3ヶ月間、週末のお茶の間をわくわくさせた、SBS「紳士の品格」の最終回が12日に放送された。2012ロンドン五輪中継の影響で、2週間遅れで「紳士の品格」の主人公たちのエンディングを見ることになった。

11日に放送された「紳士の品格」19話では、チェ・ユン(キム・ミンジョン)とイム・メアリ(ユン・ジニ)が、17歳の歳の差を克服し愛を実らせることが予告され、視聴者の期待を膨らませた。親友のチェ・ユンと、最愛の妹イム・メアリの恋を反対していたイム・テサン(キム・スロ)は、結局二人に結婚を提案し、現実では不可能そうに見えた決断を下した。一方、キム・ドジン(チャン・ドンゴン)とソ・イス(キム・ハヌル)はそれぞれ、個人の事情と家族の事情という痛みを慰めあいながら、いっそう成熟した愛を育んだ。離婚の危機にさらされたイ・ジョンロク(イ・ジョンヒョク)とパク・ミンスク(キム・ジョンナン)カップルは駆け引きを繰り返しながら、お互いの本心に気付きつつある様子だ。

「紳士の品格」はイケメン紳士4人組と美しい4人の女性の、それぞれ違った恋愛を描く一方、成人にも関わらず、なお「成長し成熟していく過程」に置かれた、8人の男女の成長ストーリーを盛り込んでいる。41歳になったが、依然として運命の恋を逃す過ちを犯し、結婚10年目を控えている夫婦もまだ、お互いの事をよく知らず葛藤した。前途有望だったプロゴルファーが、あらゆるスキャンダルや借金で挫折したり、妻と死別した痛みを持つ誰かは17歳年下の、親友の妹と再び命をかけた恋に落ちた。乗り越える危機ごとに学ぶことがあり、曲がる角ごとに難題に塞がれる彼らは、今も転んで怪我をし、辛い思いをする。

ファンタジー性の強いラブコメディ「紳士の品格」は、隣人のような人物を描いてはいないが、41歳の普通の男子、36歳の普通の女子に当てはめても無理のない、人生の問題と命題を、時には痛快に、時には感動的に描いた。「男は40を超えてもまだ少年」だとか、「女性はぎこちないほど緊張し、緊張するほど美しくなる」とか、「私は一昨日よりは昨日が、昨日よりは今日が一番成熟しているから」などの台詞が視聴者の共感を得た。

また、「大人向けのセクシーなラブコメ」を掲げただけに、お茶の間では珍しい、成人男女の挑発的な台詞や演出も注目を浴びた。「イケメン紳士4人組」の短いエピソードを通じて面白さを提供し、共感を導いたプロローグも人気を得た。

12年ぶりにテレビドラマに復帰したトップスターチャン・ドンゴンは、まだ健在であることを証明し、「ラブコメクイーン」のキム・ハヌルもライバルを緊張させる、熟練したラブコメ演技を披露し好評を得た。その他、生き生きとしたキャラクターを作り出したキム・ミンジョン、キム・スロ、イ・ジョンヒョク、キム・ジョンナン、ユン・ジニ、ユン・セアなど、8人の男女のキャラクターが同等に人気を得て、それぞれの役割を果たした。

視聴率も好調だった。同時間帯MBC「Dr.JIN」が手ごわいライバルとして追い上げたが、回を重ねるごとにその差は開いた。現在までの最高視聴率は7月21日と22日の放送が記録した24.4％(AGBニールセン・メディアリサーチ、全国集計)だ。キム・ウンスク作家の鈍らない筆力、俳優の底力が証明されたと言えるだろう。

「紳士の品格」も『独占中継！2012 SBS演技大賞』でチェック！
2012/12/31 (月) 21:30～26:00
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