ユン・ゲサン、映画「スピリットウォーカー」出演の感想を明かす“1人7役に挑戦…毎日朝まで会議も”

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写真=ABOエンターテインメント
アイドルグループgod出身の俳優ユン・ゲサンが、映画「スピリットウォーカー」を通じてもう一度劇場を盛り上げている。

ユン・ゲサンは最近、非対面でオンラインインタビューを行った。昨年11月24日に韓国で公開された映画「スピリットウォーカー」について、取材陣の質問に答えた。

映画「スピリットウォーカー」は、記憶を失ったまま12時間ごとに体が入れ替わる男が、本当の自分を見つけるために死闘を繰り広げる追跡アクションだ。

「第53回シッチェス・カタロニア国際映画祭」のコンペティション部門に進出、「第20回ニューヨーク・アジアン映画祭(New York Asian Film Festival)」でアクションシネマ賞を受賞、さらに世界有数の映画祭の公式招待作に選定され、早くからその作品性が認められた。全世界107ヶ国に先行販売される快挙を成し遂げたほか、ハリウッドでリメイクされることも決定している。「トランスフォーマー」「G.I.ジョー」シリーズを制作したロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラがリメイクバージョンの指揮を執る。

さらにこの作品は、ユン・ゲサンが2019年の映画「マルモイ ことばあつめ」以来、久しぶりにスクリーン復帰した作品としても話題を集めた。彼は昨年、脳動脈瘤で闘病中であることを告白した後、完治を報告した。また、昨年8月には5歳年下の一般人と結婚した。

今作でユン・ゲサンは自身を追跡する国家情報院のエースであるカン・イアン役を演じ、1人7役に挑戦。「犯罪都市」で素早く無慈悲なアクションを披露し、深い印象を残した彼が、今作では追撃、打撃、銃撃、カーチェイスなど、多彩なアクションを披露した。

この日のインタビューでユン・ゲサンは、「スピリットウォーカー」の出演について「2019年に出演オファーを受けて、撮影した作品です。当時は漠然とアクションがしたかったんです。映画『ボーン』シリーズが本当に好きでしたし、強烈で痛快なアクション映画を探していた時に映画の出演オファーを受けました。台本は本当に難しかったですが、ストーリーが非常に面白かったです。映画はストーリーが分かりやすく表現されているので、とても良い作品だと思います」とコメントした。

続いて「映画の最初から最後まで、こんなにたくさん登場する役は初めてだと思います。僕がうまく引っ張っていく姿をお見せしたいとも思いました。なので一つ一つ完璧に表現するため、本当に一生懸命頑張りました。上手に表現したいという気持ちが強すぎて、必死に演技しました」と、これまでの出演作との違いを明かした。

特に「1人7役の演技をしなければならないので、ほぼ毎日、俳優の皆さんと撮影の前に集まって会議をしました。その時、僕はgodのコンサート中でしたが、公演が終わって夜遅くなっても集まって、翌日の明け方3、4時まで会議をしました。そうしているうちにスケジュールのある人は帰って、無い人は残る形で会議を続けました」と努力を伝えた。

さらにユン・ゲサンは代役を使わず、自らアクションシーンをこなした。彼は 「自分がこなせるような気がしました。『できることは自分でやってみよう』と思って挑んだら、最初から最後までこなせるようになりました」と述べた。

続いて「いつの間にか僕に“アクション演技の達人”というイメージがつきましたが、とんでもありません。アクション映画は本当に大変です。『スピリットウォーカー』は、2019年に撮影したから出来たような気がします。もう僕も韓国の年齢で44歳です。これからはよく分かりません。ワンテイクで成功させるのは無理だと思います」と語り、笑いを誘った。

しかし、彼は「スピリットウォーカー」だけでなく、映画「執行者」「豊山(プンサン)犬」「犯罪都市」、現在公開中のドラマ「クライムパズル」など、様々な作品で情熱を披露し、人生最高のキャラクターを誕生させてきた。

これについて「僕が未熟すぎて、下手だからです。キャラクターを表現することに毎回限界を感じていて、何でも出来ることはしないといけないと思っています。毎回、キャラクターになりきって演技をしたいという気持ちが強いんです。何か方法がないかと悩みますが、結局最善を尽くすしかありませんでした。そうやって悩んでいたら、結局は内面よりも体力面で頑張るようになりました。あとは、外見的な部分で変身を試みることです」と明かした。

「スピリットウォーカー」のう僕も韓国の年齢で

ハリウッド化決定ついて、→ハリウッドでのリメイク決定について、ユン・ゲサンは「そのニュースを聞いて僕も驚きました。認められたということなので、うれしかったです」と伝えた。リメイク版のキャスティングについては「僕が決めるわけではありませんが、キアヌ・リーブスさんにカン・イアン役を演じてほしいです」と語った。

また、ユン・ゲサンは幸せな新婚生活を送っていることを伝え、注目を集めた。彼は「結婚してから確かに心配が少なくなりました。とても幸せで、以前より責任感も感じますし、本当に結婚してよかったと思います。結婚前は僕の中の色々な考えにより、不安もありましたが、今はそんな時、より努力しようと感じます。『もっと頑張らないと』と、思います」と話した。

最後に「ファンの皆さんと近くでコミュニケーションをとりたいですし、良い作品で挨拶したいです」と語り、活発な活動を期待させた。

記者 : キム・ナラ