SS501 パク・ジョンミン、アイドルからソロへ、そしてプロデューサーへ…“理由ある進化”

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写真=Yamaha A&R

22ヶ月ぶりにシングル「Beautiful」でカムバック

振り返ってみると、彼は毎回違う姿を見せてきた。SS501としてデビューしてからソロになり、日本では彼の別人格であるROMEOとなった。台湾では、ドラマの主人公となった。そのため、14日にリリースしたシングル「Beautiful」は、再び“歌手のパク・ジョンミン”に戻る第一歩だと見ることができる。

「Beautiful」のMVだけを見て実際のステージを察することは難しい。指で空を指しながらディスコを踊ったり、白いスーツを着てサイバーチックな雰囲気を演出したりする。パク・ジョンミンは「その時代の一番カッコいい男を表現しようとした。様々なコンセプトのおかげで楽しくMVを撮影することができた」と伝えた。

スタートは、アイドルグループだった。確かな存在感はあったが、彼の特技が歌だったのか、ダンスだったのかを考えれば、首を傾げるしかない。それもそのはず、それぞれの歌に重点を置く部分が違ったためだ。そんな彼が今回のアルバムで、アコースティックな雰囲気の楽曲を収録し、セルフプロデュースまで手がけた。単なる“シンガー”としてではなく“主体”となったわけだ。

「まだ勉強中の学生だ。初めてのことで『こんなふうに言ってもいいのかな』と思うほど申し訳ない気持ちもあった。後からは、責任感が強くなった。『僕のアルバムだからやらなきゃ』と思ったし、足りないところや残念なところもあったけど、周りがたくさんサポートしてくれて満足のいくアルバムができた」


“歌手”として定着したい…アルバムを聴いて26歳のパク・ジョンミンを分かってもらいたい

彼は、些細なこと一つ一つを話すことが一番難しかったと打ち明けた。作曲家の気持ちを配慮しなければならないと思い、自身の意見を述べること自体が簡単ではなかったという。だが、お互いの意見を尊重し、配慮した末、このアルバムをリリースすることになったという。

今回のアルバムには、タイトル曲「Beautiful」以外にも宝石のような楽曲が収録された。それは、Viva SoulのZuwanとのコラボ曲である「あのね」である。冬の夜、一人で聞く曲として最適だ。パク・ジョンミンは「素朴ながらも寂しい情緒を感じさせたいと思った。歌手パク・ジョンミンとしての声を聞かせたかったので、楽器を最小限にし、アコースティックな印象を与えようとした」

「空白期間、日本で公演していたが、いつもバンドと一緒だった。初めて聴く韓国の方々には慣れない感じなのかも知れないけれど、僕には逆に平凡で自然な感じだ。むしろバンドのない楽曲の方が馴染みの薄い感じで、前回のアルバムからボサノバやフォークサウンドを入れたかったけれど、今回はもっと感性に訴える楽曲を入れることになった」

パク・ジョンミンは「Beautiful」と「あのね」が収録されたミニアルバムに対し「曲は少ないけれど、充実している」と自信を示した。年末のパーティーで聴いても、鼻先が冷たく感じられる冬の日に聴いても良い曲が収められているためだという。

「22ヶ月ぶりに復帰しただけに、様々な分野で着実に活動しようと思っている。2005年にデビューし、ずっと活動してきたけれど、歌手として確実なパク・ジョンミンのイメージがないと思う。これまで外側の部分だけに偏っていたという感じなのだろうか。これからは歌手として定着しなければならないと思う。今回のアルバムを通じて26歳のパク・ジョンミンをたくさん知っていただきたいと思う」

記者 : イ・オンヒョク