「国家が破産する日」ユ・アイン、金融マンに変身したスチールカット公開“典型的でない表現方法を探そうと努力した”

OSEN |

写真=CJエンターテインメント
「国家が破産する日」でユ・アインが金融マンとなってイメージチェンジを図る。

ユ・アインは11月に韓国で公開予定の「国家が破産する日」(監督:チェ・グクヒ)で、国家破綻の危機にすべてを賭ける金融マンに変身する。

「国家が破産する日」は、国家破綻まで残りの一週間、危機を阻止しようとする人と危機に賭ける人、そして会社と家族を守ろうとする平凡な人まで、1997年の通貨危機の中、異なる選択をした人々の話を描いた作品だ。

「ワンドゥギ」「ベテラン」「王の運命―歴史を変えた八日間―」、そして最近カンヌ映画祭に出品された「バーニング」まで、さまざまな作品で幅広い演技を見せてきたユ・アインは、国家破綻の危機を人生の機会に変えるために辞表を出す金融マン、ユン・ジョンハク役を務めた。

ユン・ジョンハクは国家破綻の危機を直感し、これを自身の人生を変える一世一代の機会にし、危険な賭けを始める人物だ。会社に辞表を出し、投資家を集めて賭けに出るユン・ジョンハクは、経済危機が表面化するほど、かえって成功を続けるが、自身の予想からは全く外れない現実に複雑な気持ちを感じ、通貨危機時代の裏を映し出す。

ユ・アインは危機に投資する大胆さと欲望に忠実な本能を持っているが、経済危機の現場を目にし、複雑な心境を覚えるユン・ジョンハクを迫真の演技で立体的に描き、映画に対する没入感を高める予定だ。ユン・ジョンハクを演じるために、典型的ではない表現方法を探すために努力した。シナリオを持ってすごく悩んだ」というユ・アインは、キャラクターに対する研究や努力で、映画の1997年の中に完璧に入り込んだという。

制作者のイ・ユジン氏はユ・アインに対し「ユ・アインという俳優が持つエネルギーが、ジョンハクのキャラクターにぴったりだった」とし、チェ・グクヒ監督は「キャラクターの立体感を生かすために全力を尽くしてコミュニケーションする俳優であり、全ての過程が楽しかった」と語った。ユ・アインは寸鉄殺人なセリフ、現実性の高いキャラクターで吸引力のある演技を披露し、存在感を見せるものと期待を高めている。

「国家が破産する日」は11月28日に韓国で公開される予定だ。

記者 : チャン・ジンリ