チョ・スンウ、ミュージカル「ドクトル・ジバゴ」に途中参加

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俳優チョ・スンウとミュージカルプロデューサーのシン・チュンス代表は、17日午後、ソウル・中区(チュング)のロッテホテルで開かれたミュージカル「ドクトル・ジバゴ」の記者発表会で、途中から合流した感想と出演を決めた理由を説明した。

この日、シン・チュンス代表はチュ・ジフンからチョ・スンウへと主人公が変わるまでの大変な状況を説明した。彼は「普通ミュージカルのキャスティングを発表する時、緊張や興奮を感じるのに、今日は全く違う。チュ・ジフンさんが声帯結節で降板することになり、プロダクションが難航していた。話にならない提案であることは分かっていたが、心の演技を見事に表現できる俳優をキャスティングするのがこの作品の完成度を高めることになると思った。それができるのはチョ・スンウしかいないと判断し、連絡した。迂余曲折あったが、チョ・スンウだからこそ、話してみる価値があると考えた」と、当時の心境を話した。

昨年チョ・スンウはミュージカル「ドクトル・ジバゴ」のオファーを受けたが、その当時、映画「パーフェクト・ゲーム」とミュージカル「ゾロ」に出演していたため断った。再び提案を受けて彼は「無謀なほどチャレンジ精神が強い制作者だということは分かってたが、“ついに頭がおかしくなっだな”と考えた。初公演の一週間前という差し迫った時期だったため、僕に配慮して公演を遅らせるという選択肢もあったはずだが、監督はそうしなかった。正直言って不愉快だった」と話した。

また、チョ・スンウは“チュ・ジフンの代わり”という周りの視線もあり、簡単に出演を決心することが出来なかった。彼は「身にしみるような演技をする自信がなかった。期待半分、不安半分だ。この感情がいつトキメキに変わるかは分からないが、この作品で今年を始めるつもりだ。この作品にどんどん愛着が湧くと思う。チュ・ジフンの代わりではない。この作品は僕の作品で、ユーリー・ジバゴは僕の役だ」と自信を見せた。

そして「ユーリー・ジバゴが抱いている孤独さと寂しさが、あたかも途中から合流し、約1ヶ月の練習で舞台に上がる僕と似ていた」とユーリー・ジバゴの役を演じる運命を感じていた。

チョ・スンウによって生まれ変わるミュージカル「ドクトル・ジバゴ」は、1958年ノーベル文学賞に選ばれたボリス・パステルナークの長編小説を原作としている。小説「ドクトル・ジバゴ」は20世紀で最も美しいラブストーリーと評されるほど、世界中のファンから愛されている。27日から6月3日まで、「シャロッテ シオト」 ミュージカル専用劇場で公演される予定だ。チョ・スンウのチケットオープンの日程は今後公開される。

記者 : ペク・ソルミ、翻訳:キム・ミソン