チャン・ナラ「テバク不動産」放送終了の感想を語る“私の人生で二度と出会えないキャラクターだと思った”

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写真=ラウォン文化
チャン・ナラが「テバク不動産」を通じて“信頼される俳優”としての底力を見せた。だが、本人は“信頼される俳優”になるのが目標だという。

最近、KBS 2TV水木ドラマ「テバク不動産」(脚本:ハ・スジン、イ・ヨンファ、チョン・ヨンソ、演出:パク・ジンソク)が、チャン・ナラの放送終了を記念したインタビューを行った。

「テバク不動産」は、不動産業者である“退魔師”が、退魔専門の詐欺師とチームを組んで、廃屋になってしまった不動産物件から幽霊や地縛霊を退治し、彼らの恨みを晴らす生活密着型の退魔ドラマだ。チャン・ナラは“幽霊がいる家の売買専門店”であるテバク不動産の社長であり退魔師だが、母の幽霊は20年たっても退魔することができない、ホン・ジア役を務めた。

ホン・ジアに変身した彼女は、繊細な演技力でドラマを盛り上げた。感情変化が激しい演技からカリスマ性溢れる冷徹な姿、退魔のためのアクションシーンまで、多様な演技を披露して“さすがチャン・ナラ”という賛辞を受けた。

ドラマの撮影を終えた彼女は「出演者、スタッフともに大変でした」と放送終了の感想を伝えた。「1月になると同時に撮影がスタートしましたが、とても寒かったです。俳優をはじめ、スタッフも皆寒がっていました。寒波の日は腰まで痛く、ドラマが終わった時はホッとしました。暑さは避けることができてよかったです」と冗談を言った。

“信頼される俳優”という言葉を証明した彼女だが、「実際に信頼される俳優になることが目標です」と語った。作品を選ぶときの基準については「今回は退魔師の役だという提案を先にもらいました」とし「元々一番最初に考えるのは、ドラマ全体を通じて伝えようとするメッセージです。そして、私が演じるキャラクターにできることは何なのか、それを基準に選択しています」と明かした。

チャン・ナラは自身が演じたホン・ジア役への愛情も示した。彼女は「演技的に、私がやってみなかったキャラクターである同時に、私の人生で二度と会えないようなユニークなキャラクターだと思いました」とし「ビジュアル的にも演技的にも、以前とはギャップのある姿を見せたいと思っていて、何かを参考にするよりは、台本に忠実に演じた上で表現したいと感じていました。台本にビジュアルや性格、口ぶりなどが明確に書かれていたんです」と説明した。

ビジュアル面では、よりシャープなイメージが伝わるよう努力したという。彼女は「私の顔は丸くて平面で、シャープなイメージではありません。鋭いイメージについて悩みましたが、目を吊り上げるのがいいと思い、家で目を吊り上げる練習をしていました。私の瞳が上の方に行かないので、額を掴んで目を吊り上げるを練習をして、鋭いイメージを作ろうとしました。演技する時にもトーンや発声を下げるよう心がけました」と演技への情熱を示した。

実際に「テバク不動産」では、これまで見たことがないチャン・ナラの新しい姿を披露。“ダークカリスマ性”という、大胆なイメチェンに挑戦したのだ。

彼女は、「退魔師という役は、人生でまた会えるだろうかと思う役です。とても気に入りましたし、台本の内容もとても良かったです。『お~大胆なイメチェンができるかも』というよりは『ぜひ一度やってみたい』という気持ちで演じることを決めました」とし「最善を尽くしました。実力が足りない部分も多かったですが、頑張ったので満足しています」と謙遜した態度を見せた。

また彼女は、ホン・ジアの口ぶりは実兄にいたずらをしたり、脅迫したり、いじめる時の口ぶりだと明かした。彼女は「イメージの変身を試みましたが、これでいいのかピンと来ませんでした。ですが、幸いに現場で『悪く見えるね』と言われて、安心しました。『テバク不動産』の撮影中は『悪く見える』と言われたら気分がよかったです」と語って、笑いを誘った。

「テバク不動産」シーズン2への期待も高い状況について「シーズン2について私は何も知りません」と言い、彼女は「ないとは言えないですが、珍しいジャンルだと思います。普遍的な情緒を刺激するエピソードが多く、普遍的なエピソードがオカルトとタッグを組むことで、特別になると思いました。それがこの作品の魅力だと思います」と作品への愛情を示した。

記者 : キム・ミリ