GOT7、ニューアルバム「SPINNING TOP」を発売“僕らが感じる不安…慰めになるアルバムになったら嬉しい”

OSEN |

写真=JYPエンターテインメント
いつの間にかデビュー6年目になったGOT7が、より一層成熟して戻ってきた。

GOT7は最近、ソウル聖水洞(ソンスドン)にあるカフェでカムバック記念インタビューを行った。

この日、ニューアルバム「SPINNING TOP」とタイトル曲「ECLIPSE」を発売し、2019年初めてカムバックするGOT7は「しばらくそれぞれで活動していましたが、数ヶ月ぶりに集まりアルバムを準備しました。久しぶりのカムバックなだけに一生懸命準備しました。明るく楽しく活動します」と意気込みを表した。

GOT7の今回のアルバムを貫通するテーマは“不安”。この日、メンバーたちはいつにもまして真剣に“不安”について話した。タイトル曲「ECLIPSE」の作詞・作曲に参加したJBは「今までラブソングを歌ってきたり、ファンの皆さんのための曲をたくさん書いてきましたが、今回は豪語していたことを本当に守ることができるのか、感謝や不安の気持ちを込めた楽曲です。今回のアルバムには全6曲が収録されているのですが、初めは揺れ動き、『ECLIPSE』で完全に不安に陥っていたが、次第にしっかりとしていくという構成です」と説明した。

今回のアルバムのテーマである不安を「コマ」に例えた。JBは「僕たちでどんな話をするのかについて会議をして、不安について話そうと決めました。一体何が不安なのかと考えたら、自分でも生きていくこと自体が不安で、不安定に思う時がありますし、それが良くなって、そしてまた不安定になると思いました。その束縛から逃れたいけれど、逃れられないのがコマが回るようだと思い、そんなアイデアを出しました」と話した。

続いてメンバーは「全体的なコンセプトは、光と闇です。光と闇をコマで表現したのですが、回っている時は安定感があって明るく、少しでも傾いたら闇が押し寄せてくるように誰もが共感できるものにして、僕ら全員が感じる感情を書きました。この曲に対するストーリーは僕達だけが感じるものではなく、人生は誰もが不完全だと思っているので、慰めのように近づくことができるアルバムになればいいなと思います」と付け加えた。

GOT7にとって光と闇が共存した瞬間はいつだったのだろうか。JBは「Fly」のアルバム活動をあげ「意味があるアルバムであり、成績も良かったので光を見始めたアルバムだと思います。今はすごく明るくなって幸せで良い状況ですが、ふと不安になったりもします。これを楽しむこともできますが、将来上手く行かなかったらどうしようと考えてしまいます。幸せに思える状況であっても、一方ではすごく不安で、これをいつ失うか分からないと思い不安になります」と打ち明けた。

ベンベンは「今はすごく良くても、これを守ることができるのかに対する不安があります。この人気をどうしたら保つことができるのか、これがなくなったらどうしようと不安になります」と話した。

不安を振り切る方法があるかという質問にJBは「今回のアルバムを準備しながらもっと不安になりました。曲をずっと聴きながら、歌詞を書いてどんどんネガティブになって……僕もそこにハマっていたのですが、乗り越えるためにわざとポジティブに考えようとしました」と話した。ヨンジェは「全部言ってしまって振り切ろうと思いました。言わなければ振り切ることができないと思って……」とし、それぞれの方法を伝えた。

特にGOT7の今回のアルバムプロモーションでは、キム・サンジュンとのユニークな組み合わせが予告され、話題を集めた。これに対して、ジニョンは「僕達も6年目なのですが、今回のアルバムはGOT7の話だと思います。コマが今はちゃんと回っていて、一度でも間違ったら崩れてしまうように、僕達もその一瞬の間違いが怖いです。そんな不安を盛り込んだアルバムで、どうすればこのアルバムが真実性を持つことができるんだろうと考えました。多くの方々に信頼感を与えられる方は誰だろうと思い、キム・サンジュン先輩に連絡をしました。既に僕達のことを知ってくださっていて、先輩も僕たちの話を聞いてコラボしたいと言って下さり、良いプロジェクトを一緒にすることができました。僕達としてもとてもありがたかったですし、先輩にもこのようなプロジェクトを楽しんでいただけたようで、本当に感謝しています」と説明した。

続いてユギョムは「僕達も気になってお聞きしてみたんです。キム・サンジュン先輩が僕達の『Miracle』という曲が出た時にミュージックビデオを偶然見てくださったみたいです。子供の頃のおとぎ話のような印象を受けたと、好印象を持ってくださり連絡をいただいて参加することになりました」と付け加えた。

また、GOT7は昨年、全世界17都市で21回の公演のワールドツアーを展開しながら、K-POPを代表するグループとしての存在感を表した。また、GOT7は来月15日と16日、ソウルKSPO DOME(オリンピック体操競技場)で2019年ワールドツアーのスタートを切る。

ジニョンは「今回、ありがたいことに全地域アリーナツアーを開催することが出来て、自慢したかったです」とし、ベンベンは「前回はアリーナではない国もありましたが、今回は全てアリーナなので、前回よりもスケールが大きくなり、さらに楽しみです」と明かした。ジャクソンも「ワクワクします。韓国でもたくさんの方々に関心を持っていただきたいです。僕達の音楽を好きになっていただけなくても、一度聴いていただきたいです」と謙虚に話した。

海外での人気を実感しているかという質問に対して、JBは「僕達は韓国で活動するグループですし、1つの地域をずっと回れるわけではないので、すぐに実感することはできないのですが、公演ごとに大きく感じます。昨年も公演をしながら『韓国でもここまでじゃないのに、アメリカで?』と思いました。僕達がここにいるのが本当なのかなと不思議に思いました。韓国のファンに比べて、他国で人気があるのが不思議です」と答えた。

アルバムのテーマのように、この日のインタビューで何度も不安を表したメンバー達。これに対してベンベンは「海外に比べて韓国では弱いという質問を何度も受けましたが、そういったことがトラウマになりました。でも韓国でも良くなっていることを実感しています。今回カムバックしたら、良くなるんじゃないかと思いますし、治癒してきています」と率直に語った。

最後に、メンバーのチームワークが本当に良いと強調し「国籍は全然問題じゃないです。外国出身のメンバーたちのほうが僕達よりも韓国語が上手です。僕達はもう親しすぎて、目が合っただけでも分かります。ただチームワークのために『無力なことは言わないようにしよう』『簡単に口から滑り出るようなことも言わないようにしよう』という僕達だけのルールがあります。今はそれぞれGOT7のためにどうすればいいかよく知っています。GOT7を思う気持ちは皆同じで、信頼しています」と伝えた。

ジニョンは「7人で昨日練習を終えて、打ち合わせをしました。皆しっかりやっていますが、どうすればもっと上手にできるのか話しながら、謙虚な姿勢を忘れないようにと誓いました。僕達はそうは思っていないのですが、パク・ジニョン代表や他の方々が僕達に謙虚だと言ってくださいます。それだけは忘れないように、上手く行っている時にもっと謙虚になろうと話しました」とし、もう一度謙虚な姿勢を強調した。

記者 : チ・ミンギョン