キム・ジウォン「涙の女王」で大ブレイク!「相続者たち」など過去のヒット作に再注目

OSEN |

写真=SBS、KBS 2TV、tvN
女優キム・ジウォンが、新たな“ラブコメクイーン”として話題になっている。

キム・ジウォンは、最近韓国で放送終了したtvN「涙の女王」で、クイーンズグループの財閥3世のホン・ヘインを演じ、好評を得た。美しいビジュアルはもちろん、クールな眼差しとツンとした表情、しかし、それとは相反するギャップのある一面で、今まで見たことのない財閥3世のキャラクターを誕生させた。キム・ジウォンの熱演が話題になった中、彼女の過去作にも再び注目が集まっている。


◆「相続者たち」

写真=SBS
「相続者たち」は、財閥家の相続者たちが貧乏なヒロインを巡って繰り広げる愛と友情を描いたドラマ。それまで清純なイメージが強かったキム・ジウォンが、堂々としてカリスマ性あふれる財閥家の“相続者”に変身した。

キム・ジウォンは、重めの前髪とロングヘアが印象的なユ・ラヘル役に入り込むため、普段の口調や行動をすべてキャラクターに合わせて変え、憎めない悪女を描いた。そしてユ・ラヘルは、キム・ジウォンがホン・ヘインになる前に出会った財閥の令嬢でもある。キム・ジウォンは「涙の女王」の制作発表会で、「ユ・ラヘルを演じた時は年齢も若かったし、高校生なので、気が早くて恋に憧れるキャラクターだった。今回は持っているものも多く、結婚もしたキャラクターなので、余裕のあるキャリアウーマンの姿をお見せできると思う」と語って期待を集めた。


◆「太陽の末裔」

写真=KBS 2TV
キム・ジウォンは、韓国で2016年に放送された「太陽の末裔」を通じて一躍スターになった。軍医のユン・ミョンジュ役を務めた彼女は、父親の反対で別れたソ・デヨン役のチン・グとの切ないロマンスで好評を博した。

「キム・ウンスク脚本家の作品を、いつかまたやりたいと思っていた。こうして2作目に参加できるだけでも本当に光栄で、嬉しく、感謝している」と出演の感想を明かしたキム・ジウォンは、キャスティングされたと聞いてたくさん泣いたという。「太陽の末裔」を通じて、彼女らしい演技をしたという評価を得たキム・ジウォン。ガールクラッシュ(女性が見てもカッコいい女性)を誘発するクールな軍医と、恋に落ちた愛らしい女性を行き来する演技で視聴者を魅了した。


◆「サム、マイウェイ」

写真=KBS 2TV
「太陽の末裔」以降、約1年ぶりに出演したドラマは「サム、マイウェイ」で、“ラブコメキング”パク・ソジュンとの共演で話題を集めた。

2017年に韓国で放送された同作は、世の中で求められる基準に満たないスペックのせいで、マイナーな人生を強いられている現実の中でも、他の人に何と言われようと“マイウェイ”を進もうとする若者たちの成長ロマンスを描いたドラマだ。

キム・ジウォンは劇中、アナウンサーを夢見ていたが、現在はデパートの案内デスクで働くチェ・エラ役を演じた。チェ・エラは、お互いを知り尽くしている男友達のコ・ドンマン(パク・ソジュン)と“Some(友達以上恋人未満の関係)”を描き、視聴者から共感と支持を得た。キム・ジウォンは愛らしいチェ・エラ役に出会って、女優人生に残るキャラクターを更新。男友達に悪口を吐きながらも情に厚いキャラクターの魅力をアピールした。


◆「私の解放日誌」

写真=JTBC
2022年に韓国で放送されたJTBC「私の解放日誌」のキム・ジウォンは、これまでとは異なる演技で視聴者を驚かせたが、演技の幅を証明し、濃密な感情の演技で作品に引き込んだ。「私の解放日誌」は、ソウルから遠く離れた田舎町に住む三兄弟のリアルな日常を描いて目を引いた。特にいつも空虚感を抱いて生きてきたヨム・ミジョン(キム・ジウォン)の姿が共感を呼んだ。

切実な思いを込めて発した「私を崇拝して」という告白は、今まで経験したことのないときめきを与えた。ヨム・ミジョンとク氏(ソン・ソック)の救いの物語であった特別な愛が、視聴者の心に響いた。ヨム・ミジョンに完璧に変身したキム・ジウォンは、今後の活躍が期待される女優へとさらに跳躍した。

記者 : チェ・イジョン