「イルタ・スキャンダル」イ・チェミン「ミュージックバンク」のMCとしても活躍“IVE ウォニョンさんは年下だけど学ぶ点が多かった”

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写真=GOLDMEDALIST
俳優のイ・チェミンが、tvNドラマ「イルタ・スキャンダル」出演や、KBS 2TV「ミュージックバンク」でMCとして活躍していることについて語った。

ドラマの人気は予想していたかという質問にイ・チェミンは「出演が確定して台本を読んだ時、ヒーリングになったんです。台本の前半5~6部まで読みましたが、とても面白かった記憶があります。これほど成功するとは想像できませんでした。ですが本当に良い作品になるだろうと思って、すごく楽しみにしていました」と話した。

ドラマの成功のおかげで、俳優個人としての認知度が上昇していることも体感している。彼は「マスクをして歩いていますが、気づいてくださる時もあるし、気づかれない時もあります。Instagramで人気の上昇は体感しています。客観的な数値であるフォロワー数が増えていて、周りからも連絡が来たので、ドラマがヒットしているんだなとすごく感じています」と話した。

「イルタ・スキャンダル」とはキャスティングを通じて縁を結んだ。イ・チェミンは「新人俳優であるだけに、オーディションを受けて合流することになりました。オーディション会場で監督と楽しく会話も交わして、即興で演技もして、楽しい時間を過ごしました。そうして後悔なしに演技をして帰ってきました。期待はしていなかったのですが、合格したと聞いて本当に嬉しかったです。監督、作家さんの前作を本当に楽しく見たのですが、一緒に仕事ができるようになって嬉しかったです。本当に尊敬している先輩たちと共演できるということも光栄でした。プレッシャーはありましたが嬉しかったです」と当時について語った。

大先輩のチョン・ドヨン、チョン・ギョンホとの共演も価値のある時間だった。イ・チェミンは「先輩たちの演技を見ているだけでも、学ぶことが多かったです。一緒に息を合わせて学んだことも多いです。相手俳優まで集中させる集中力も見習いたいと思いました。普段の姿とは正反対の役を演じる方もいらっしゃいましたが、役に入った瞬間、ものすごい集中力でとても素晴らしい演技を見せていて感動しました。僕ももっと頑張らなければならないと思うきっかけになりました。先輩たちが応援もしてくれて、常にありがたい気持ちが大きかったです」と明かした。

イ・チェミンは昨年9月、「ミュージックバンク」のMCに抜擢され、毎週K-POPファンに多彩な音楽とステージを紹介している。

Newsenと会ったイ・チェミンは「MCになって数ヶ月たちました。初回は何回見たのか分からないほどです。すごく緊張しました。まだ足りない部分は多いですが、当時よりはそれなりに余裕ができたと思います。緊張も初回の時よりは和らぎました。たくさん学びながら成長していると思います」と話した。

さらに「瞬発力と進行の面で確実に成長したと思います。最初は台本をこなすのだけで慌ただしかったですが、その時の状況に集中しながら自然にアドリブもできるようになりました。作家さんにアドリブが上手だと褒められました。一生懸命に頑張って努力できる瞬間が、だんだん多くなっている気がします」と語った。

イ・チェミンはIVEのウォニョンとMCとして息を合わせたが、彼女が卒業した後は、新MCとして合流したLE SSERAFIMのホン・ウンチェと共に「ミュージックバンク」を率いている。

これと関連した質問にイ・チェミンは「ひとまず後輩として合流したのでウォニョンさんを見て熱心に学ぼうと思いました。たくさん教えてくれましたし、リードしてくれました。僕より年下ですが先輩です。見て学んでついて行く部分が本当に多いと感じました。ウォニョンさんのおかげで楽しく進行できましたし、MCとしてたくさん成長できたと思います」と答えた。

続いて「ウンチェさんとは(インタビュー時点で)2回生放送をやりました。ハツラツとした性格のようで、ぱっと見た瞬間、僕より進行がもっと上手そうだと思いました。僕の立場からは何の心配もありませんでした。僕が少しだけですが先にMCを始めたので、リードしなければならないのだろうかというプレッシャーが少しありましたが、上手にされている姿を見て一緒にうまくやっていけるという期待が大きくなりました。才能溢れる方だと思います」とつけ加えた。

イ・チェミンは「ミュージックバンク」のおかげで多様なジャンルのK-POPが好きになったという。彼は「もともとバラードが好きだったんです。バラードを中心に聞いていたのですが、MCをしながら多様なK-POP、アイドルの歌にもたくさん接するようになりました。素敵な曲が本当にたくさんありました。僕のプレイリストに多様なK-POPが追加されています。ジャンルを問わず、皆よく聞きます」と話した。

