ビョン・ウソク、日本ファンの印象は?「自分自身も楽しめて、瞬間、瞬間がとても幸せ」

Kstyle |

「青春の記憶」「花が咲けば、月を想い」「20世紀のキミ」などのヒットドラマで一躍ライジングスターとなったビョン・ウソクが、3月17日(金)に東京・山野ホールにて開催されたファンミーティング「Byeon Wooseok 2023 JAPAN 1st Fanmeeting ~Special White Day~」のために来日。日本のファンたちと初対面を果たした。

Kstyleでは後日、オンラインでのインタビューを敢行し、ファンミーティングの感想や、日本に関すること、出演作の振り返りからプライベートまで、たっぷりと話を聞いた。

【プレゼント】ビョン・ウソク直筆サイン入りポラを3名様に!応募はTwitterをフォロー&リツイート

――日本での初のファンミーティングを開催しましたが、改めて感想をお聞かせください。

ビョン・ウソク:ファンミーティングをすること自体が初めてだったので、とてもドキドキしましたし、僕のことを好きで応援してくださる方々がたくさんいるということがわかって幸せでした。皆さんに約1直半という時間を楽しく過ごしていただきたいという気持ちでしたが、自分自身も楽しめて、瞬間、瞬間がとても幸せでした。

――日本のファンの印象はいかがでしたか?

ビョン・ウソク:とても親切で、僕のことを好きだという気持ちが伝わってきたので、胸が温かくなりました。仕事をしていると、どうしても疲れてしまう時がありますよね? そんな時にこれから僕は日本で行ったファンミーティングのことを思い出して力を出そうと思います。

――ドラマ「星から来たあなた」のOST「君のすべての瞬間(Every Moment Of You)」と、「I LOVE YOU」(POSITION/原曲 尾崎豊)、「雪の華」(中島美嘉)の歌を披露されましたが、選曲の理由を教えてください。

ビョン・ウソク:「星から来たあなた」は日本でもとても人気があると知っていたので、僕だけが知っている曲を歌うよりも、たくさんの人が聞いたことがある曲を歌ったほうが、お互いにとって良い時間になると思って決めました。「雪の華」は韓国でたくさんの歌手がカバーをしていて、僕も好きな曲なのですが、原曲は日本の曲だと知っていました。韓国語で歌っても聞き取れる人はいるだろうけど、それよりは日本語で歌ったほうがいいと思って練習をしました。「I LOVE YOU」は前半を韓国語で歌って、後半は日本語で歌いましたが、僕を見に来てくれた方々への感謝の気持ち伝えたくてそのように準備をしました。

――日本語で歌うのは難しいですよね。どのように練習をされましたか?

ビョン・ウソク:とにかく曲を何度も聞いて、次に歌手の方がどう発音しているかを気にかけながら聞きました。韓国でもとても有名な曲なので、ネット検索すると日本語の歌詞を韓国語の発音で表記した動画なども出てくるので、それを見ながら練習をしました。

――ファンミーティングでは、意外にお茶目だったり、いたずらっ気のある姿も見せていましたが、もともとの性格はどんな感じですか?

ビョン・ウソク:ファンの皆さんにはなるべく僕自身の姿をお見せしたいと思っていたので、完全にリラックスした日常の姿とまではいかなくても、普段の僕の姿がとても現れていたと思います。

――ご自身の性格をどう分析されますか?

ビョン・ウソク:親しい人といる時はハイテンションになって、よくしゃべるほうですが、人見知りなので、初めて会った人にはあまりそういう姿は見せないです。

――2021年4月には初の写真集「BORN TO BE BLUE」を出されて、その購入特典として抽選で選ばれた日本ファンとビデオ通話をされましたね。

ビョン・ウソク:初めてのビデオ通話なので緊張してしまって、なにをお話したのかよく思い出せないのですが、画面越しではありますが初めてファンの皆さんと1対1でお話をして、その瞬間、瞬間が特別な時間だったとことはよく覚えています。

――それから約2年経って、ファンと直接対面したわけですが、お気持ちはいかがでしたか?

