韓中合作映画「最後の晩餐」美しい映像の秘訣は黄砂?

TVREPORT |

写真=CJ E&M
オ・ギファン監督の韓国型感性ラブストーリー「最後の晩餐」が中国での撮影のエピソードを公開し、注目を浴びた。

映画「TSUNAMI-ツナミ-」「クイック」「ザ・タワー 超高層ビル大火災」で演出の美学を披露したキム・ヨンホ撮影監督と「哀しき獣」で青龍映画賞の照明賞を授賞したファン・スノク照明監督が「最後の晩餐」の制作裏話を公開した。

キム・ヨンホ撮影監督は「『最後の晩餐』は過去の回想シーンから始まり、リシンとチャオチャオが出会って別れる10年間の時間を描いている。人は強烈なものがあって何かを覚えるのではないか。過去の回想シーンは色彩やコントラストなどを省略して表現し、現在ではもっとディテールを見ることができるように撮影した」と伝えた。

キム監督は「リシンとチャオチャオが初恋の初々しい感情を分かち合う時間、別れた時の時間など時間によってそれぞれ異なる色感を与え、感情の変化を表現しようとした」と独自のノウハウについて言及した。

ファン・スノク照明監督は「北京でクレーンや装備が使えない状況が生じ、小さなリフトを使って照明の作業を行った。当時使った照明があまりにも小さく、光の量を確保することに難航した。おりしもちょうど黄砂のスモッグが発生し、予想していなかったが全体的にソフトで綺麗なシーンを撮ることができた」とエピソードを伝えた。

CJ E&Mが企画し、「ラスト・プレゼント」「ナンパの定石」のオ・ギファン監督が演出を担当した「最後の晩餐」は、4月に中国で公開され、350億ウォン(約29.3億円)以上の収益を記録した。バイ・バイホー、エディ・ポンが共演し、韓国では20日に公開される。

記者 : キム・スジョン