CNBLUE ― 逸脱を夢見る

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CNBLUE、逸脱を夢見る!

CNBLUEのメンバー4人が汝矣島(ヨイド)のセッカン生態公園に姿を現した。前日も夜通し撮影をしてから到着したが、全く疲れていない様子だ。むしろ遠足に来た子供みたいに一日中、お茶目な行動を取ったり、お喋りをしたりするなど、微笑ましい雰囲気だった。照り付く日差しのように眩しかった、CNBLUEの汝矣島グラビア撮影のストーリー。


―今日はとても暑かったけど、撮影を終えた感想はどうですか。放送局が集まっている汝矣島から逸脱した感じ?

ジョン・ヨンファ:はい。暑かったけど、楽しい撮影でした。実は、CNBLUEは真面目すぎるチームで、目立ちたがるメンバーも、逸脱するメンバーもいません。反抗心もなく、スケジュールが終わるとまっすぐ家に戻るし。また、家に戻ったらイ・ジョンシンの部屋に集まって、寝転んでおしゃべりすることでストレスを発散します。たまに、ストレスになった人の悪口も言いますね。今日は4人で一緒に外に出て、汝矣島で軽い気分転換ができたようで嬉しいですね。

イ・ジョンシン:そうそう。最近こんなに暑いとは、今日始めて知りました。実はCNBLUEは気分転換が似合うチームではありません。4人で映画を見たり、おしゃべりしたりしているうちに、ストレスは無くなります。あえて気分転換なんかする必要がありません。みんなストレスを吸収せず、発散する能力があるので、大丈夫です。

―それはすごいことですね。活動しながらストレスが溜まりませんでしたか。満足していますか?

ジョン・ヨンファ:はい、実はそんなに期待していなかったんですが、結果も良かったし、沢山愛されたようですっきりしました。

カン・ミンヒョク:ステージで遊ぶという感じで、楽しみながらアルバム活動をしました。

―ある番組で、ジョン・ヨンファさんが「代表から牛肉をご馳走してもらった後、今回のアルバムの音楽スタイルを譲ってあげた」と話したことがあります。活動を終えた今、代表の言う通りにして良かったと思いますか。それとも「押し切るべきだったのに…」と後悔していますか。

ジョン・ヨンファ:(かなり悩んだ後)僕の意見をもう少し押し切ってみたらという残念な気持ちはありますね。結果が満足できないということではなくて、あまりにも時間に追われて準備したので、残念な部分があります。「もう少し余裕を持って準備したら、もっと良かったはずなのに」と思ったりします。でも、今回のアルバムの成績は期待以上でした。欲張らずに面白くやったけど、受賞もしてやりがいを感じたし、嬉しかったです。また、トリプルクラウンとか、そういった数値は気にしていないつもりです。

―活動を終えて、休みはありましたか。

イ・ジョンヒョン:いいえ、まったく。活動後にも引き続き、仕事がありました。個別活動をしたり、レッスンを受けたり、新たなアルバム作業をしたりしました。

―1週間の休みがとれたら?

ジョン・ヨンファ:海外旅行に行きたいですね。もし行くことになれば、必ずイ・ジョンシンと一緒に行くつもりです。イ・ジョンシンがポケットの中に入れるのなら、ポケットに入れて持ち歩きたい。イ・ジョンシンさえオッケーなら、費用は僕が負担して、どこにでも一緒に連れて行きたいと思います。それだけ気の置けない人で、良く面倒も見てくれるし、配慮してくれるし……好きな後輩なので。

イ・ジョンシン:(ため息をつきながら)甲と乙の関係です。変な想像はしないでくださいね。

―メンバー同士が仲良しですね。男性4人が24時間一緒にいたら、たまにはケンカもすると思いますが?

カン・ミンヒョク:一緒に暮らしてから5年経ちましたが、不思議なことに一度もケンカしたことがありません。4人があまりにも親しくて、お互いが何が好きで何が嫌いかをよく知っているので、事前に避けて配慮します。だから、ケンカすることもなく、ケンカする原因自体を作りません。世間では「雨降って地固まる」「男は戦ってから、もっと仲良くなる」と言いますが、僕たちは例外です。

―では、お互いの短所を一つずつ話してください。

ジョン・ヨンファ:必ず1つだけですか。イ・ジョンシンは、ギャグへの意欲が過剰です。笑わせようとすると、度を過ぎてしまいます。僕たちは「適当にやれ」と毎回アドバイスするんですが、直せないんですね。

イ・ジョンシン:カン・ミンヒョクは短所がありません。ちょっとマヌケな面を除けば。とても優しい性格で、仕事も熱心だし、若いけど大人らしい、完璧な人です。

カン・ミンヒョク:何言ってるの?僕も実は短所だらけです。あ、ジョン・ヨンファさんは自分の体を大事にしないのが短所です。喉が痛いなら喉を休ませるべきなのに、よく喋るんです。お茶目な行動も多いし。

ジョン・ヨンファ:つまり、僕がうるさいってことか。

イ・ジョンシン:イ・ジョンヒョンさんは食べ物の好き嫌いが激しい。僕も偏食がひどいほうですが、イ・ジョンヒョンさんもなかなかですね。それで食事するとき、メニュー選びの時にたまに葛藤があります。