ビョン・ウソク:感謝の気持ちでいっぱいです。すごく遠くからファンミーティングを見に来てくださった方もいらしたみたいで、僕と一緒にいる時間は1時間半でも、実際には僕のために丸一日使ってくださっている方もいたんです。だからその時間を最大限楽しんでいただいて、それが後でよい思い出として残ればいいなと思いました。
 

日本で過ごした時間「ファッションがみんな個性的でかっこいい」

――公式では初来日ですが、これまで日本には何度か来たことはありますか?

ビョン・ウソク:3度ほどあります。撮影のために沖縄に行って、東京も撮影で行きましたが、正確にはどこだったのかよく覚えていません(笑)。あと1回は友人と旅行で渋谷周辺に行きました。泊まっていたホテルの前にパン屋さんがあって、1日の始まりに毎日そこでパンを買って、食べながら街を歩いた記憶があります。そのパンがとてもおいしかったんですよ。でも、今回は日本でパンを食べる機会がなくて残念でした。

――沖縄はいかがでしたか?

ビョン・ウソク:ホテルの窓から海が見えて「こんなに海がきれいな場所なんだな」と思ったのですが、その後は撮影が忙しすぎて沖縄を感じている暇がなかったです(笑)。有名な水族館があると聞いて、そこに行ってみたいと思いましたが、移動に1時間くらいかかるそうで行けませんでした。

――もし日本でプライベートな時間があれば、どこに行きたいですか?

ビョン・ウソク:冬の北海道です。北海道限定の生ビール(サッポロクラシック)が飲んでみたいです。沖縄の水族館にも行きたいですね。カワウソがかわいいので見てみたいし、生き物に直接触ることもできるみたいなので。

――海の動物が好きなのですか?

ビョン・ウソク:はい。彼らが動く姿がとてもかわいいですよね。行動がかわいいです。

――日本では、どんなものを食べましたか?

ビョン・ウソク:今回はすき焼きとおまかせでお寿司を食べました。ウニがとてもおいしかったので、次に日本に行ったらウニをたくさん食べようと思います。ラーメンも好きですし、焼き肉が今回食べられなかったので、次は必ず食べたいです。とにかく食べたいものがたくさんあります(笑)。

――他に日本について関心があることは?

ビョン・ウソク:僕は服がとても好きなんですが、日本の方々はとても服の着こなしがうまいので、機会があれば1ヶ月ぐらい日本に滞在してファッションを勉強して、自分なりの着こなしに挑戦してみたいなと思いました。

――日本のファッションをどう感じていらっしゃるのですか?

ビョン・ウソク:トレンドに流されるのではなく、自分が好きなものを好きなように着ているというか「この人はこんな感じ、あの人はあんな感じ」というように、個性があるなと感じました。原宿周辺を歩いている人たちのファッションがみんな個性的でかっこよかったです。

――ご自身はどんなファッションがお好きですか?

ビョン・ウソク:元々は着るのが楽で動くのが楽な服を好んでいましたが、最近はファッションに関心を持つようになって、行かなくてはいけない場所や、特別な用事に合わせて、ドレスアップをするのが楽しくなってきました。

――日本については、どんな印象を持たれていますか?

ビョン・ウソク:すっきりと整理されていながらも、こまごまとかわいらしい感じがします。街並みとか、建物のブロック1つを見ても、とてもきれいだなと思いました。車もきれいです。
 

「20世紀のキミ」で高校生役に挑戦“自信を持ちました(笑)”

――では、ここからは出演作についてお伺いします。これまで様々な作品に出演していますが、印象深かった作品、俳優として変化があった作品は?

ビョン・ウソク:「20世紀のキミ」は、僕の初主演作といえる作品なので、やはりそれだけ熱心に一生懸命に臨みましたし、演技に対する集中力が高まった作品でした。演技をする時に役柄にとても没頭しながら、1つ1つのシーンを大切に撮影しました。演技することがおもしろいと感じたのは、この作品からです。

――日本では「青春の記録」からファンになった方が多いようですが、この作品にはどんな思いがありますか?

