BIGBANGのSOL「EYES, NOSE, LIPS」泣かない悲しい男の別れ

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写真=「EYES, NOSE, LIPS」MVスクリーンショット
一番幸せな瞬間だった。彼女の目と鼻と口と一番近かった。別れた後、その記憶は男を一人で立ち止まらせた……もう彼女の目と鼻と口と一緒になれない。記憶だけが鮮やかに残っている。

3日0時、SOLの2ndフルアルバム「RISE」が公開された。4年ぶりにリリースしたSOLのニューアルバムは華やかさを排除し、心を込めることに焦点を合わせた。タイトル曲「EYES, NOSE, LIPS」でSOLはシンプルなピアノ伴奏に合わせ、歌声を際立たせた。スローテンポのR&Bジャンルを選び、叙情的な雰囲気をかもし出した。

BIGBANGとしてデビューしたSOLはグループでもソロでもいつもダンスパフォーマンスに集中してきた。しかし今回の曲を通じてSOLはまた違う長所に焦点を合わせた。見せるステージだけでなく、聴かせる歌も可能だということを証明したのだ。歌詞では別れた恋人を懐かしむ気持ちを表現した。

「ごめんねごめんねと言わないで。僕がみじめになるだろう。赤くて可愛い唇で早く僕を殺して行って。僕は大丈夫」という歌詞で始まる「EYES, NOSE, LIPS」は、恋人と別れた男の最後の誓いだった。男は恋人を見送るしかない現実を認めながらも忘れられないと切ない気持ちを表した。

写真の中の女性の晴れやかな笑顔を恨むどころか、自身の欲が執着だったと後悔した。むしろ大変だったはずの彼女に申し訳ないという気持ちを伝えた。一番幸せだった瞬間を別れた後に一番苦しく振り返りながら、女性を思い出として送っていた。

「君の目、鼻、口、僕に触る君の手や小さい爪まで、まだ君を感じることができるけど、君を感じることができるけど、消えた火花のように燃えてしまった僕たちの愛が痛いけど、これからは君を思い出と呼ぶ」

「EYES, NOSE, LIPS」のミュージックビデオはSOLに集中するように構成された。YG ENTERTAINMENTのヤン・ヒョンソク代表プロデューサーが自らアイディアを出したというこの映像は、SOLのボーカルと小さなしぐさ一つ一つを逃さなかった。最後に登場した“目、鼻、口”が美しい女性(ミン・ヒョリン)の写真は、今後登場する別のミュージックビデオの延長線上に置かれていることを暗示した。

記者 : キム・イェナ