JYJ ユチョン、ソ・イングク…“デビュー作から好評”アイドル歌手出身の4人の俳優

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俳優活動をするアイドル歌手“演技ドル”が次々と登場する中、デビュー作から演技力を認められる“実力派”の活躍が目立つ。

その代表格として挙げられるのがJYJのユチョン、ソ・イングク、miss Aのスジ、Apinkのチョン・ウンジだ。業界関係者は4人について、「歌手出身とは思えない繊細な表現力を見せている」と口をそろえる。

時代劇でデビューしたユチョン

ユチョンは2010年、ドラマデビュー作「トキメキ☆成均館スキャンダル」で注目を集めた。米国で学生時代を過ごし、東方神起を経てJYJとして活動しているユチョンは、アイドル出身としては珍しく、時代劇で頭角を現した。主人公のイ・ソンジュン役を見事に演じ切り、“ミスキャスト”という非難を一蹴した。

2011年に「ミス・リプリー」で現代劇に挑戦したユチョンは今年、「屋根部屋のプリンス」で再び時代劇に出演した。SBSの金英燮(キム・ヨンソプ)ドラマ局長はユチョンについて、「毎回成長する姿を見せている。役者として繊細で豊富な感情の表現力が強み」と評価した。

自然な演技のソ・イングク

ソ・イングクは今年役者デビューし、2つの作品に連続で出演した。慶尚北道(キョンサンプクト)地域・蔚山(ウルサン)出身のソ・イングクは「ラブレイン」に続き、7月にスタートした「応答せよ1997」でも方言を話す役を演じ、肩ひじ張らない演技を披露した。

ソ・イングクは躊躇なく役に入ることが長所とされる。KBSメディアのドラマ本部長を務めるチョン・ヘリョン氏は「新人らしくない自然な演技を評価したい。立派な役者になれると思う」と話した。

2009年にオーディション番組で優勝し、歌手デビューしたソ・イングクは歌手としてはスランプ気味だったが、役者として目覚しい活躍を見せている。今月22日から放送される「せがれたち」で主演を務める予定だ。

青臭い魅力のスジ

スジは2011年、「ドリームハイ」で役者デビューを果たした。欲を出さず、新人の魅力を見せて人気を集めた。今年初めに公開された映画「建築学概論」では1990年代の大学新入生役を演じ、初恋のアイコンとなった。

miss Aでデビューしてから3年となるスジは、10代の魅力をアピールしている。「建築学概論」のイ・ヨンジュ監督はこうした魅力にひかれ、スジのキャスティングに力を入れたと明かした。イ監督の予想は的中した。

チョン・ウンジ「演技の天才」

チョン・ウンジは「応答せよ1997」でソ・イングクと共演し、人気女優として急浮上した。共演者や制作陣はチョン・ウンジに対し、「演技の天才」と絶賛している。感性豊かな演技は視聴者からも好評を得ている。

ドラマプロデューサーのシン・ウォンホ氏は演技経験のない新人を主人公に起用するのは難しかったものの、オーディションを行えば行うほど、チョン・ウンジが適役との確信を持ったと語った。

歌手デビューしたばかりのチョン・ウンジは役者としても好スタートを切る幸運をつかんだ。

記者 : 聯合ニュース