DREAMCATCHER、1stフルアルバム「Dystopia:The Tree of Language」をリリース“悪質コメントについて表現した”

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DREAMCATCHERが世間に訴えかけるようなメッセージで新しい世界観を開拓した。

DREAMCATCHERは2月18日の午後6時、1stフルアルバム「Dystopia:The Tree of Language」を発売した。デビュー3年にして初のフルアルバムで、これまで描いてきた“悪夢”の世界観を終え、新しい世界観の始まりを告げるアルバムだ。

ジユは「デビューして3年間、7つのアルバムを出しましたが、その中で最も満足のいくアルバムを発売することができて嬉しいです。ファンに良い音楽をたくさんお聞かせする事ができて嬉しいです」と満足度を表した。

今回のアルバムには、タイトル曲「Scream」を含めて、これに先立って発売したファンソングとシヨンのソロ曲まで、全14曲が収録された。その中で、1月にデジタルシングルとして発売されたシヨンのソロ曲「Paradise」は、米iTunesのK-POPソングチャートで、防弾少年団の「Black Swan」に続き2位を獲得した楽曲である。

シヨンは「ソロ曲は想像もしていませんでした。作曲家の言葉を借りたら、『V1』という番組に出演して、思いがけない好成績を上げたことの延長線だったと思います。そこで私の可能性を見てくださったようです。成績も予想外でした。これはすべてファンのおかげです。初のソロ曲が世の中に出たということが意味があったと思います」と心境を明かした。

DREAMCATCHERの新しい世界観「Dystopia」の辞典的意味は、「反理想郷」である。タイトルのようにDREAMCATCHERは、トゲのある言葉のせいで闇に染まった世界をDREAMCATCHERだけの物語で表現した。

今回のアルバムのタイトル曲「Scream」は、中世時代はもちろん現代にも横行している魔女狩りをモチーフに、重々しいメッセージを投げかけている。ジユは「今回のアルバムには、社会的なメッセージがあります。現代社会では悪質な書き込みで傷つくことも多いです。それを木に例えて表現しました。悪いことを言われたら黒い実がなり、良いことを言われたら白い実がなる木が登場します」と、アルバムについて説明した。

続いてジユは「DREAMCATCHERは、いつも新しい歌詞やイメージをお見せしようとしています。今回は何にしようかと思いましたが、悪質な書き込みや言葉について表現してみることにしました。私たちの仕事柄、悪質な書き込みに傷つくことがあります。共感もして、皆で考えてみてほしいという心を込めました」とし、テーマを決めた背景を説明した。

芸能人とは切っても切れない関係にあるのが悪質な書き込みだ。メンバーたちも悪質な書き込みによる心の傷を負った経験があるため、タイトル曲「Scream」を心を込めて歌うことができた。

ダミは「悪質な書き込みを見たときは傷つくけれど、良いものだけみようとしているし、周りの人々から慰めを得ようと思っています」と、自身だけの克服方法を説明した。ガヒョンも「無関心のほうが悲しいと思います。良い方向で考えようと思っています」と、成熟した考えを見せた。

DREAMCATCHERのメンバーたちは、慰めとなったコメントがあったかという質問に対し、自分たちの音楽で勇気を得たというファンのコメントを挙げた。スアは「悪質なものより、良い書き込みが多くて、その量から慰めを得ます。もっと多い意見はこれなんだと受け止めています」と話した。

ユヒョンは「ファンの方々の中で長文で手紙を書いてくださる方々がいます。うつ病だったけれど、私たちのおかげでエネルギーを得たという書き込みを見ると、私も大変だけれど、こんな方々のために頑張ろうと思います」と説明した。

アルバムの中に登場する謎の木、高齢者、少女、仮面などを通じて、DREAMCATCHERのメンバーたちは伝えたい鋭いメッセージを表した。DREAMCATCHERはこのアルバムを皮切りに、もっとさまざまな話を取り扱いたいという。ジユは「反理想郷というテーマであり、これから取り扱う話が多いと思います。悪質な書き込みのため傷つく方々が多いので、それをもっと掘り下げたいという願いもあります」との考えを明らかにした。

ユヒョンは「ディストピアがあれば、ユートピアもあります。どれがディストピアで、どれがユートピアなのか、その境界を表現してみたいです」と話した。

1stフルアルバムの発売を控えて負担が大きかったというDREAMCATCHERは、今回のアルバムを振り返った時、強烈なコンセプトとメッセージを両立させたアルバムとして評価されされたいと語った。

特に、ジユは「今回のアルバムが、DREAMCATCHERを応援してくださったすべての方々に恩返しできるアルバムになってほしいです。DREAMCATCHERとして活動しながら得たものが多いです。良い成績を上げて、一緒に苦労したスタッフやファンたちに恩返ししたいです」と伝えた。

DREAMCATCHERは、このアルバムに対していつも以上に自信を表している。タイトル曲「Scream」も、歌、パフォーマンス、衣装まで三拍子揃っていると自信を表した。

スアは「アルバムが出る前に、ハイライトメドレーやダンスプレビューだけ公開されているのに、他の時よりファンたちの期待が高かったです。歌とパフォーマンスを一緒に見たら何度も見てしまう中毒性があります」と明かした。

ジユは、「すべての国のファンの方々に喜んでいただきたいです。世界各国にいるファンに認められるアルバムになってほしいです。メンバーたちだけでなく、事務所のスタッフたちも早く予告映像を公開したいと以前から期待していました。DREAMCATCHERがこのアルバムを通じて大きく成長しそうだという自信に満ち溢れています」と期待を表した。

記者 : イ・ハナ