“5人体制でカムバック”Seven O'clock「再びデビューするという覚悟で準備…目指すはBTS(防弾少年団)」
10asia |
Seven O'clockは昨年3月に「1日を始める午前7時と、1日を終える午後7時に、皆に歌で幸せを与えたい」という夢と共に、1stミニアルバム「Butterfly Effect」を発売してデビューを果たした。
それから1年7ヶ月が過ぎた現在、Seven O'clockには多くの変化があった。メンバーのVaanが脱退して5人体制でチームが再整備され、リーダーのA-Dayとヨンフンはそれぞれ“ハンギョム”と“イソル”に活動名を変えた。またハンギョムは、JTBC「MIX NINE」に出演して最終デビュー組に選ばれたものの、デビューが白紙となってしまった。
最近発売した2ndミニアルバム「#7」には、そんな彼らの痛みが溶け込まれており、どのような事を経験しても夢に向かって走っていく青春の姿を描いているという。再びデビューするという気持ちでカムバックしたという5人のメンバーたちは、活気に満ちた姿を見せている。
ハンギョム:Seven O'clockのカムバックに向けた練習に打ち込んでいました。自作曲もたくさん書きました。デビューの白紙化はある意味で、音楽的に成長できるきっかけになったと思います。メンバー達が宿舎でサプライズパーティーもしてくれました。マネージャーと一緒に一度宿舎の外に出て帰ってきたら、メンバー達が「大丈夫、ソン・ハンギョム」と書かれたプラカードと風船を持って僕を迎えてくれました。本当に感動しました。
――Seven O'clockは1年以上の空白期を持ちましたが、他のメンバーたちはどのように過ごしていましたか?
イソル:「MIX NINE」の放送終了後には、SBS月火ドラマ「愛の温度」のOSTに参加したり、YouTubeでコンテンツを披露するなどして才能をアピールしてきました。
ヒョン:一番重要なのはファンとの交流だと思ったのでQ&Aや心理テストなど、様々なYouTubeコンテンツを作ってみました。
ジョンギュ:音楽的にさらに発展するためにも努力しました。元々はボーカルを務めていたのですが、今回はラップメイキングにも挑戦し、サブラッパーとしての姿も初めてお見せできるようになりました。
テヨン:音楽においてもっと広い視野を持ちたかったので、作曲の練習をしてきました。
――ハンギョムさんが作詞に参加した曲が今回のアルバムに収録されましたね。
ハンギョム:普段も、時間さえあれば作詞や作曲をする方です。いつかソロでミックステープを出してみたいです。
――中国アイドル「TFBOYS」と作業したプロデューサーも今回のアルバムに参加していますが、中国への進出にも興味があるのですか?
ヒョン:中国でも活発な活動をしていきたいです。最近、中国ファンとも沢山交流がしたくて、Seven O'clockのWeibo(中国版Twitter)公式アカウントも開設しました。
――5人組のSeven O'clockは、6人組のSeven O'clockとはどう違いますか?
ハンギョム:メンバーたちと「お互いに率直になろう」と話しました。だから僕達の絆はとても強いと思います。グループから脱退したVaanも、今のメンバーたちも、今いる場所でそれぞれが一生懸命に頑張って、いつか一緒に活動できる日が来たらいいなと思います。
――活動名をヨンフンからイソルに、A-dayからハンギョムに変えた理由は何ですか。
イソル:人の耳に最も良く聞こえる音というのが「ソル」だと聞きました。また、これを英語で言うと「魂」という意味の「Soul」になります。イソルという名前に「魂をこめた声」という意味を込めて活動していきたいと思いました。
ハンギョム:A-dayは、僕が直接つけた名前だったのでとても愛着がありました。しかし新しい気持ちで活動し、夢を叶えていきたいと思ったので変えました。「A-day」は未だに僕の心の中で生きています(笑)。だから僕が曲の中でラップを始める時には、僕だけのシグニチャーサウンドとして「A-day」という言葉を入れる予定です。
――今回のカムバックに対する決意は格別なものだと思います。やってみたい活動や叶えたい目標は何ですか?
イソル:再びデビューすると言っても良いくらいに、覚悟も準備もたくさんしました。Seven O'clockを韓国国内のファンだけでなく、海外の人々にもたくさん知らせたいです。
ハンギョム:チームとしては音楽チャートで1位をとってみたいし、個人としては演技に挑戦してみたいです。演技をすると他人の人生を生きながら新たな感情が感じられるので、その経験を自作曲にも生かしたいです。また「MIX NINE」のようなサバイバル番組が、僕にはよく合っているみたいなんです(笑)。だから、もし「BREAKERS」や「WHYNOT ザ・ダンサー」のシーズン2ができたら、是非出演してみたいです。「WHYNOT ザ・ダンサー」に出演していたHighlight イ・ギグァン先輩のファンでもあります。
――ハンギョムさんは作詞、作曲からダンスまで多彩な才能を持っていますね。
ハンギョム:振付を作るのにとても興味があって、機会さえ与えられれば上手くやれる自信があります。僕はデビューアルバムの時にも、2曲の振り付けを作った経験があるんです(笑)。
――メンバーそれぞれのキャラクターもはっきりしていますね。チームでどんな魅力を担当しているのか少し具体的に紹介してください。
ハンギョム:僕はセクシー&天然な魅力です。ステージの上ではセクシーだけど、外では天然だとよく言われています(笑)。
ジョンギュ:僕はエネルギーです。Seven O'clockのエナジャイザーを担当しています。
イソル:普段から愛嬌があるので、可愛さを担当しています。
ヒョン:僕は空騒ぎを担当しています(笑)。
テヨン:僕は末っ子でありながらグループ内で一番肩幅が広いので“肩ヤクザ(肩幅が広いという意味)”と“直角肩”を担当しています (笑)。
――今回のカムバックで実現できなくても、いつか実現したい夢は何ですか?
ジョンギュ:Seven O'clockの単独コンサートを開催してみたいです。そして、僕達の様々な魅力をお見せしたいです。ステージの上ではかっこいいのに、外では皆とても愉快なんです。
イソル:僕はワールドツアーが開催できるくらいにまで成長したいです。
テヨン:“防弾少年団”と言ったら、それぞれのメンバーの顔も自然と思い浮かべるように、僕達Seven O'clockもメンバー1人1人を確実に知ってもらいたいです。
ハンギョム:ファンと心を交わすことができるようなファンソングをプレゼントしたいです。ROSE(Seven O'clockのファン)が僕たちのカムバックまでの間、本当にたくさん待ってくれました。ファンに感謝する気持ちと“バラ(ROSE)を守り抜く”という意味を込めて、僕が作ったファンソングがあります。最近行われたショーケースでは惜しくも公開できませんでしたが、いつか披露したいです。
記者 : キム・スギョン、翻訳 : 浅野わかな、写真 : イ・スンヒョン