放送終了「学校に行ってきます」最後まで愉快で温かかった

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写真=JTBC「学校に行ってきます」放送画面キャプチャー
最後だからと言って、大げさはなかった。「学校に行ってきます」は最後まで愉快で温かかった。

韓国で3日に放送されたJTBC「学校に行ってきます」では、清心(チョンシム)国際高校編の転校生であるWonder Girlsのイェウン、イ・ジュンソク、サム・ハミントン、藤井美菜、HEYNE、M.I.BのKangNam(カンナム)、ジョンフンが学校生活を終える内容が公開された。

同日は「学校に行ってきます」の最後の放送であったにもかかわらず、普段と変わりなかった。転校生たちは楽しく授業を受け、時には困難も経験しながら試練を乗り超えた。愉快ないたずらはおまけであった。

転校生たちは模擬国連会議を開催し、熱い討論を展開しながら輝く情熱を見せた。英語での討論であっただけに、イ・ジュンソクとサム・ハミントンの活躍が印象的だったが、イェウンは予想外の鋭い観点でイ・ジュンソクを困惑させた。

他にも恋愛から今後の進路の問題まで学生たちのメンター(良き指導者)を名乗り、共に悩んだ。イ・ジュンソクはFacebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグと同門であることを明かし、ハーバード大に在学していた頃の話を伝えた。イ・ジュンソクは1位とリーダーの差を強調し、「なぜ勉強をすべきか」と悩んでみてほしいと伝えた。「10年後に『僕はこれをやってみたけど、面白かった』というのが多い人が勝ちだ」と付け加えた。

イェウンは過去にあった母との対立を打ち明けた。「私の夢は歌手だったが、母は私が法曹人になることを望んだ」とし「公演に行って母にビンタされたこともある。母は私の髪でも掴みたかっただろう。今の母は私が芸能人として活躍するのが好きだ。両親には私たちが何をしているのかが重要ではない。心配しているだけだ。その心配を解消させるために、自分が持っている夢を具体化して安心させたほうがいい」とアドバイスした。

悩み相談が終わると、転校生たちと学生たちは涙の別れを迎えた。最終日であっただけに、更に思いに残る68回目の登校だった。特別なものはなかったが、そのためより一層寂しかった。昔の制服を着ていた中年の出演者、ロッカーの香り漂う転校生、ユニークな優等生、韓国の学校は初めてである転校生まで、番組に出演した幅広いスターたちの姿が流れた。

「学校に行ってきます」は多彩な分野のスターが高校で実際の高校生たちとともに学校生活を過ごす姿を届ける観察リアリティ番組だ。異色のフォーマットで序盤から話題を集めることに成功した。これまで首都圏を超え、蔚山(ウルサン)、済州島(チェジュド)などの地方、そしてハワイにまで渡り各地域の高校生活をカメラで捉えた。一般高校から商業高校、芸術高校、特目高校(外国語高校・科学高校)まで多彩な高校の特色ある授業、そして放課後の生活まで共にし、最近の10代の悩みを分かちあった。

1年6ヶ月間、「学校に行ってきます」にはソン・ドンイル、KangNam、ナム・ジュヒョク、ホ・ジウン、チョ・ヨンナム、オ・サンジン、ピョ・チャンウォン、ジョンフン、イェウン、イ・ジュンソク、キム・ユミ、ヘバク、チョグォン、ホン・ウニ、シャキール・オニール、秋山成勲など幅広い分野のスターが出演し、飾り気ない率直な一面を見せた。思い出をくすぐる“優しいバラエティ番組”として多くの反響を得た。

もうスターたちの登校はない。毎週が新しかった転校生たちの授業は無期限の延期となった。「学校に行ってきます」シーズン2の制作はまだ決まっていない。しかし、こうして送り出すには勿体無いものが多い。過去と現在をつなげてくれた「学校に行ってきます」が新しい姿で視聴者のもとを訪れることを楽しみにしたい。

記者 : ファン・グンジ