Vol.2 ― 「フェニックス」イ・ホンギ“音楽は自分自身、演技は人生の通路”

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FTISLANDのイ・ホンギは、歌と演技、両方の分野で活発に活動している韓国を代表する“演技ドル(演技するアイドル)”だ。最近の活動がまさにそうだ。彼は自身の初めて出演する映画「フェニックス~約束の歌~」(監督:ナム・テクス、以下「フェニックス」)の公開を控えており、またコンサートとアルバムの準備で忙しい日々を過ごしている。

このように多方面で活躍することができたのは、彼の持っている魅力のお陰だろう。歌や演技、全ての分野で才能が認められたからだ。

彼は「音楽は自分自身だ。演技は、他の人の人生を生きることができる通路だ。デビューした時は、演技と音楽の割合が7対3だった。僕はバンドのボーカルだったので、どうしても僕が目立つ場合が多く、他のメンバーたちに演技をするチャンスが先に来た。その当時は、元々演技をやっていたので、『なんで僕にはやらせないのか?』とも考えていた。そうする間、音楽に対する意欲がわき上がってきたのだ」と明かした。

また「頭から演技を忘れていた時もあった。映画の撮影が始まる6ヶ月くらい前までそうだった。その時は逆に、演技と音楽が3対7だった。僕の人生における究極的な目標は、5対5だ。できるだけそれに合わせて行こうとしている。最近は同じくらいだと思う。演技に対する欲もあって、自分の音楽に対する欲も大きくなった」と付け加えた。

演技や歌だけではない。巧みな話術と持ち前のセンスで様々なバラエティ番組で活躍をしている。最近はケーブルチャンネルMBC every1「私たち結婚しました 世界版」でバラエティセンスを発揮しており、2歳年上の藤井美菜(24)と仮想夫婦として活躍している。

イ・ホンギは「藤井美菜さんはあまりにも良い人だ。彼女に意地悪なことはできない。泣くかもしれない。性格はとっても良いけど、僕は意地悪な方だから。僕は正直に話すタイプだ。たとえば、『あなたはどうだった?』と聞かれたとき、あまり良くない場合は『僕はあんまりいいと思わない』と言う。僕のそういう点に傷つくみたいだ。でも、優しくしてあげようと頑張っている」と語った。

しかし、「『私たち結婚しました 世界版』を撮ってみて、むしろ結婚は遅くした方がいいと考えた。昔は28歳に結婚すると言っていたけど、28歳に結婚するのは早いんじゃないかと。少し遅くなってもいいと思う。やらなきゃならないことが山ほどある」と、結婚経験者らしい(?)コメントをした。

イ・ホンギと共演したもう一人の女性がいる。それはペク・ジ二だ。二人は彼のスクリーンデビュー作である「フェニックス」を通じて、二人でいがみ合うシーンや甘いシーンまで、様々な演技を披露した。

彼は「ジ二さんとの演技は楽だった。演じるとき、気まずくならないよう、仲良くなろうと頑張った。親しくなってから撮影するときも、どう演技すればいいかとたくさん話し合った。ジニさんは演技が上手だから。同い年の人がいて楽しかった」と語った。

イ・ホンギは、俳優としての新たな跳躍を試みている。全く違うキャラクターを通じて、俳優イ・ホンギの様々な姿を披露したいのたろう。

彼は「僕と正反対の役柄を演じてみたい。たまに思っているけれど、僕の中には数人の人がいるみたいだ。他人が思う僕のイメージとは違う役を演じてみたい。いじめっ子や勉強が得意な校内1位のような役を。僕は眼鏡もよく似合う」と語り、笑いを誘った。

「フェニックス」は怪しい患者たちと問題児のアイドルが繰り広げる、人生最後の夢に向かった挑戦を描いた作品である。イ・ホンギの他にもマ・ドンソク、ペク・ジニ、イム・ウォニ、イム・イヨン、チョン・ミンソなどが出演した。韓国で5月30日、日本では6月7日から公開される。

記者 : キム・ミリ、写真 : ユ・ジニョン