JYJ ジェジュンの実母、過酷な人生が視聴者を泣かせた

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写真=MBN「感動実話 人生劇場」スクリーンショット
この世に生まれた瞬間から笑う日よりも辛い日のほうが多かったJYJのジェジュンの実母オ・ソジンさん。彼女の波乱に満ちた人生ストーリーがお茶の間に温かい涙を流させた。

韓国で15日に第1話が放送されたMBN「感動実話 人生劇場」では、心痛む家族史を通じて家族の大事さに気付き、現在は家族を守る母親として第2の人生を生きているジェジュンの実母、オ・ソジンさんの人生ストーリーが公開された。

社会福祉士のオ・ソジンさんはジェジュンの実母であり、ソウル大学に在学中の末の息子と美しい二人の娘の母親でもある。しかし、彼女には数多くの挫折と苦難の時間があった。

1961年11月のある日。誕生の喜びもつかの間、誰からも歓迎されなかった一人の娘がいた。それがオ・ソジンさんだ。息子が切実に欲しかった家庭のシバジ(家の跡継ぎとなる男子を得るために雇われた、子供を生むための女性)の娘として生まれたのだ。幼い頃から激しい差別を受け、10歳の頃に自分がシバジの娘であるということを知って大きな衝撃を受けた。

続いた友達のいじめ、生んでくれた母親への恨み、自分自身に対する憎しみで毎晩涙が耐えなかった。しかし、そのような悲しみを乗り越え、誰もが頷くほど頑張って生きて見せると思い、熱心に勉強をした。高校2年の時、父親の借金の保証で家運が傾いた。

結局、学業を諦め、生計のために就職をした。20歳という若さでお見合いを通じて婚約もした。しかし破談を迎え、シングルマザーとなった。試練は続いた。その後愛が訪れてきて、結婚もしたが、夫の暴力に苦しみ、別れを迎えた。息子は養子に行かせた。その後、重くのしかかる息子への思いに、自殺まで試みた。

2年間も求愛していた男性と再婚したが、その幸せも長くはなかった。再婚して生んだ息子が医療事故で命を落としてから結婚生活は不幸なものになった。そこで2度目の離婚をした。彼女は幼い頃恨んでいた母に、50年ぶりに会った。しかし、再会してから20日で母親は癌で亡くなった。オ・ソジンさんは母親の死を通じて再び勉強をしようと決心した。現在は家族の問題で悩む人々のための社会福祉士として毎日を過ごしている。

言葉通り、彼女の人生は紆余曲折そのものだ。シバジの娘だったということから、2度の結婚、離婚や息子を養子に行かせたことなど、全てが傷だらけだ。しかし、歳をとってからでも心より望んでいた人生の目標を設定し、実行に移した。もう彼女は傷だらけの女性ではなく、試練の歳月を耐え抜いた一人の母親だ。

「感動実話 人生劇場」は、ドラマよりもドラマチックな人生を生きている人物を紹介する番組だ。数多くの転機を乗り越え、美しい人生を生きる人々の感動的な人生の話はもちろん、周りの状況、幼少期、心理状態などを再構成して見る番組だ。番組は、毎週金曜の午後9時に韓国で放送されている。

記者 : ファン・ソヨン