神話、デビュー16年目のアイドルのプライド、そして約束(総合)

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メンバー全員が30代半ばになった。一番若いメンバーは個人的なことで活動を一時休止した。あいにく、2001年に次ぐ2度目のことだ。それにもかかわらず、神話(SHINHWA)は止まらなかった。“韓国最長寿のアイドルグループ”というタイトルを守りぬいた。神話の16年の歴史が再び塗り替えられた。

23日、ソウルオリンピック公園内の体操競技場で神話の単独コンサート「2014 SHINHWA 16TH ANNIVERSARY CONCERT-HERE」が開催された。今年でデビュー16周年を迎える神話は22日に続き、第2回の公演に約2万7千人の観客を動員した。

メインステージを中心に1階のスタンド客席の間に広がったブリッジロードを活用し、大型公演会場のメリットを活かした。メンバーたちは曲の雰囲気によって花道を自由自在に移動しながらファンサービスを提供した。神話は3時間にわたり計31曲のレパートリーを準備し、それぞれ異なるコンセプトの8つのパートを披露した。

神話、30代男性ならではの魅力をアピール

神話はレッド&ブラックの統一感溢れる制服姿でオープニングに登場し、「Scarface」「Venus」「Brand New」のダイナミックなステージを披露した。メンバーの全員が30代半ばという年齢が信じられないほどパワフルなパフォーマンスでファンを熱狂させた。メンバーたちは「Shooting Star」「Red Carpet」「Hey Come On」で強烈なロックスピリットをアピールした。

ブルー&ホワイトのセミスーツに着替えた神話は「Midnight Girl」「Hurts」「笑って…」で切ない雰囲気を漂わせた。メンバーたちの近況を順番に紹介した彼らは「応答せよ1998」というタイトルの下、昔に発表した曲を披露しながらファンと交流した。韓国最長寿のアイドルグループである神話であるだけに、セクシーな魅力はもちろん少年の初々しい感性も共有した。

続いて今回のコンサートで初披露する「Move with Me」を皮切りに、ストライプパターンがポイントとなるブラック&ホワイトルックでスタイリッシュかつ成熟した雰囲気をアピールした。ヒット曲「Perfect Man」「This Love」を連続で披露した神話は節制された振り付けとともに洗練された男らしさを見せ付けた。同じくコンサートで初公開した「Mannequin」のステージではダンサーと一緒に華やかなパフォーマンスを披露した。


神話、デビュー16年目アイドルのプライド、そして約束

デビュー16年目を迎えるグループ神話は自然なトークを繰り広げた。お互いに向けた“DISS(侮辱、蔑みを意味するdisrespectの略語で、他の人を見下したり、攻撃するヒップホップ文化の一つ)”もためらわずに、親密度を高められる言葉遣いで笑いを誘った。コーナー転換のために準備した映像「地獄からON神話中隊」には思い切ってコミカルな要素を加えた。メンバーたちは韓国戦争をステージにそれぞれ異なるキャラクターを演じた。

昨年不祥事を起こし、自粛の時間を設けるために活動を暫定的に休止したメンバーアンディのことも素直に言及した。アンディは事前に予告した通り、ステージには立たなかった。メンバーのチョンジンが神話を代表して「この場にいないメンバーのためにもっと熱心に公演する」とアンディに言及した。映像でも「アンディがいなくて残念だ」と彼の不在を惜しんだ。しかしすぐに「語学研修を終えて戻ってくると言った」と冗談めいたセリフでアンディのカムバックを予告した。5人体制で公演を進行した神話はエリック、ドンワン、ミヌ、ヘソン、チョンジンがアンディの空席を埋めるために奔走した。

神話は「僕たちに満足できない部分もあったはずだ。しかし誰か一人の考えではなく、6人と数多くのスタッフの意見によって動く。誰か一人、一つの会社を憎まないでほしい。長い間見守ってほしい。信じてくれたら、皆さんが望む姿で報いる。信じてほしい」とお願いした。この日、公演中には6人全員での姿を見ることができなかったものの、神話は今年ニューアルバムでカムバックすると約束しながらアンコールステージを始めた。

記者 : キム・イェナ、写真 : キム・ジェチャン