―でも、お互いへの愛情が感じられますね。とても仲良く見えます。

ジョン・ヨンファ:僕たちは自ら、「うちよりメンバー同士が親しいグループはいないはずだ」と言っています。だから、芸能界に友達があまりいないんです。実際に、番組以外で芸能人の友達に会ったことが一回もありません。

イ・ジョンシン:毎日一緒にいるけど、あるメンバーが個人スケジュールでいないときは、その空白があまりにも大きい。だから、4人で携帯にグループチャットを作って、一日中喋っています。今何をしているか、セルフショットを転送し合ったりもします。なんでそんなに話すことが多いのか…めっちゃ面白いです。電話も頻繁にします。ジョン・ヨンファさんと僕は用事がなくても「何してるの」「ご飯は食べたか」など、習慣のように電話します。これって恋人みたいでしょう?でも誤解はしないでください。

―互いにヤキモチを焼いたり、嫉妬することは殆どないですね。

カン・ミンヒョク :その通りです。ヤキモチなんてまったくありません。他のメンバーが個人活動をしていると、それを嫉妬するのではなくて、「大変だな」という思いで心配します。また、「僕も頑張らなきゃ」という刺激にもなります。僕たちの中には誰も得意顔でやる人がいません。

―ところで、携帯電話を持つようになったんですね?デビュー直後はなかったようですけど。

ジョン・ヨンファ:はい、今年の頭から持つようになりました。開通手続きまで終わったものを代表からもらいました。今となっては、携帯なしでどう過ごしていたのか、不思議なほどです。携帯があって良いことですか。出前を注文するときですね。以前はマネージャーさんがいないと食事できなかったけど、今は僕たちで解決できますから。

―なるほど。女性芸能人の番号も多いですよね?

イ・ジョンシン:携帯をお見せしましょうか。出前店のリストしかありませんけど。

―さて、曲を作るときは恋の経験に基づく必要がありますね?

ジョン・ヨンファ:僕たちはみんな経験がないせいか、恋の歌はあまりありません。ポジティブな抱負や夢の話が多いです。

―そういえば、最近、カン・ミンヒョクさんが「棚ぼたのあなた」で熱演して、実際の姿とチャ・セグァンのキャラクターが似ているのではないかという話がありましたが、実際はどんなスタイルですか。

カン・ミンヒョク:僕のことですか?絶対に違います。浮気者ではなく、もっぱら1人の女性だけを愛する純情派ですよ。

ジョン・ヨンファ:そうそう、カン・ミンヒョクは本当にロマンチストです。多分、「棚ぼたのあなた」の役と実際の自分の姿にかなりのギャップがあって、大変だったはずです。ご覧の通り、カン・ミンヒョクは可愛い、まじめな少年です。1人の女性だけに献身するタイプです。違うの?二股もかけられるのかな?(笑)

―最近、CNBLUEの華麗なステージファッションより、自然さが目立つ空港ファッションが話題になっていますが、ご存知ですか。

ジョン・ヨンファ:僕たちですか。空港で撮られた写真を見れば分かると思うけど、みんなゆったりとしたものを着ています。以前はかなり気を付けていましたが、今は「くつろげる服が最高だ」と思うようになり、ゆったりとくつろげる服を着ています。本当はトレーナーを着たいけど、カメラがあるので少しは気を遣いました。

―それでは、もしお互いに指摘してあげたいファッションアイテムはありますか。

ジョン・ヨンファ、イ・ジョンシン、カン・ミンヒョク:イ・ジョンヒョンのハンチング帽です。

カン・ミンヒョク:いつからか、ハンチング帽を被り始めました。正直、おかしいからやめろとい言ったのですが、しばらく経ってからはまた被っています。それが指摘したいアイテムです。

―ステージでちょっと避けたいアイテムなどはありますか。

ジョン・ヨンファ:あまりにも飾ったようなスタイルは嫌いです。スモーキーメイクとか。みんな強い音楽をすると、ビジュアル的にも強いべきだと思いがちですよね。濃くアイラインを描くとか、レザージャケットを着るとか。でも、そのような固定観念が嫌いです。僕たちならではのスタイルであってほしいですね。

―では、今後、CNBLUEはどんなスタイルを披露したいですか。

ジョン・ヨンファ:CNBLUEが今見せているスタイルより、もっと強くなってほしいです。みんな、CNBLUEが「ひとりぼっち」や「愛の光」のような音楽しかできないと思っているけど、音楽的にもっと成長して、多様な姿を披露したいと思います。

イ・ジョンシン:今、僕たちに対する固定観点を破るのが、最大の課題のようです。なので、引き続き努力しています。

カン・ミンヒョク:はい。今年の下半期には、韓国で新曲をリリースする予定です。メンバーもみんな熱心に準備しています。新たなスタイルに挑戦するので、期待してください。そして、音楽活動の他にも、演技などの多様な姿を披露しますので、声援をお願いします。

記者 : JEON WON