「パラサイト」出演イ・ソンギュンさん、家族・多くの俳優仲間に見送られ…本日(12/29)悲しみの中で出棺

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写真=HODU&Uエンターテインメント
俳優のイ・ソンギュンさんが、家族と同僚に見送られ、永遠の眠りについた。享年48歳。

29日午前11時30分頃、ソウル鍾路(チョンロ)区のウル大学校病院葬儀場でイ・ソンギュンの出棺が非公開で執り行われた。

中学生の長男が遺影を持ち、妻で女優のチョン・ヘジンが泣きながらイ・ソンギュンさんの兄と姉などと後に続いた。ポン・ジュノ監督、ソル・ギョング、ムン・ジョンヒ、ユ・ヘジン、イ・ソンミン、キム・ウィソン、チョン・ウソン、リュ・スンリョン、チョ・ジヌン、コン・ヒョジン、キム・ドンウクなど、俳優仲間も故人の最後の道を見守った。

火葬は水原(スウォン)市蓮花場で行われ、埋葬地は京義(キョンギ)広州(クァンジュ)市にあるサムスンエリジウムだ。

出棺を含むすべての葬儀は非公開で行われた。所属事務所のHODU&Uエンターテインメントは「最後の道を一緒に哀悼してくださる気持ちに深く感謝申し上げます。しかし、出棺を含めて、今後行われるすべての葬儀の日程は非公開で行われる予定ですので、心だけで哀悼してくださるようお願いいたします」と伝えた。

そして「取材陣の皆さんの苦労を知らないわけではありませんが、一部のマスコミで故人の自宅、事務所、葬儀場まで奇襲的に訪問して取材をするなど、これによる苦痛が非常に大きい状況です。自身をYouTuberであると紹介する方々が、昼夜を問わずむやみに葬儀場を訪れて騒ぎが起きるなど、耐え難いほど残酷な状況が起きています」とし、「どうか寂しく見送らなければならない故人の最後の行く道を、遺族と同僚、知人の皆さんが心ゆくまで哀悼して追悼できるよう、もう一度お願いいたします」と訴えた。

イ・ソンギュンさんは27日午前10時30分頃、ソウル鍾路(チョンノ)区のある公園に停車した車で意識不明の状態で発見され、死亡が確認された。

これに先立ち、彼は今年10月から麻薬類管理に関する法律(大麻・向精神成分など)違反の疑いで警察から取り調べを受けてきた。簡易試薬検査、毛髪2次精密鑑定、追加の体毛採取後に行われた精密検査などで、いずれも陰性判定を受けており、計3回の警察調査で一貫して容疑を否定していた。遊興施設の室長B氏から渡された薬物についても、睡眠剤だと思い投薬しただけで、麻薬だとは思わなかったと主張。亡くなる前日には、弁護士を通じて嘘発見器での調査を依頼するという内容の意見書を、仁川(インチョン)警察庁・麻薬犯罪捜査係に提出していた。

イ・ソンギュンさんの訃報をうけ、麻薬容疑の捜査は「公訴権なし」で終結する見通しだ。

1999年にデビューしたイ・ソンギュンさんは、ドラマ「コーヒープリンス1号店」「パスタ~恋が出来るまで~」「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」、映画「火車」「最後まで行く」「スリープ」などに出演。特に2020年に「アカデミー賞」で作品賞を受賞したポン・ジュノ監督の映画「パラサイト 半地下の家族」を通じて、ワールドスターとして注目を集めた。遺作は撮影を終えた映画「脱出:PROJECT SILENCE」と「幸せな国」となった。

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記者 : パク・ソヨン