Tastyはこれまで中国出身の双子のグループとして知られていた。しかし、兄のテリョンと弟のソリョンをどのように見分ければいいのか、性格はどう違うのかについて知らない人のほうがはるかに多い。一度見ただけでは見分けられないほどそっくりな二人だが、知れば知るほど似ているところは一つもない二人でもある。

24時間一緒に過ごす最も親しい友達

ずっと昔から歌手デビューを夢見ていた。幼い頃から兄弟揃ってデビューを夢見て、それを実現することができた。実は僕たち、兄弟というよりは親友に近い。兄や弟という呼称よりは、名前で呼ぶほうが慣れている。大きな喧嘩をすることはないが、些細な一言で拗ねたりもする。それでも、嬉しいことや悲しいことを共に分かち合えることが良いことだ。

中国で二人で練習をしていたところ、JYPエンターテインメント(以下JYP)主催のオーディションで抜擢された。その後アメリカに渡り、練習生として3年を耐えた。一日12時間練習し、10時間寝る生活を繰り返した。デビューしてからはスケジュールのために寝る時間も足りなくなったが大丈夫。練習生時代にたくさん寝ておいたから(笑)

二人の意見がよく異なったのは、デビューを準備していた頃だった。テリョンは絶対にソリョンと二人だけでデビューしたかった。一方、ソリョンは一人でも他のチームに入りたかった(笑) テリョンは完璧な呼吸を見せるためにソリョンとのデュエットにこだわったが、ソリョンは新しい環境にも馴染むことができると考えた。

最初の所属事務所であるJYPで、パク・ジニョンプロデューサーからたくさんのことを学んだ。今歌を歌い、ダンスを踊るのは全部あの頃学んだものだ。そして現在の事務所の代表は、デビューという大きなチャンスを与えてくれた。そしてTastyがこのように活動できるようにすべてをサポートしてくれている。

ダブルデートは一度だけ、重ならない理想のタイプ

兄にはテリョン、弟にはソリョンという名前を両親が付けてくれた。辰年(1988年生まれ)生まれで、名前にリョン(龍)が入れられた。韓国ではこの名前を不思議に思われるが、中国ではよくある名前の一つだ。テリョンとソリョンを外見で見分ける方法は、意外に簡単だ。テリョンの顔よりソリョンの顔のほうがシャープだ。テリョンは鋭い歯が見える。身長はソリョンが若干高い。顔のほくろの位置で見分ける人もいる(笑)

僕たちは女性の理想のタイプが大きく違う、テリョンは全体的な感じや雰囲気を見る。ソリョンは相手の理解の深さを重要視する。もちろんお互いの女性に軽くは会いたくない。それぞれのガールフレンドと一緒に一度だけ会ったことがある。お互いガールフレンドの前で大きく変わったり、別の姿になったりはしなかった(笑)

どちらかというと今まではTastyのビジュアル的な部分を好きなファンが多かったようだ。実は恥ずかしがり屋なので、ファンに上手く表現できていない。幸いファンも落ち着いた性格の方が多く、お互いに黙々と信じ応援してくれている。まだファンに見せたいものがたくさんある。ファッション、演技、バラエティ全部に興味を持っている。僕たちにチャンスが与えられたら、何でもやり遂げられる。

2014年“歌手で1位”に挑戦

僕たちの事務所(Woollimエンターテインメント)とEXOの事務所(SM C＆C)の関係が近くなり(合併を意味する)、とても注目された。しかし、僕たちはEXOと以前から親しかった。中国人のメンバーとは頻繁に連絡をとる。(インタビュー中にもEXOのタオから電話がかかってきた。電話でタオはソリョンとたくさんの会話を交わした)

EXOのメンバーたちと「出発！ドリームチーム」の3on3のバスケットボール試合にも出場し、SMファミリーとはSMTOWNの中国ツアーで共演した。僕たちに家族のように優しくしてくださってありがたかった。温かい思い出だ。昨年はハロウィーンパーティーにも招待された。うちの事務所にはまだいないガールズグループもいるし、新しい経験だった(笑)

今年は「アイドル陸上大会」にまた出演するだろう。多分事務所がスケジュールを入れると思う(笑) フットサルやバスケットボールは本当に自信がある。一部ではアイドルがたくさん集まる「アイドル陸上大会」で恋愛も始まるのではないかという視線もあるみたいだが、絶対にそのようなことはない。あれだけ多くのファンが見守っているのに、ガールズグループを口説こうとするなんて。ハハハ。

デビューしてからまだ1位を獲得していない。練習生時代はすぐにデビューして、デビューさえすれば1位になれると思っていた(笑) 普段から仲の良いmiss Aのジア、フェイ、EXOのタオ、SUPER JUNIOR-Mのチョウミ、Wonder Girlsのヘリムはみんな1位になったことがある。テリョンとソリョンだけ、まだ1位になっていない(笑) けれど、Tastyは焦ったりはしない。いつかは1位になると信じている。二人ともとても前向きな性格だ。僕たちはすでに厳しい競争率を乗り越えて歌手としてデビューした。2014年は1位を獲得し、両親には親孝行を、ファンには恩返しをしたいと思う。ハハハ。