ビョン・ウソク:僕の始まりと言える作品です。撮影をしていると、突然、役柄に没頭する瞬間がやってくるのですが、それまではいくら努力しても、そんな瞬間は簡単には訪れなかったんです。でも「青春の記録」でお母さん(シン・エラ)と話す場面で、ヘヒョというキャラクターにとても没頭して演技をすることができました。だから僕にとっては始まりであり、とてもありがたい作品です。

――「花が咲けば、月を想い」では王世子役を演じましたが、時代劇ゆえの苦労はありましたか?

ビョン・ウソク:時代劇だから大変だったというのではなく、これまでやったことがない役柄だったので難しかったです。イ・ピョは心に痛みを抱えた人物で、感情をむき出しにする時もあれば、隠す時もあって、さまざまな感情を多角的に表現しなければいけませんでした。だから最初は難しくて悩みもしましたが、最終的には楽しくなっていい思い出として残っている作品です。

――「20世紀のキミ」では高校生役で、眩しい初恋を披露してくれました。高校生役を演じるのはいかがでしたか?

ビョン・ウソク:最初は「大丈夫かな? 自分がやってもいいのかな?」って思ったのですが、周囲の人が“高校生っぽい”と言ってくださったので、自信を持ちました(笑)。少しでも若く見えるようにダイエットをするなどの努力もしたし、自分が経験した高校時代を思い出しながら楽しく撮影することができました。また監督さんも、共演した俳優さんたちもとても配慮があって、僕と呼吸をよく合わせてくださいました。

――ご自身が高校生時代は、どんな学生でしたか?

ビョン・ウソク:男子校だったのですが、友だちと運動をするのが好きで、サッカーやバスケをよくやっていました。食堂のすぐ隣がバスケットコートだったので、昼休みに早くご飯を食べてバスケをやっていましたね。友だちと一緒に活動的なことをするのが好きでした。

――人気者だったでしょうね。

ビョン・ウソク:男子校なので、そんなことはないです。

――他の学校から女子学生が見にきたりとかは?

ビョン・ウソク:まったくなかったです(笑)。

――最新作、映画「ソウルメイト」が韓国で公開を控えていますが、これから見る日本のファンに見どころを教えてください。

ビョン・ウソク:自分の人生でソウルメイトといえるくらいに本当に親しくなった友人がいて、今でもその友人と仲良く過ごしているなら、ぜひ一緒に見ていただきたいですね。または、かつて親しかった友人との楽しかった思い出を思い浮かべながら見たら一層おもしろく見られると思います。この映画にはミソ(キム・ダミ)、ハウン(チョン・ソニ)、ジヌ(ビョン・ウソク)という3人のキャラクターが出てくるのですか、どの人物の視点から見るかによって映画の見方が変わるので、1度だけ見るのもいいですが、ある日はミソ、今日はハウン、今日はジヌ、というように見方を変えてみるのもおもしろいと思います。

――次の作品ではどんな姿が見られそうですか?

ビョン・ウソク:現在、一生懸命に撮影をしているところですが、僕にとって初の悪役になるので、これまでの雰囲気とは違った顔がお見せできると思います。ドラマ的にはコミカルな要素が多いので、楽しく見ていただけるのではないでしょうか。
 

ターニングポイントとなった作品「演技に没頭する楽しみを…」

――映画の舞台挨拶やドラマ撮影など、本当にお忙しそうですね。最近の目まぐるしい活躍について、ご家族や周囲の人からはどんなことを言われていますか?

