お笑い芸人パク・ソングァンが長編映画を初演出…パク・ソンウン主演作「ウンナム」のコミカルアクションに期待(総合)

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写真=OSEN DB
イ・イギョンは13日、ソウル龍山(ヨンサン)区CGV龍山アイパークモールで開かれた映画「ウンナム」の制作報告会で商業長編作を初めて出したパク・ソングァン監督に対して「監督としてストレスを受けて、苦労をたくさんされました」と、隣で見守った監督パク・ソングァンの努力を伝えた。

パク・ソングァンが演出した「ウンナム」(監督:パク・ソングァン、配給:CJ CGV、製作:映画社キムチ・スタジオターゲット)はツキノワグマという特別な“秘密”を持つ男が、野獣のような能力で国際犯罪組織に対抗し、協力捜査をしながら繰り広げられるコミカルアクションだ。イ・イギョンはウンナムの友人であり、YouTuberのマルボンに扮した。

お笑い芸人として視聴者に笑いを届けてきたパク・ソングァンがアイデアを出して脚本を書き、15年前から親交のある俳優パク・ソンウンを主人公ウンナムにキャスティングして、映画の制作が始まった。パク・ソングァン監督は「僕がこんな素晴らしい俳優たちと作品を一緒に作っていると思うと負担が大きく感じられました。もっとうまくやりたかったです」と話した。

パク・ソングァンは2007年、KBS第22期公開採用コメディアンとしてデビューし活躍しながら、これまで短編映画「悪口」(2011年)と「悲しくなくて悲しい」(2017年)を演出した。「ウンナム」は彼が脚本・演出した最初の長編商業映画だ。

この日、パク・ソングァンは「もしこの映画(興行)がだめになったら、演出をしたがる後輩たちの道を僕が阻んでしまうのではないかと思いました」と負担を語った。

また彼は「僕に対して、偏見を持って見られたらどうしようという気持ちが大きいです。お笑い芸人兼映画監督として、多くの負担がありますが偏見を破りたいです」と気持ちを率直に打ち明けた。

続けて「僕が以前、短編映画を演出した時は偏見を破りたくてわざと重いテーマにしました。でも商業映画は僕が一番得意なことにしなければならないと思って、コミカルに決めました」と説明した。

パク・ソンウンは元警察であり、今は無職のウンナム役と、国際犯罪組織の第2人者のウンブク役の1人2役を演じた。「『僕の中のあいつ』でも一人二役に挑戦しましたが、1人で2人のキャラクターを演じるというのが容易ではありませんでした」として「特に僕の演じるキャラクターが25才で、演技するのがさらに難しかったです」と一人二役の主人公に扮した感想を伝えた。

続いて、彼はパク・ソングァン監督に対して「14~15年前に『映画監督をしたい』と言った時は笑いました。時々映画を準備しているという話を聞いて『いつかはできそうだ』と思っていました」として「この映画の台本は一昨年受けたんですが、やり遂げたところを見て感心しました」と絶賛した。出演を決めたきっかけについては「僕を考えながら『ウンナム』を書いたというので、出演せざるを得なかったです」と明らかにした。

パク・ソンウンが扮したウンナムは熊から人間になったキャラクター。スーパーヒーロー並みの能力を保有した元警察官だが、現在はただの失業者として過ごしている。彼ははウンナムと、犯罪者ウンブクの2役を演じて、しっかりとした演技力を披露する。

さらにヨム・ヘラン、チェ・ミンス、イ・イギョンが出演し、さらに充実したラインナップで届ける同作。このように信頼できる俳優たちの熱演で完成した「ウンナム」が観客の好評を得られるか、期待を高めている。

パク・ソングァンは「商業映画は違うと感じました。今も映画を撮っていらっしゃる、撮ってきた監督の方々は本当に素晴らしいと思いました。演出しながら感じたのは 『監督は寂しい職業』 ということです。それでも大変なだけに良いことも多くありました」として「二度としないという気もしましたし、またやりたいという気持ちにもなりました。今は 『ウンナム』 がうまくいってほしいと思っています。お笑い芸人が作っただけに面白い、期待した以上に上手に作られているという評価を得たいです」と願いを語った。

「ウンナム」は3月に韓国で公開される。

記者 : キム・ボラ