「ウォンテッド」キム・アジュンが犯した罪とは?

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
「ウォンテッド」放送画面キャプチャー
序盤から視聴者の好奇心を刺激していたキム・アジュンの罪が明らかになった。諸説があったが、キム・アジュンの罪は“無関心”だった。彼女の無関心が意図せず多くの殺人を生み、最終的に息子まで拉致される状況を作ったのだ。「ウォンテッド」は、現代社会の最も恐ろしい罪である“無関心”について暴露した。

SBS水木ドラマ「ウォンテッド」は、息子を拉致された女優が「ウォンテッド」という番組を通じて、拉致の状況を放送しながら始まるドラマだ。ヘイン(キム・アジュン) は息子のヒョヌが拉致された直後に、犯人から「ウォンテッド」という放送を作るようにというミッションを与えられる。

ヘインは毎回ミッションをもらい、それを実行すると息子が生きているという映像をもらう。その間に人々は死んでいき、ヘイン、放送チーム、刑事のスンイン(チ・ヒョヌ) は死んだ人々が7年前の事件と関連があることを知る。捜査の末に犯人は、ドラマ局長ジュング(イ・ムンシク) であることが明らかになる。ジュングは8年前にSGケミカルで作られた加湿器殺菌剤により妻と子供の命を失った。

当時、ジュングは殺菌剤に毒性があることを突き止めようとするが、SG側の人々によって証拠と証人を取り除かれる。最終的に番組を通じて、SGケミカルの蛮行を暴露しようとしたのだ。

17日の放送では、ヘインと息子が再会するシーンが描かれた。ジュングはヒョヌを保護している義母にヘインと連絡するように話し、義母はヘインにヒョヌを返した。ヘインはヒョヌと家に帰り、元夫のテヨンとの過去を振り返っていた途中、自身の過ちに気づく。

息子を拉致された後、ヘインはいつも8年前の事件と自身が何の関係があるのか悩んでいた。特に、死んだ人々が8年前に罪を犯した人々だったため、自身にも罪があると考えていたのだ。

テヨンは殺菌剤の被害者たちの訪問を受け、殺菌剤の毒性を調べようとしたが、ヘインがこれを引き止めたため調査を諦めた。当時、妊娠中だったヘインはフランスに行って暮らしたいと思い、家までやってきた被害者たちに顔を背けた。夫にも「知らない人か? 私と子供か?」と選択を迫った。

この日「ウォンテッド」は、現代社会の病弊である無関心について罪を問い、視聴者たちをぞっとさせた。毎回考える材料を提供する「ウォンテッド」だ。正義が勝つ痛快な結末を期待したい。

記者 : イ・ジヨン