「屋根部屋のプリンス」JYJ ユチョンの演技、その点数は? ― Best or Worst

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ストーリー

イ・ガク(JYJ ユチョン)とヨン・テム(イ・テソン)の綱渡りが本格的に始まった。ピョ・テクス(イ・ムンシク)と腹心たちとの計画の下で、病床から立ち上がった本物のヨン・テヨンになりすますことになったイ・ガクは、慌てるテムを試しながらテヨンを殺した証拠を調べようとする。テムは携帯に保存されている画像と、“人殺し 嘘つき”と書かれたファックスを受け取り混乱に陥るが、母親を探してやると言ってパク・ハ(ハン・ジミン)を誘引した後、イ・ガクに連絡する。危険にさらされたパク・ハを見て驚いたイ・ガクは、パク・ハを探しに乗り出す。

Best or Worst

Best:本物のテヨンが見つかり、ユチョンは病室で横になっている本物のテヨン、テムを騙すための偽者のテヨン、朝鮮時代の言葉遣いを捨てていないイ・ガクまで様々な人物を演じ分けなければならなかった。ユチョンの演技が揺らいだら、一話ごとの完成度が崩れかねなかった状況。しかし、ユチョンはスムーズに一人三役を演じながら、ドラマ後半の分岐点になるかもしれなかった放送分を引っ張っていった。本物のテヨンが使用していたメガネをかけ、テクスが指示した通りに朝鮮時代の言葉遣いを自然に消し、テムの前でパク・ハを知らん振りして、テムからテヨンを殺した証拠を見つけ出すために演じる時は目つきを変えるなど、それぞれ違う人物を表現する。また、作戦のために外出できない腹心たちと一緒にいる時は、ピザを食べながら腹心たちの機嫌を伺うなどコミカルな演技までこなし、一話の中で様々なトーンの演技をスムーズに披露してくれる。何より、コメディであれ、真剣な演技であれ、イ・ガクというキャラクターの一貫性の中で、それなりの真実を見せてくれることは印象的だ。作品が終盤に向かっている状況で、ユチョンは作品の集中力を失わないようにする重要な要素として位置付けられている。

仲間たちとおしゃべりするポイント

― また騙されているテヨンのおばあちゃん。本物の孫はまだ病室にいます!
― クマがあごまで広がりそうな腹心たち。私の心まで痛んでいる。
― 段々押されているテム。ワンショット・ワンキル。核パンチがもう一度必要な時だ。

記者 : ハン・ヨウル、翻訳 : ハン・アルム