「モンスター」ムン・ヨンソク“気難しいかって?本当は可愛い年下の男子”

OSEN |

187cmのイケメン俳優が登場した。Mnet「モンスター~私だけのラブスター~」で役者デビューしたムン・ヨンソクがその主人公だ。初々しい彼の姿は、まるで人気ドラマ「花より男子~Boys Over Flowers」のク・ジュンピョ(イ・ミンホが演じた役名)を連想させた。

ムン・ヨンソクは、今年21歳の青春真っ盛りだ。彼は「モンスター~私だけのラブスター~」で、完璧な男だが内面に気難しいところを持つ、ギャップのあるキャラクターマ・ジュニ役を熱演している。ムン・ヨンソクは現在所属しているMYエンターテインメントに移籍する前は、3年間JYPエンターテインメント(以下JYP)の練習生として過ごした。グループmiss A スジとは練習生の同期だ。

歌手を目指して練習生生活をしていた彼にとって、「モンスター~私だけのラブスター~」という音楽ドラマはまさに打ってつけのデビュー作だった。ただ、マ・ジュニのキャラクターが音楽よりも気難しいキャラクターに焦点が当てられているため、ムン・ヨンソクのタレント性を全て披露するには物足りない感じがある。ムン・ヨンソクもやはりこれについて「僕の中にある多くのものをお見せしたい」と大きな抱負を示した。

最近OSENを訪れたムン・ヨンソクは、長身のおかげで遠くからでもすぐ見つけることができた。大きな笑顔で挨拶をするムン・ヨンソクに、「モンスター~私だけのラブスター~」での気難しいマ・ジュニの姿はなかった。いたずらっ子のような笑顔がキャラクターとは正反対で視線を引いた。ムン・ヨンソクはまず、デビュー作に取り組んでいる感想から話した。

「JYPで音楽をしていたので、初めての作品で音楽と演技を一緒にできて本当に嬉しいです。母も言っていました。良い作品に巡り会えたようだと。僕の才能を多くお見せできる作品だと思います。キャスティングしてくださった監督に本当に感謝しています。撮影の時は少し怖いですけど。ハハハ」

JYPの練習生だったムン・ヨンソクは、以前スジと一緒にCMに出演し顔を知らせていた。しかし、準備していたプロジェクトが上手くいかず現在の事務所に移籍し、本格的に役者としての道を歩み始めた。きちんと演技を勉強するために、彼は現在建国(コングク)大学の映画科に在学している。

「JYPには、公開採用オーディションに受かって入りました。トレーニングも受け続けましたし、歌うのも好きだったんですが、準備していたプロジェクトが上手くいかなかったんです。状況が悪くなり、JYPから役者の話を持ちかけてくれて、現在の事務所に移りました。JYPで学んだことが大いに役立っています」

初めてのデビュー作に臨むムン・ヨンソクは、最近幸せな日々を送っている。時間がある度に学校の授業に出席しながら忙しく過ごしているが、やりたいことをやっているので楽しいという。まだムン・ヨンソクが「モンスター~私だけのラブスター~」で占める割合は大きくないが、ストーリーが展開していくにつれBEAST ヨン・ジュンヒョンとの対立構図を形成し、ムン・ヨンソクの出番が増える見込みだ。気難しいキャラクターを演じなければならないムン・ヨンソクが、実際に他の俳優たちと親しくしているかが気になった。

「現場の雰囲気は非常に和やかです。俳優同士の仲が良いので、撮影が終わってから皆でよく飲みに行ったりもします。グループSNSのチャットルームもあって、悩みも打ち明けたりします。僕が男性俳優の中で一番若いからか、兄さんや姉さんたちに頼る方です。劇中では気難しいキャラクターですが、カメラが回っていないときはすぐ本来の性格に戻っておしゃべりしたりします」

ムン・ヨンソクは、自身の実際の性格は明るく前向きだと言った。よく笑う方なのに、劇中でのキャラクターはそうでないので難しい部分もあるという。デビュー作であるだけに、カメラの前で演じることが簡単ではない。しかし彼には、大きな夢と抱負があった。

「上手くやろうと頑張っています。分量がもう少し増えて欲しいです(笑) 最初オーディションの時、ダンスと歌、演技を全部審査されましたが、まだドラマでは歌やダンスの実力をお見せする機会がないですね。でもバイオリンとピアノを演奏するシーンがあるんですが、それは自分が実際に演奏したものです。これまでトレーニングしてきた実力をお見せできるので嬉しいです。バイオリンは『モンスター』のために習い始めましたが、皆さんから好評を頂いていて感謝しています」

笑顔が可愛いムン・ヨンソクに、ラブコメを薦めてみた。彼もやはり、自身の性格によく合っているだろうと答えた。

「ラブコメにキャスティングされたら本当に嬉しいですね。ピアノを弾く姿も格好良く演じられるのに。年下の彼氏の役柄もやってみたいです。ファンの方たちに、僕は笑う時“お馬鹿さんみたい”と言われました。なので、いたずらっ子のような役にも挑戦してみたいです」

ムン・ヨンソクの目標は、カン・ドンウォンだった。自分の魅力を上手く表現できる俳優というのがその理由だった。ムン・ヨンソクも、自分の魅力を上手く皆さんに披露していきたいと話した。楽器、ダンス、歌などの才能を土台にして、恐ろしく成長するムン・ヨンソクの姿が期待された。

「僕の魅力は、前向きなところです。ラブコメ映画に出てくる年下の彼氏のような姿の方が多いです。マ・ジュニのキャラクターも魅力的ですが、僕のすべてをお見せするには少し物足りないです。これからも僕の才能を発揮して、国民的な俳優になりたいです」

記者 : ファン・ミヒョン、写真 : チ・ヒョンジュン