BTOB ウングァンが、軍服務を終えてカムバックした。

ウングァンは5月21日に先行公開シングルを発売し、本格的なソロ活動を始めた。軍除隊後にウングァンが初めて披露した曲は、彼の真心を込めた温かいバラード曲「引き出し」だ。

「引き出し」は自分を想ってくれる人々に伝えるメッセージを盛り込んだ曲だ。空白期を待ってくれたファンに、ウングァンが伝える心のこもった歌詞が印象的だ。また、新しい状況に置かれている人々を応援する歌詞であり、ウングァンの歌声が合わさって感動を与える。

MeloManceのキーボーディスト・チョン・ドンファンが作詞・作曲した曲で、彼が直接演奏する穏やかなピアノの旋律とウングァンの歌声が調和を成す。楽曲は全般的に一本のミュージカルを見ているようなドラマチックな展開で集中度を高める。

「大切にしまっていた自分の中に描いてきた日々 / 終わらない僕の夢になって限りなく咲く / 僕の名前を呼ぶ優しい君のぬくもりに / しばらく失っていた過去の僕の姿 / 再び蘇る」「僕の胸の深くから小さな星が輝いている / 君の引き出しを開いてくれれば、すべてを取り出して君の心を満たしてあげる / この瞬間に耳を傾けて」など、導入部から誰かに語りかけるように、隠喩的な歌詞が流れる。

「時計の針をしばらく止めて、流れていく時間を戻して再び会うことを約束したかつての私たち / いま君に言いたい言葉 / 待っていてくれてありがとう」という最後の歌詞は、軍服務による空白期を待ってくれたファンに対するウングァンの特別なメッセージになると思われる。

実力派ボーカルが多いことで有名なBTOBのメインボーカルとして、素晴らしい歌唱力と爆発的な声量、基本に忠実な姿を見せてきたウングァンは「引き出し」でも誠実に歌う。地声と裏声とを自然に行き来しながら歌を豊かに表現した。

ウングァンの先行公開シングル「引き出し」は、2017年にBTOBのメンバーたちとコラボしたソロシングルプロジェクト「Piece of BTOB」以来、約3年ぶりのソロ曲であり、6月に発売を控えている1stソロアルバムのスタートを切る楽曲だ。「引き出し」を通じて、今後の1stソロアルバムに対する期待も高まる。