「車輪」キム・ヒョンジュ&パク・ヒスン、2人の葛藤を予告【ネタバレあり】

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=SBS「車輪」放送画面キャプチャー
「車輪」キム・キム・ヒョンジュが再び殺人者に追い込まれて、危険な将来を予告した。

韓国で1月17日に放送されたSBS月火ドラマ「車輪」第10話では、夫で政治家のナム・ジュンド(パク・ヒスン)の法案改正の推進のために、20年前に自身が経験したセクハラ事件を知らせることにしたキム・ヘジュ(キム・ヒョンジュ)の様子が描かれた。

同日、ナム・ジュンドとチャン・ウジェ(キム・ムヨル)は、早朝から油屋さんに向かった。ナム・ジュンドがデジタル性犯罪の加害者チ・スンギュの母親のお見舞いに行った日に撮られた暴行の映像が公開され、被害者ナムグン・ソルの祖母チョ・グィスン(ウォン・ミウォン)が孫を利用したと腹を立てた昨夜のことのためだった。しかし、チョ・グィスンはナム・ジュンドが許しを請う前に「議員様のしていることに、このお年寄りを思う存分利用してください」と話した。

すでにチャン・ウジェが先立って彼女のところを訪れ、ナムグン・ソルのような被害者のために法を変えようとしているのだと説得したためだった。ナム・ジュンドは「罪を犯してから死んでしまっても、世の中の人々がその罪を全部知って、罰を受けられるようにしてください」という切実な訴えに、必ずそうすると約束した。

家を出て消息もなかったキム・スビン(チョン・スビン)は、ヒョン・ヨジン(ソ・ジョンヨン)の店にやってきた。他の人の手に入った携帯電話を返してもらうためには、お金が必要な状況だった。ヒョン・ヨジンは何も聞かずにお金を送り、「今後は来ないで。メッセージにして」という冷たい言葉で彼女を帰らせた。

その間、キム・ヘジュはキム・スビンが落としたという携帯が現在使われていることを知って、メッセージを残しておいた。そして、しばらくして、キム・スビンの番号で見知らぬ人から電話がかかってきた。彼は自分をナム・ジフン(チョン・テクヒョン)の友人だと紹介した。キム・ヘジュと対面した彼は、キム・スビンとナム・ジフンの交際と妊娠についてカマをかけるように聞いて、「スビンは、あまりいい子じゃないから」とし、キム・ヘジュを混乱させた。

キム・ヘジュがナム・ジフンの友人に会ったという話を聞き、ナム・ジュンドに喜ばなかった。ナム・ジュンドは、ナム・ジフンの友達だから心配だとし、二度と会わず連絡もしないようにと言った。キム・スビンに対する気まずい感情も変わらなかった。キム・ヘジュは「僕の心の中でジフンは、キム・スビンが殺したのも同じだ」というナム・ジュンドの言葉を聞きながら、ナム・ジフンのメッセンジャーに送信失敗で残っていた「殺しちゃうから」というメッセージを、キム・スビンが永遠に知らないてほしいと話した。自分が20年間そうであったように、誰の過ちでもない不運な事故を、自分のせいだと思わなくてほしいと願うばかりだった。

続いて、ナム・ジュンドは驚きの話を切り出した。競合党の最高委員で、チン・スンヒ(リュ・ヒョンギョン)の叔父であるカン・スンホン(チャン・グァン)が、ナム・ジュンドとキム・ヘジュの関係を知ったという。チェ・ギヨン(キ・テヨン)が渡した土地投機の証拠で暴露は免れたものの、カン・スンホン側が公開する前に自分のほうから公開することも提案した。

当然キム・ヘジュには言うほど簡単なことではなかった。これにナム・ジュンドは「キム・ヘジュが同意して許可するまで待つ」として、法案改正の推進に役に立つだろうと強調した。結局、キム・ヘジュはナム・ジュンドを助けることに決心した。ただ、それ以上前に出たくはないとして、今後について約束を取り付けた。

しかし、一夜にして20年前の悪夢が再現された。キム・ヘジュの家の前には記者たちが陣取っており、「20年前に人を殺したというのは本当ですか?」いう質問が殺到した。フラッシュを浴びて顔を隠したキム・ヘジュの姿の上に「僕を信じろ。何があっても、君は僕が保護するから」というナム・ジュンドの声は、いつにもまして疑惑を膨らませた。ここに放送の終盤に公開された予告編には、ナム・ジュンドからテレビ出演を提案されるキム・ヘジュの姿が、2人の深まっていく葛藤を暗示した。

同日、ナム・ジュンド、チャン・ウジェ、そしてヒョン・ヨジンの深い縁もベールを脱いだ。かつてヒョン・ヨジンは、元夫の卑属殺害で娘を失い、ナム・ジュンドが憲法訴願を請求した当時、放送局の記者だったチャン・ウジェが記事化を助けたのだった。「世の中の弱者のために戦う」という夢を持つナム・ジュンドに深い信頼を見せるチャン・ウジェとは異なり、その話を聞くヒョン・ヨジンの重い表情が注目を集めた。

特にかつての出会いで、チャン・ウジェがヒョン・ヨジンに「何もしないでください」と冷ややかに警告する姿と、「本当に(娘の)忌日だから顔を見に来たのです」とし、何事もなかったかのように微笑む顔が交差し、彼らの事情にも好奇心がくすぐられた。

記者 : パク・アルム