中尾彬、映画「建築学概論」トークショーに出席“胸にキューンとくる懐かしさだった”

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俳優の中尾彬が13日、シネマート六本木にて開催された映画「建築学概論」のトークショーにスペシャルゲストとして出席した。

恋の達人としてMCより紹介を受けると、「俺は違う。恋の達人は、ロンブーの淳だよ」とまず会場を沸かせた。そして、「私たちの世代の初恋は、まったくこの映画の世界のようだった。この映画を見て、日活の吉永小百合、東宝の酒井和歌子とかの作品を思い出した。いかに、当時は澄んだ心をもっていたか…。主人公が、はっきりと好きと言えないところがいい。かみさんと見たんだけど、胸にキューンとくる懐かしさだった」と映画の感想を語った。

また、「初恋は、50年前ぐらいかな。六本木で遊んでたとき。峰岸徹、内田裕也とかみんな売れてない頃でつるんでた。加賀まりこ、大原麗子もいた。ギラギラしてたから、野獣会といった」とし、「彼女と都電の線路の上を信濃町までトボトボ歩いたりした。恋に落ちたら、彼女しか見えなかった」と自身の初恋のエピソードも明かした。

さらに、男女の恋愛観についても分析し、「男は惚れたら弱いね、女はリアリスト。彼女とは5年続いた。昔は携帯電話とかない時代だから、電話すると親父が出て緊張した。手紙にしたら、彼女にはこんな紙がいいかな?万年筆もこんな太さが彼女の好みかな、とかいろいろ考えていた。男は繊細なんだよ」と語った。

そして「この映画を見て、志乃と初恋の話なんかもしたよ。自分の初恋の話はしたけど、反対に妻・志乃の初恋の話は聞いてないよ。聞きたくないよ、男ってそんなもんだよ。初恋の頃は純粋で澄んでたけど、今だって澄んでる部分はある。そんな部分がないと役者はやってられない。確かに年とって澱みたいなものが溜まってくるけど、俺は今だって澄んでるよ」と言って笑い、「志乃は、初恋の彼女から数えて10人目。中身が濃いから人数は少ない。志乃は、芸人の娘で、俺がだめになっても慌てない。いてくれないと困る」と話した。

【映画ストーリー】
「建築学概論」は、大学の初恋の相手だった女性が15年後に突然現れ、建築士の自分に家を建ててほしいと頼むことから始まる物語。過去と現在を行き来しながら、現在の家を建てる過程と初恋の思い出を回想する構成となっており、現在の主人公ソヨンとスンミンをハン・ガインとオム・テウンが、20歳のころのふたりをK-POPグループ“miss A”のスジと俳優イ・ジェフンが演じる。恋愛映画にも関わらず特に男性たちが“泣ける”と熱狂。爆発的クチコミと驚異的なリピート率で410万人を動員し、韓国のこれまでの「私の頭の中の消しゴム」(256万人)、「私たちの幸せな時間」(313万人)という恋愛映画の興行成績を6年ぶりに塗り替えた。

■関連サイト
映画「建築学概論」公式サイト

記者 : Kstyle編集部