ビョン・ウソク:これまで苦労してきた姿を見ているので「これからは、もっとうまくいくだろう」という感じのことを言ってくださいますが、考えてみたら別に特別な言葉は言われていないかもしれません(笑)。それだけあたりまえのように普段からいつも大変な時も応援してくれていたし、僕がどんなことを選択しても応援してくれた方々なので、特別な言葉はなかったのかもしれないです。

――ご両親は多くを話す方ではないのですね。

ビョン・ウソク:そうですね。最近は、あまり会えないのですが、たまに電話をすると「息子よ、今度会ったらサインをしてもらわないと」って言います。知人にサインを頼まれるみたいで。だから両親と会って最初にまずするのがサインなんです(笑)。

――自慢の息子さんなのでしょうね。モニタリングもよくしていらっしゃるのでしょうか?

ビョン・ウソク:たくさんしてくれているようです。「20世紀のキミ」もずっと見ていたみたいで、とても喜んでくれました。

――ご自身が役者として変わるきっかけになったターニングポイントとなった出来事はありますか?

ビョン・ウソク:やはり「20世紀のキミ」ですね。役柄に没頭するという楽しみを覚えた作品なので。

――作品選びの基準を教えてください。

ビョン・ウソク:まずはキャラクターに惹かれる魅かれる点があるかどうかを重要視しています。台本読んで、そのキャラクターをやってみたいなと思ったらオファーを受けることが多いです。

――今後どのような作品、役柄を演じてみたいですか?

ビョン・ウソク:その時々によって考えが変わるのですが(笑)、ロマンチックコメディもしてみたいし、ファンタジーで悪い奴や怪物と闘う役もやってみたいです。とにかく、いろんなことをやってみたいです。
 

オフの日の過ごし方は?「ほとんど家で…」

――忙しい日々が続いていると思いますが、オフの日はどのように過ごしていますか?

ビョン・ウソク:ほとんど家で過ごしています。ご飯を食べる時はおいしいものを食べたいと思うので、たまに外食して焼き肉を食べたり、トッポッキが好きなので食べに行ったりします。

――おいしい店を探して行ったりも?

ビョン・ウソク:それはしません。行くのに時間がかかる、人気店は待たなくてはならないので。そこまではしませんが、やっぱりおいしいものが食べたいので、食べ物には少しこだわるほうです。

――お部屋ではなにをしているのですか?

ビョン・ウソク:映画やドラマを見ています。最近見た映画はアル・パチーノの「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」です。ドラマは「聖なるアイドル」と「オアシス」という作品を最近見ました。

――どうしてそのドラマを見ようと思ったのですか?

ビョン・ウソク:新しいドラマが気になるほうなので、まず第1話は結構見るんですよ。そのうえでおもしろかったら続けて見るというスタイルです。

――ドラマを見ながら「この作品のこの役をやってみたい」と思うことはありますか?

ビョン・ウソク:あまりそういう視点では見ないですね。作品がおもしろいかどうかだけを見ています。

――日本の作品を見ることはありますか?

ビョン・ウソク:あまり見てはいないのですが、最近「すずめの戸締まり」を見ました。あとは「寄生獣」と「キングダム」とか。

――日本の漫画がお好きなのですか?

ビョン・ウソク:好きですね。「キングダム」は漫画を見ておもしろかったのと、山﨑賢人さんが好きなので映画も見ました。

――悪者をやっつけるヒーローをやってみたいとおっしゃっていましたが「キングダム」みたいなアクションもやってみたいですか?

ビョン・ウソク:ぜひ、やってみたいです。面白そうです。

――では、最後に読者やファンにメッセージをお願いします。

ビョン・ウソク:日本で初めてのファンミーティングをしましたが、とても意味深く楽しい時間を過ごすことができて幸せでした。これからもたくさんの作品で皆さんにご挨拶をしたいと思いますので、これから関心を寄せていただけるとうれしいです。そして次は日本でKstyleの直接インタビューを受けたいです。

――ぜひ、よろしくお願いします!! 今日はありがとうございました。



取材:安部裕子

■関連リンク
・ビョン・ウソク 日本ファンミーティング公式Twitter:https://twitter.com/byeon_wooseokjp
・ビョン・ウソクInstagram:https://www.instagram.com/byeonwooseok/

記者 : Kstyle編集部