ク・ギョファン&少女時代 ソヒョンら、映画「王を探して」に出演決定…ウォン・シニョン監督の新作に高まる期待

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写真=WYSIWYG Studios

俳優のク・ギョファン、少女時代のソヒョンがウォン・シニョン監督の新作「王を探して」に出演する。

同作は、ウォン・シニョン監督が2019年の「鳳梧洞戦闘(ポンオドンセントウ)」以来、制作する次回作。1980年の夏、非武装地帯の離れた村に訪れた正体不明の巨大な客を迎えることになった軍医官ドジン(ク・ギョファン)と、村の住民たちの冒険を描いたSF感性大作だ。

ク・ギョファン、ユ・ジェミョン、ソヒョン、パク・イェリン、パク・ミョンフン、ユ・ソンジュのキャスティングが確定し、初撮影に突入した。

劇を引っ張っていく中心であり、非武装地帯の「パンチボール」に派遣されて特別な経験をする保健所医師のキム・ドジン役は、名実ともに“大ブレイク中”のク・ギョファンが務める。各作品で中心を取ってきた俳優のユ・ジェミョンは、パンチボールの住民ジュボク役に扮し、正義感溢れる姿を披露する予定だ。ジャンルを問わず安定的な演技力を披露してきたソヒョンは、パンチボールの保健所の唯一の看護師ジョンエ役を務め、新しい魅力をアピールする。

ここにNetflix映画「スペース・スウィーパーズ」、WATCHAオリジナルシリーズ「砂漠の王」などの作品で、幼いにもかかわらず、圧倒的な演技を披露した子役のパク・イェリンが、パンチボールのあちこちを歩き回るガキ大将のドクジン役で出演する。OTT(動画配信サービス)とスクリーンを行き来しながら人気作の“ヒット妖精”として注目を集めたパク・ミョンフンは、ジョンエに片思いする第66歩兵連隊の中隊長グァンウ役に扮する。演劇界のベテランでありスクリーンの新星ユ・ソンジュは、ドジンの上司イ・ソヨル大佐役を務める。このようにウォン・ジニョン監督の慧眼で選ばれた出演陣の組み合わせは、作品の完成度をさらに高めるものと期待される。

何よりも「王を探して」は、SFジャンルとして想像の中の世界観と新しいキャラクターの具現に念を入れる作品だ。制作陣はク・ギョファンと息を合わせる、正体不明の巨大なキャラクターの完成度に万全を期している。同作は独創的なVFX技術力とウォン・ジニョン監督の演出力が手を組んだ作品で、ポストコロナ時代、劇場街に新しい映画の流れを提示するものと予想される。

クランクインに先立って行われたイベントで、ウォン・シニョン監督は「この作品を準備する過程で、奇跡のような出来事が多かった。クランクイン以降も、無事に撮影して完成できるよう頑張る」と意気込みを伝えた。

2024年の韓国映画界に新しい流れを提示する「王を探して」は、映画「THE WITCH/魔女」(2018)、「スペース・スウィーパーズ」(2021)で抜群のVFXテクノロジーを具現して地位を固めたWYSIWYG Studiosが、メイン投資会社として参加。韓国映画界で圧倒的な存在感をアピールした作品の脚本、監督、制作のフィルモグラフィーを積んできたウォン・シニョン監督が設立した8ピクチャーズと、WYSIWYG Studiosの子会社であるA2Zエンターテインメントが共同制作、W/A Studioが制作総括を担当する。

記者 : キム・ナラ