけれど5%くらい残念な感じがしました。それでジェジュンが有名なシンサドンホレンイさんとともにトップラインとトラックを並行しながら制作しました。まだフィックスされてない時に僕がジェジュンの作業室に行って曲を聞いてみたら鳥肌が立って、その場でメンバーたちにすぐ共有しました。メンバーたちもみんな喜びましたし、代表も満足してタイトル曲が変わりました。時間的な余裕がなくて代表と仕方なくあれ(2番目)にしようと90%ほど心を決めた状態でしたが、シンサドンホレンイさんも当時勉強していたジャンルやチャレンジしてみたいジャンルがありましたし、ジェジュンが切実にお願いした結果、一週間で代表に聴かせられるデモが仕上がりました。その結果、すごく素敵な『HEARTBEAT』という歌がタイトル曲になりました」と説明した。

ソンヒョクは「時間があまりなかったので、スケジュールで日本に行っていた時だと思います、ジェジュン兄さんがホテルでトップラインを歌いながら作ったので、当時ルームメイトだったヒョニョプが苦労しました」とエピソードを伝えた。ヒョニョプは「唸りながら目を覚ましましたが、ジェジュン兄さんが僕を起こしたんです。半分寝ている状態で『兄さん、僕悪夢を見たよ」と言いました』とつけ加えた。

「TAN MADE [I]」の5番トラック「JEKYLL&HIDE」では相手に対するうんざりした感情をジキルとハイドに喩えた歌詞があるが、それを表現するためにPB R&Bジャンルを採用した点が、曲に対する関心度を引き上げた。

ジェジュンは「僕は元々PB R&Bジャンルが好きでしたが、アイドルの曲をPB R&Bで表現するにはあまりにもディープだと思いました。それでダンスを少し加えて作りました。PB R&Bというジャンルは元々少しダークでマイナーな感じのジャンルじゃないですか。3人で会った時にセクシーなコンセプトをやりたいという意見があったので、このジャンルなら重みのあるセクシーコンセプトが可能じゃないかと思いました。暗めのPB R&Bジャンルの曲作りにおいて、もっと斬新なテーマには何があるだろうかと話していたら、ソンヒョクが『フィフティ・シェイズ・フリード』というテーマを与えてくれました。ところが探してみたら既にそのテーマで曲を作った人が何人かいたので、他に何があるだろうかと考えて思いついたのがジキル&ハイドでした。意図的にハイド(Hyde)のスペルを隠す(Hide)の意味に変えました」と明かした。

また1~5番トラックはラブストーリーだが、6、7番トラックは人生の意志や覚悟を話している。アルバム全体的の統一性に関する質問にジェジュンは「個人的な考えですが、愛という要素は歌詞によって一曲の歌を表現する時に必要なソースだと思えば、大きな枠として考えると、自我、自信というキーワードは歌ごとに溶け込んでいると思います。それが統一性だと思います。そのため曲ごとに各個人が表現しているという風に考えてもらいたいです」と伝えた。

ヒョニョプは「野獣ドルというタイトルに合わせてメンバーみんなで一緒に運動をしようと約束し、続けてきましたが、タイトル曲にもよく合っていると思います。末っ子のジソンも二十歳になったのですが、一ヶ月前に運動を始めました。僕たちメンバー7人全員が運動をするようになりました」と話した。

音楽界はいわゆる“夏のカムバック大戦”で熱い。特に意識しているチームがあるかという質問にジェジュンが「全ての男性グループが……」と答えた一方で、ジソンは「僕はいないと思います」と言って笑いを誘った。ジソンは「色がはっきりしているため、僕たちと重なる色のチームはあまりいないと思っているので、僕たちは僕たちの道を進んでいけばいいのではないかと思っています」と説明した。

するとテフンは「夏と言えば清涼という感じで、キッチュな曲がたくさん出てくると思いますが、僕たちはもう少し重くて、野生の感じ、筋肉も見せてカムバックするので、全てが競争に値するチームになるけれど、逆に誰もいないと考えることもできますね」と話した。

それぞれのロールモデルを聞くと、チャンソンはBTS(防弾少年団)、SHINeeのテミン、ジュアンはSHINeeのキー、ジェジュンはMONSTA X、BIGBANGのG-DRAGON、ソンヒョクは少女時代のテヨン、ヒョニョプはBTSのジョングク、テフンはコヨーテ、EXOのカイ、ジソンはMONSTA X、Block Bのジコに言及した。

記者 : チョン・ヒョンテ