キム・ミョンミン主演映画「スパイ」12日にクランクアップ

MYDAILY |

写真=ロッテエンターテインメント
映画「スパイ」(監督:ウ・ミンホ)が、12日の夜明け、約3ヶ月間の撮影を最後にクランクアップした。

今年下半期に公開される予定の映画「スパイ」は、キム・ミョンミン、ヨム・ジョンア、ユ・ヘジン、ピョン・ヒボン、チョン・ギョウンなどが出演する作品で、スパイ通報より、物価上昇の方が怖い生活型スパイたちの二重生活を描いたリアルなスパイ物語である。

4月6日のクランクインから約3ヶ月間の撮影を経た、「スパイ」の最後の撮影は、スパイたちの緊張感溢れる二重作戦の結果が明らかになる劇的な瞬間を捉えたシーンであり、ソウル平倉洞(ピョンチャンドン)の街で行われた。オーケーサインが出ると同時にすべての撮影が終了した瞬間、キム・ミョンミンを始めとする俳優たちは、3ヶ月間を共にした監督、スタッフたちと挨拶を交わし、無事に終えた撮影を祝うと同時に、最後の撮影に残念な気持ちを表した。

主演俳優のキム・ミョンミンは「この映画はシナリオだけでもすごく興味深く、期待された作品だった。今も終わったという実感が沸いてこない」と話し、クランクアップの感想を語った。また、「ウ・ミンホ監督はもちろん、俳優たちとお互いの眼差しだけを見ても何を考えているか分かるような、息ぴったりのチームワークで撮影を終えた。見どころ満載の映画に会えることができると思う」とし、作品に対する愛情ものぞかせた。

ヨム・ジョンア、ピョン・ヒボン、チョン・ギョウンは「体は大変だったが、とても幸せで楽しい撮影現場だった。ウ・ミンホ監督の卓越した演出と俳優の息がピッタリと合っていた」と話した。これに先立ち、自身の撮影シーンを終えたユ・ヘジンは「大変なアクションシーンが多かったが、無事終えることが出来た。(撮影が終わったことに対して)すっきりした気持ちと残念な気持ちが同時に残る映画だ」と感想を話し、カリスマ性溢れる姿へと変身した今回の作品に対する自信を見せた。ウ・ミンホ監督は「今までとはまったく違うスパイの話を率直に描いた。期待してほしい」と語った。

映画「スパイ」の配給会社ロッテエンターテインメントは16日、クランクアップのニュースとともに、スパイ5人のスチールカットも公開した。まるで記念写真のような今回のスチールカットは、劇中で10年ぶりに北からの指令を受けたスパイたちが、指令を実行するために二重作戦を計画するアジトで撮影された。一見、平凡で自然な姿は、「スパイ」が見せる生活型スパイに対する好奇心を刺激するものである。また、彼らの悲壮な表情と尋常ではないポーズも注目を集めている。

映画「スパイ」でキム・ミョンミンは、22年目の南派工作員(北朝鮮の南派工作員)に扮し、リアルな生活を演技で披露する予定だ。また、ヨム・ジョンアと強烈な存在感を放つユ・ヘジン、千の顔と呼ばれるピョン・ヒボン、今回の作品で映画デビューを飾るチョン・ギョウンなどが、風変わりのスパイへと変身している。

記者 : ペ・ソンヨン