全州国際映画祭の広報大使、ソン・ジュンギ「それぞれの場所で」パク・シネ「重力ピエロ」推薦

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俳優ソン・ジュンギが映画「それぞれの場所で(Here And There)」(ダルコ・ルングロブ監督)を推薦し、話題となっている。

不慣れな都市で繰り広げられる男と女のラブストーリーを描いた「それぞれの場所で」が、昨年開催された第11回全州(チョンジュ)国際映画祭の広報大使ソン・ジュンギの推薦作に選ばれ、関心が集まっている。

将来を期待されていたニューヨークのサックス演奏者ロバートが、偽装結婚の依頼を受けセルビアで会った女性オルガと恋に落ちるこの作品は、中高年の出会いを切ないながらもウィットに富んだ描写を垣間見ることができる。

2009年トライベッカフィルムフェスティバルで最優秀ニューヨーク長編映画賞受賞、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭など数多くの映画祭のラブコールを受けたこの作品は、昨年、第11回全州国際映画祭で上映され観客から好評を得た。

当時広報大使であったソン・ジュンギ、パク・シネは上映作品中からそれぞれ一編の映画を推薦作として選定し、観客に紹介した。パク・シネは森淳一監督の日本映画「重力ピエロ」を、ソン・ジュンギは「映画宮殿」セクションで上映されたダルコ・ルングロブ(Darko Lungulov)監督の「それぞれの場所で」を推薦作として選んだ。

セルビア出身であり、ニューヨークで10年以上生活したダルコ・ルングロブ監督の実体験が溶けこんでいるコメディと、成熟した中年のロマンスが魅力的なこの作品は、上映され1年を過ぎたにもかかわらず期待と好奇心を刺激している。

老若男女、世代を問わない観客層に温かいロマンスとときめきを伝える「それぞれの場所で」は15日に公開され、現在上映中だ。

記者 : チェ・ミンジ