梨泰院（イテウォン）の事故で亡くなったイ・ジハンさんの母親が悲痛な心境を明かした。

MBC「ニュースデスク」は2日、ソウル龍山（ヨンサン）区の多目的室内体育館に設けられた梨泰院惨事遺失物保管所の現場状況を伝えた。

息子の靴を胸に抱いたイ・ジハンさんの母親は「どうすればいいの」と声を張り上げて泣いた。それと共に「ハン・ドクス国務総理の息子が112（日本の110番に相当）に電話していたら、数百人の警察が動員されたはずだ。なぜ一般の人が電話したからといって、112が無視するのか」と鬱憤を吐露した。

また「病院をあちこち歩き回っていたら遺体と対面した。それで私が人工呼吸をしたが起きなかった」とし、息子について「とてもかわいい。私の宝物だ」と話し、人々を悲しませた。

イ・ジハンさんは先月29日の夜、ソウル龍山区梨泰院洞（イテウォンドン）周辺で起きた大規模な圧死事故により死去した。ケーブルチャンネルMnetのオーディション番組「PRODUCE 101」シーズン2に出演して顔を知らせた彼は、韓国で2023年に放送予定のMBC新ドラマ「コクドゥの季節」を撮影中だったことが分かった。

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