日韓がタッグ!「愛の不時着」PDらと共にドラマ作品を共同制作へ…10ANTZとPLAYLISTが業務提携

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乃木坂46・日向坂46・TWICE・IZ*ONEら人気アーティストのアプリの企画・運営を手掛ける10ANTZは、韓国グローバル総合コンテンツスタジオであるPLAYLISTとの共同事業に合意し、業務提携契約を締結した。

10ANTZ社は「ひらめきとモノづくりで、世界中に新たな感動を」をビジョンに、「ファンとアーティストの“ありがとう”をつなぐ」をミッションに掲げ、2016年に国民的アイドルグループ乃木坂46を起用した公式アプリゲーム「乃木恋」を開始し、900万ダウンロードを突破。2018年には香港、台湾、マカオの3ヶ国で繁体字版の「乃木恋」を提供するほか、日本・韓国の垣根を越えて活動する9人組ガールズグループTWICEとコラボレーションした「TWICE -GO! GO! Fightin'-」を提供。2021年には新型コロナウイルス感染拡大の影響でアーティストの対面式イベントに制限がかかる中、アーティストと1対1で会話ができるオンライントークアプリ「SHAKE」を開発・提供するなど、“エンタメDX(エンターテインメント×デジタルトランスフォーメーション)”推進企業だ。

PLAYLIST社は、2017年にNAVER社子会社のNAVER WEBTOON社とSNOW社が共同出資して設立した総合コンテンツスタジオだ。「A-TEEN」(2018年)や「恋愛プレイリスト」シリーズ(2017年~2019年)、「TWENTY×TWENTY~ハタチの恋~」(2020年)といったデジタルドラマを数多く手掛け、MZ世代となる若者を中心に絶大な人気を集めた結果、韓国だけでなくアジアを中心としたグローバルでの映像視聴回数が34億6千万回を突破、公式SNS(YouTube、VLIVE、Facebook)のフォロワー数は、1,477万人以上(2021年8月までの実績・PLAYLIST調べ)を誇るアジア最大手の映像スタジオである。

2021年2月には、日本でもNetflixで「2020年、日本でも話題になったTOP10」の1位を獲得し、世界的に大ヒットした「愛の不時着」を手掛けたプロデューサーのユン・ヒョンギ氏を迎え入れ、クリエイティブ体制を強化。人気アイドルグループRed VelvetのイェリとPENTAGONのホンソクが出演するドラマ「ブルーバースデー」を制作し、世界35ヶ国での配信を実現した。日本国内ではABEMAで独占配信され、同サービスの「韓流・華流」チャンネルランキング1位を獲得。中国ではストリーミングサイト全体の韓国コンテンツの中で人気動画7位に記録されたほか、中国国内のファンページ訪問者は約358万人に達するなど、熱い関心を証明。ABEMAでは最新作となる「PENG(ペン)」も1位を獲得している。

10ANTZは創業以来、“大好きな日本のエンターテインメントを、もっと世界に届けたい”という想いがあり、今回のPLAYLIST社との業務提携を機に、アーティストゲーム事業領域を拡大し、新たな“ドラマ作品”を両社共同で生み出し、日本、韓国をはじめ中国、東南アジアを含めた“グローバルマーケット”に作品を流通する見通しだ。

この取り組みにより日本の素晴らしい才能を海外へ発信することにチャレンジすると共に、日本・韓国・アジアの才能をコラボレーションする機会を提供するなど、新しいエンターテインメントの可能性を両社で追求・実現できると確信し、本合意に至ったという。制作するドラマ作品は、10ANTZがこれまでのアプリゲームで培った経験を活かし、ゲーム、オンラインイベントなどのデジタルコンテンツを企画・制作も予定しており、人々に新たな感動・体験を提供していくとみられる。

本プロジェクトは10ANTZ社、PLAYLIST社が協業し共同企画する作品は、アーティストやクリエイターは勿論のこと、今後各種プラットフォーム・映像配信サービス、グローバル展開を行うスポンサー企業、エージェンシー企業らパートナーシップを結べる企業・個人とも協業を検討しながら本取り組みを推進していく計画だ。まずは2022年上半期に第1弾となる映像作品の撮影を行い、下半期には完成した作品を披露する予定だ。

記者 : Kstyle編集部