“真似した?似ているだけ?”ポスターから予告映像まで、後を絶たない広報物の盗作議論

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写真=KBS 2TV「スパイ」、「レオン」、MBC「芸能大賞」ポスターおよび映像キャプチャー
KBS 2TVの新金曜ドラマ「スパイ」がポスターの盗作議論に巻き込まれた。

9日に初めて放送された「スパイ」は公式ポスターが公開された直後、オンラインコミュニティやSNSなどを中心に映画「レオン」のポスターと類似しているという意見が提起された。

実際に二つのポスターはモノトーンでタイトルだけに色を使ったことと、壁を背中にして銃を持っている人物のポーズなどが似ている。これに対して「スパイ」の制作陣側は「『スパイ』のポスターを制作した時に、『レオン』のポスターの試案を参照した。その後、『レオン』のポスターの制作会社と順調に合意に至った」としながらも、「問題になる可能性があるなら、ポスターは使わない」との立場を伝えた。

ドラマ広報物の盗作議論は今回が初めてではない。昨年6月にはSBS水木ドラマ「大丈夫、愛だ」が放送される前から予告映像の盗作議論に巻き込まれ、人々を残念がらせた。

「大丈夫、愛だ」の予告映像は海外の映像作家であるセリア・ロールソン・ホール(Ms. Celia Rowlson-Hall)が制作した「Olive Juice」と全体的なコンセプトが似ていた。これに対して「大丈夫、愛だ」の制作陣は「数多くのイメージと映像を研究し、アイデアを出す過程で本作のイメージとメッセージに最も似合う映像を見つけ、それを借用する誤った選択をしてしまった」と認めた。

最近では「2014 MBC放送芸能大賞」の大賞候補ポスターが、2009年の米グラミーアワーズのポスターと似ているとの主張が提起された。タイポグラフィ形式で大賞候補の顔を形状化したポスターが、イギリスの有名グラフィックデザイナーネビル・ブロディ(Neville Brody)の作品である2009年グラミーアワーズのポスターと全体的なコンセプトおよびトーン&マナーが類似していたのだ。

これに対してMBC側は「タイポグラフィというジャンル的な特性上、似ている部分はあるが、盗作ではない」と公式立場を明かした。

記者 : キム・スジョン