「ミス・コリア」の自信、キム・スヒョン&チョン・ジヒョンとの対決で笑えるのか(総合)

OSEN |

「勢いに乗れると思う」(イ・ソンギュン)

MBCの新しい水木ドラマ「ミス・コリア」が、キム・スヒョンとチョン・ジヒョンが出演するSBSの水木ドラマ「星から来たあなた」と同じ日、同じ時間に放送スタートする。放送スタートだけでなく、制作発表会まで同じ日、同じ時間に行われた両ドラマの競争は、事実上「星から来たあなた」の莫大なパワーを「ミス・コリア」がどれだけけん制できるかが観戦のポイントだ。

「星から来たあなた」はチョン・ジヒョンが14年ぶりにドラマに復帰する作品ということと、ドラマ「太陽を抱く月」と映画「シークレット・ミッション」を連続でヒットさせ、20代の男性俳優で断トツの存在感をアピールし、脚光を浴びているキム・スヒョンの再会ということで、莫大な期待を集めている。2人は既に映画「10人の泥棒たち」での可愛いロマンスで1000万人の観客を引き寄せた。

それだけ「ミス・コリア」は余りにも手ごわい相手に出会った。「星から来たあなた」に比べ注目度も劣っている状態だ。しかし、侮っても良いドラマではない。制作発表会で会った俳優たちと、クォン・ソクチャン監督は自信に溢れていた。

イ・ソンギュンは「相手のドラマが気にならないと言ったら嘘だろう。手ごわい俳優たちが出演するため、心配にもなる」と率直に話してから「我々のドラマは、我々ならではの長所がある」としながら「十分競争力があると思う。俳優同士で相性が良いため、勢いに乗れると思う」と自信を見せた。

また、イ・ソンギュンは「相手のドラマが『王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち』の高い視聴率を受け継ぐため、我々に不利な面はある」としながらも「それでも視聴率を気にせず、我々なりの良いドラマを作れば良い反応を得られるとの自信で一生懸命に撮影する」と覚悟を決めた。イ・ヨニも「ソンギュン兄さんの言葉に共感する。ミスコリアになるための過程とロマンスなど、厳しい時代を生きている青年たちに共感を得るドラマになると思う。見ると癒されるドラマになるだろう」と自信を見せた。

同ドラマは1997年IMFによる経済危機で、経営が困難になった化粧品会社を立て直すために、町の人気者オ・ジヨンをミスコリアにする、生計型密着ラブコメだ。「ロマンスタウン」「パスタ~恋が出来るまで~」(以下「パスタ」)を執筆したソ・スクヒャン作家と「ゴールデンタイム」「パスタ」を演出したクォン・ソクチャンプロデューサーが手を組むことだけでも関心を集めた。ここに、イ・ソンギュン、イ・ヨニ、イ・ミスク、イ・ソンミン、ソン・ソンミ、イ・ギウが出演する。

制作発表会で事前に公開されたハイライト映像には、1997年の混乱の時期を生きて行く青春の苦悩が面白く盛り込まれた。イ・ソンミンとイ・ミスクのコメディの相性は爆笑を誘い、イ・ヨニの破格的なイメージチェンジは興味深かった。イ・ソンギュンの素敵だがどこか妙に遊び人風の魅力は、女性視聴者を魅了すると思われる。

演出を務めたクォン・ソクチャンプロデューサーは、前作の「ゴールデンタイム」を通じて、感性を刺激する演出で、低迷する視聴率を10%を超えるレベルに引き上げる底力を見せてくれた監督だ。そのため序盤「星から来たあなた」の恐ろしい破壊力に「ミス・コリア」が強力なライバルになると期待されている。

クォン・ソクチャンプロデューサーは「『ミス・コリア』はソ・スクヒャン作家と『パスタ』を手がけた時に、素材として話した内容だ」とし「今回、ソ作家と一緒にその時に出た話をすることになった。IMFの時に緊迫した状況に落ちた人たちの恋がテーマになる」とドラマに対する期待感を高めた。クォンプロデューサーは「極限に走る外部的要素だったIMF時代をテーマにし、心に響くもののある作品になると思う」と付け加えた。韓国で18日の午後10時から放送開始となる。

記者 : ピョ・ジェミン 写真 : チョン・ソンイ