ペ・スジとパク・ボゴムが初めて共演する映画「ワンダーランド」（監督：キム・テヨン）が2021年に撮影を終えた後、3年後に公開される。

韓国で6月5日に公開される同作は、死んだ人を人工知能で復元するビデオ通話サービス“ワンダーランド”を通じて、愛する人と再会する物語を描く。

事故で寝たきりになっている恋人を、“ワンダーランド”で復元させたジョンイン役に扮するペ・スジは“ワンダーランド”の世界と現実の間で感じる心の亀裂を繊細に描き出し、愛する人と共にする日常の中で感じる幸せと混乱、慰めと懐かしさの感情を多彩に表現する予定だ。キム・テヨン監督から「ペ・スジさんの鮮明さと透明さが、“ジョンイン”という人物に力を与えた」という絶賛を受けた彼女はもう一度作品に入り込み、観客を魅了すると期待を集めている。

パク・ボゴムは昏睡状態から目覚めたジョンインの恋人テジュ役に扮し、“ワンダーランド”サービスの中で設計された人工知能テジュの明るく温かい姿から、昏睡状態から目覚め、全てが不慣れで混乱して気後れする現実のテジュまで、1人の人物が持つ全く異なる姿を繊細に描き出す。『全ての人を受けとめることができる広い魂と非常に軟弱な魂、テジュの二面性がよく表現された」というキム・テヨン監督の言葉のように、「ワンダーランド」の特別な世界観を完成させる彼の一人二役、一味違う演技に関心が高まっている。

初めて共演するペ・スジとパク・ボゴムは劇中、過去の愛らしい恋人の姿を盛り込むために、撮影の合間にカップルのスタイルについて話し合い、映画の中に登場する写真まで直接撮影したという。キム・テヨン監督が「相手を配慮して尊重しながらシーンを作っていく2人のとても相性が良かった」と伝え、相乗効果を発揮し、観客の共感を呼ぶ2人の姿に注目が集まっている。