2000年生まれのイ・チェミンは2021年、tvN「ハイクラス」でデビューし、KBS 2TV「時速493キロの恋」、tvN「イルタ・スキャンダル」に相次いで出演し、俳優としてのキャリアを積んでいる。特に最近、大きな話題の中で放送終了した「イルタ・スキャンダル」ではイ・ソンジェ役を演じ、視聴者に強い印象を残した。

イ・チェミンは、韓国芸術総合学校に在学したが、現在は休学中だ。身長は189cmで、モデルの提案もたくさん受けているのではないかという問いにイ・チェミンは「モデルよりも俳優の提案をたくさん受けました。僕はファッションセンスがないんです。ファッションにあまり関心がないので、モデルよりは俳優の提案を多く受けたと思います」と答えた。

そして「当時、同年代の友達に比べて背も高かったので、そのような提案を受けたと思います。時々、僕の中学時代の写真を見ると、なぜ提案されたのだろうとも思います(笑)。あの時は背は高かったけれど色が黒かったんです。演劇映画科に進学してから提案の連絡をたくさんもらいました」と回想した。

小学校教師を夢見て教育大学への進学を準備していたイ・チェミンは、高校在学時、模擬試験でほとんど1等レベルの成績で、勉強ができる生徒だった。しかし俳優という新しい夢を見るようになった後、韓国芸術総合学校に進学し、着実にフィルモグラフィを築いている。

彼は「俳優の道を選択したことに対する後悔は全くありません。幸せに暮らしています。教師になっても教師として楽しさを求めながら一生懸命働いたでしょうが、俳優を実際に経験してみると、大変な点もありますが、面白い瞬間がとても多かったんです。現在の職業に本当に満足して生きています」と話した。

続けて「俳優だけでなくどんな職業に従事する方であれ、自身が携わっている領域において達成感を感じる時があると思います。満足できない演技になってしまう時もありますが、時には準備していたよりも良い演技ができる時があります。その度に達成感とやりがいを感じるんです」とつけ加えた。

そして「僕が演技をする姿が画面に果たしてどのように映るのか気になります。モニタリングをする過程も面白かったです。他の職業の場合、自分が働く顔、姿を見るのは難しそうですが、演技する瞬間だけは自分の姿が画面に映り、それを見ることができるという面白さがかなり大きいと思います。モニタリングをするのが辛い時もあります。自分が満足するために見るというよりも、俳優としてどんな部分が足りなくて、どんな部分をもっと成長させなければならないのか知りたいからモニタリングをします。僕にとっては絶対に必要な作業だと思って頑張っています」と明かした。

次回作はtvN「生まれ変わってもよろしく」だ。イ・チェミンは「撮影はすでに終わりました。『イルタ・スキャンダル』より先に撮影を始めた作品なので、撮影も数週間足らずの間隔で先に終わりました。『生まれ変わってもよろしく』も楽しんで見てほしいです」と話した。

「イルタ・スキャンダル」では穏やかな性格の優等生イ・ソンジェを演じたとすれば、「生まれ変わってもよろしく」では見た目は真っ直ぐで礼儀正しいが、秘密が多いカン・ミンギを演じる。イ・チェミンは「真っ直ぐな面は似ているかもしれません。ある状況においては、シニカルな一面もある人物です。そのような点でソンジェとはまた違う顔をお見せできるのではないかと思います」と予告した。

尊敬する俳優にはキム・スヒョンとイ・ビョンホン、キム・ウビンを挙げた。彼は「まずは同じ所属事務所にいらっしゃるキム・スヒョン先輩を本当に尊敬しており、イ・ビョンホン先輩、キム・ウビン先輩も本当に尊敬しています。学ぶ点が多い先輩たちだと思います。どんな先輩であれ学ぶ点は多いですが、特にファンとして好きな方々です」と話した。

最後にイ・チェミンは今後挑戦してみたい役とジャンルについて「ジャンル的には以前からロマンスコメディをやりたいと思っているんです。見ることも大好きです。キャラクターを作っていく過程自体もそうですし、相手俳優と息を合わせていく過程も面白そうなので挑戦してみたいです。後でもっと年を取って演技的な面で成長できれば、ノワールにも挑戦して新しい姿をお見せしたいです」と明かした。

最後にイ・チェミンは「イルタ・スキャンダル」とイ・ソンジェを愛してくれた視聴者たちに「ドラマもソンジェも予想より多くの関心と愛をもらったようで、感謝しています。僕には過分だと思います。ありがたい応援と関心に力をもらって、次の作品、キャラクターでより良い姿をたくさん見せるので、イ・チェミンという俳優を見守っていただきたいです」と伝えた。

記者 : ファン・ヘジン