チェ・ミンシクも…俳優たちが「ヒーリングキャンプ」を好む理由

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俳優のチェ・ミンシクが1月30日と2月6日に放送されるSBSのトーク番組「ヒーリングキャンプ~楽しいじゃないか~」(以下「ヒーリングキャンプ」)に2週連続で出演する。

チェ・ミンシクが地上波のトーク番組に出演するのは、2005年のMBC「イ・ムンセのオアシス」以来、7年ぶりだ。東国(トングク)大学演劇映画学科の先輩で、同じ所属事務所の同僚であるイ・ギョンギュとの仲がきっかけとなった。最近はイ・ミンジョンやチェ・ミンシクのような映画俳優たちが「ヒーリングキャンプ」を好んでおり、注目されている。

チェ・ミンシクが久しぶりにトーク番組に出演するのは、映画「悪いやつら」(ユン・ジョンビン監督)の宣伝のためだ。しかし、彼は前作「悪魔を見た」のときは、KBSの芸能情報番組「芸能街中継」以外に、一切テレビ出演をしなかった。今回も「芸能街中継」には出演したが、それ以外に時間を割いて収録を行ったのは「ヒーリングキャンプ」が唯一だ。

このように最近、俳優たちの間で「ヒーリングキャンプ」が人気となっている。なぜなら、「ヒザ打ち導師」の終了後、出られるトーク番組が少ないという認識のためだ。ゲスト1人の人生にスポットライトを当てるコンセプトのKBS「キム・スンウの乗勝長駆(スンスンチャング)」もあるが、「ヒザ打ち導師」の代わりになるには、あまりにも優しくドライすぎるという指摘がある。

MBCが満を持して準備した「チュ・ビョンジンのトークコンサート」も、担当プロデューサーと構成を変え、内部修正が行われたが、依然として低い視聴率に苦戦している。チュ・ビョンジンの古い話術と司会方式、ゲストの知名度と新鮮さも競争番組に比べて今ひとつとの評価だ。

その隙に上手く狙い、地位を確立したのが「ヒーリングキャンプ」だ。野外で疲れた心身を癒すというコンセプトで始まった「ヒーリングキャンプ」も昨年末、一大の変化を試みた。ゲストごとに合わせた撮影方式を導入したのだ。オ・ヨンスが出演したときは、済州(チェジュ)でドッキリを行い、イ・ギョンジュがタンクトップ姿でオ・ヨンスと一緒にプールに落ちる見どころを演出したりもした。

年始にはパク・クネハンナラ党の非常対策委員長とムン・ジェインという政界の大物が立て続けに出演し、KBSとMBCを苦しめた。ゲストに合わせた収録方式はチェ・ミンシク編でも例外ではなかった。「大学時代を思い出しながら話したい」というゲストのリクエスト通りに、東国大学劇場と、30年前によく通っていたというマッコリ屋で収録が行われた。

「悪いやつら」のPR会社であるエンドクレジットのパク・ヘギョン室長は「最近、映画宣伝のために、最も人気のあるトーク番組は『ヒーリングキャンプ』」だと話し、「俳優たちも『ヒーリングキャンプ』に対する認識がよく、収録時間は長いものの、ゲストに最大限配慮し、自然な進行が行われるのが人気の理由」だとコメントした。

記者 : キム・ボムソク