M.pire「練習期間だけで3年…これからは休まずに走り続けます」

OSEN |

少しユニークなタイプのアイドルだ。他の新人と比べて余裕があり、ウィットに富んでいる。「ステージの上では完璧だ」という自画自賛からはキュートな印象すら受ける。

ミュージック(Music)とヴァンパイア(Vampire)の合成語であるM.pireが今月1日にデビューした。デビューシングルのタイトル曲「Can't Be Friend With You」は、ヒップホップをベースにしたダンスナンバーである。ドラムとベースの強いビートを特徴にし、歌詞は自身をおもちゃのように思う彼女に送る警告のメッセージである。

「デビューしてから2週間しか経ってないのでまだ実感が沸きません。アルバムが初めて出たとき、みんなで集まって聞きましたが、妙な気分でした。練習生の期間が長く、もう自分で小遣いを稼いでいる年頃なのに親に頼らなければならない状況でした。申し訳ない気持ちもありましたが、今回のことで少し恩返しできたような気がしました」(テヒ)

M.pireというグループ名には音楽を食べて生きるアイドルという意味が盛り込まれ、ハル、テヒ、ユスン、レッド、ジェリ、T.O(ティオ)の6人のイケメンで構成されたアイドルグループだ。3年間のトレーニングを経てデビューした実力派でもある。彼らの初のテレビ出演はMnet「M COUNTDOWN」であり、夢見てきた瞬間であっただけにメンバーたちはその時の感激を覚えていた。

「カメラリハーサルのときにミスがあったので不安でしたが、リハーサルに比べて本番では上手くいきました。目立つミスもなくて良かったです。その後もステージに上がると、メンバーたちはいつも以上に実力を発揮するようです。それでも少しずつ残念な部分はありますが、目立ったミスはありませんでした。怪我もなかったですし」(ハル)

デビューした後も午前10時から始まるM.pireの一日は夜遅くまで続いた。一日12時間をずっと練習に費やす日々に疲れるときもあるが、メンバーたちは不確かな未来への悩みの方がもっと辛かったと打ち明けた。

「スランプの時期がありました。周りに遅れをとるのではないかと不安でした。どうしてもこういった仕事は、未来が不確実であるだけに親からすごく反対されました。大変そうに見えるので嫌だったのでしょう。だから幼いときも僕が稼いだお金で学院に通いました。自分が初めてやりたいと思ったことだっただけに切実でした。もともと運動をしていましたが、ある日歌手たちが出てくるステージを見て『これをやりたい』と確信しました」(ジェリ)

デビューして1ヶ月も経っていないM.pireは、音楽番組の控え室で憧れていた先輩歌手たちを見る度に信じられないと言いながら喜んだ。

「BEAST先輩を尊敬していますが、本当に良かったです。控え室で挨拶をしたことも不思議だったし、同じステージに立つことも最高でした(笑) BEAST先輩たちは、常に謙虚でありながらも実力のある姿を見せてくれるので、そういうところを見習いたいです」(T.O)

M.pireは2013年、休むことなく活動を続ける予定だ。後続のタイトル曲も完成した。デビュー曲「Can't Be Friend With You」の活動と共に新曲のダンスを練習している。M.pireは「音楽界でトップになるまでにどれくらいかかると思うか」という質問に対し、不意を打たれたかのようにぼーっとした表情を見せた後、直ちに「間もなくだ」と言い、にやりと笑って見せた。

「これから引き続き新曲を発表し、休まずに活動する予定です。1位になることより、1位になったときに恥ずかしくないようベストを尽くして努力します。一生懸命にやるつもりです。音楽番組にまで足を運び、応援してくれるファンたちに本当に感謝します。失望させずに常に頑張る姿をお見せしますので、見守っていてください。血を飲んで年をとらないヴァンパイアのように、ファンから愛されることで長生きするM.pireになります(笑)」(テヒ)

記者 : イム・ヨンジン