幽霊になってまで恋人を守りたかった一人の男がいた。死んだ恋人が忘れられない女性のために喜んで命をかけた男もいた。二人の純愛は果たしてどのような結末を迎えるのか。

10日、tvN月火ドラマ「君を守る恋～Who Are You～」第14話ではヤン・シオン(ソ・イヒョン)を愛する二人の男チャ・ゴヌ(2PM テギョン)とイ・ヒョンジュン(キム・ジェウク)の切ない純愛が描かれた。

「君を守る恋～Who Are You～」は昏睡状態から目を覚ました後、魂が見えるようになったヤン・シオンと、自分で実際に見たものや触れたものしか信じないチャ・ゴヌを中心に展開されるドラマだ。ここに、死亡したシオンの恋人ヒョンジュンが幽霊として登場し、不思議な三角関係を形成する。

この日の放送ではヒョンジュンが脳死状態で生存しているという事実が明かされた。ゴヌは危機に陥ったシオンを助けようとして危機に陥った。

ヒョンジュンは6年前、密輸事件の現場で刑事チェ・ムンシク(キム・チャンワン)の銃誤射で死亡したとされていた。彼は6年ぶりに植物人間状態から目を覚ましたシオンの前に幽霊として登場した。ヒョンジュンはシオンの周りを彷徨い、彼女を守るために努力した。しかし、大きなどんでん返しがあった。ヒョンジュンは“死んだ魂”ではなかったのだ。ゴヌと検事パク・ウンジュン(キム・スンス)はヒョンジュンの警察病院での総合検診記録と死亡診断書を比べる中で誤りを発見した。それぞれ記録されたヒョンジュンの体重になんと10kgの差があったのだ。事件現場で発見された遺体はヒョンジュンではなかったということだった。事故に遭ったヒョンジュンをチェ・ムンシクがこっそり入れ替え、ヒョンジュンは脳死状態で一命を取りとめていた。

ヒョンジュンは徐々に力を失っていった。“生きている魂”の状態で世の中を彷徨っていたためだ。ヒョンジュンと唯一疎通できる巫女チャン・ヒビン(キム・イェウォン)は魂までも消える可能性があるとし、この世を去ることを勧めた。しかし、ヒョンジュンは自分が消えることよりもシオンを残してこの世を去らなければならない事実のほうを心配した。シオンの家の前でシオンと幸せだった過去を思い出し、心を痛めた。シオンが自身を守ってくれるゴヌに心を開きつつあるということを知っていたためだ。

ゴヌはヒョンジュンを懐かしがるシオンのせいで心を痛めた。特にシオンはヒョンジュンが6年前にプロポーズしようとして渡そうとした指輪を触りながら涙を流すと、寂しい気持ちを隠せなかった。ゴヌは「いつまで死んだ人(ヒョンジュン)だけを見ているんですか？僕は見えないんですか？チーム長の前にいる僕は見えないんですか？」と伝え、「いつまで知らないふりをするんですか。僕はチーム長のことが好きです。もう僕のことを見てください」と告白した。

ゴヌはヒョンジュンに嫉妬しながらも生きている彼を見つけ出すために努力した。シオンが受ける衝撃を考慮し、パク検事には「内緒にしてほしい」とお願いした。ゴヌは密かにヒョンジュンを見つけ出すために動き出した。このすべての事件の秘密を握る鍵は警察庁長官に内定が決まっているムン・フンジュ(パク・ヨンジ)が握っている。ゴヌとシオンはムン局長から指示を受けたパク・イルドゥを追跡した。この過程でパク・イルドゥはシオンにナイフを振るった。ゴヌはシオンの代わりにナイフに刺され、倒れた。

「君を守る恋～Who Are You～」の妙な三角関係は終わりに向かっている。シオンはヒョンジュンを見送らなければならないということに気付いた。倒れたゴヌを掴んで嗚咽しながらヒョンジュンに「ゴヌを助けて。ゴヌが死んだらどうしよう」と本心を見せた。しかし、ゴヌは生きているヒョンジュンを見つけ出し、シオンにこの事実を知らせた。3人の純粋な恋は果たしてハッピーエンドを迎えることができるのだろうか。