チェ・スビン「忘れられない『青い鳥の輪舞〈ロンド〉』…ウンスでいれて幸せでした」

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初の主演作から長編の週末ドラマを飾った女優チェ・スビン(22、本名:ペ・スビン)。長かった8ヶ月間、KBS 2TV「青い鳥の輪舞〈ロンド〉」のウンスとして生きた経験は一生忘れられないと感想を述べた。ウンスでいれて幸せで、素敵な先輩と出会って幸運だったという彼女に出会った。


広告主を虜にした秘訣

丸くて小さな顔に、鼻筋の通った顔立ち。優しい印象で明るく微笑む姿は、天真爛漫な少女そのものであった。チェ・スビンはインタビュー中、達弁ではなくても慎重に自身の考えを伝えた。なぜ彼女が“男性たちの理想のタイプ”として挙げられるのかすぐ分かるような気がした。

「私の魅力のポイントですか? どう言えばいいでしょう(笑) 華やかではないので好かれるみたいです。ウンスというキャラクターを演じながら、明るいエネルギーを多く披露できたと思います。普段も地味な洋服が好きだけど、そのような部分がウンスとよく重なっていたんだと思います」

チェ・スビンは演技をするようになった過程から今のウンスに出会うまですべてがラッキーだったと伝えた。20歳の時に演劇でデビューし、多くの広告に出演した。優雅で清楚な魅力で男性たちの心を掴んだ。

「まだ酒類の広告には出たことがないですが、やってみたいです。お酒に強いわけではないけど、飲み会は好きです。今回の『青い鳥の輪舞〈ロンド〉』でも会食が多くありました。私は歌よりはダンスを好みますが、あまりにも才能がなくてタンバリンを手にして振るくらいでした」


永遠に忘れられない8ヶ月

チェ・スビンに「青い鳥の輪舞〈ロンド〉」は忘れられない大事な作品だ。オーディションで監督の目にとまったラッキーな主演作でもある。何より後で振り返りながら自らを進化させることのできるドラマとして残ると思っている。

「私の姿をテレビで見ていると短所だけが目立ちます。この部分でなぜ私はこうやったんだろう。もう少し上手くできたのにという残念さが多くあります。後でまた『青い鳥の輪舞〈ロンド〉』を見たら、『その時はそうだった』と思えるでしょうか? もしかして『変わっていない』という虚しい気持ちを感じたらどうしましょう」

初めてであったゆえに不慣れで違和感があった撮影現場で素敵な先生、先輩たちに出会って厳しい難関を乗り越えることができた。一緒にカップルとして共演したイ・サンヨプや実の兄として出演していたイ・ジュニョクも頼りになる先輩たちだった。

「チェ・ミョンギル先輩は劇中では優しく女性らしい部分が強調されていましたが、実際にはとても気さくな方です。面白くて、いたずらも多いです。イ・ヘスク先輩とチェ・ミョンギル先輩にビンタされるシーンがありましたが、痛くありませんでした。音だけが大きくて、殴られてもあまり痛くありませんでした。やはり先輩たちはノウハウがあるんだと思いました。イ・サンヨプ兄さんとは実際には11歳も離れています。そうは見えないでしょう? ハハハ。兄さんが童顔で私もそこまで幼く見える顔ではないので、お似合いという話を聞きました。イ・ジュニョク兄さんは本当に現場でもジワン兄さんそのものです。キョン・スジン姉さんとも最初は違和感があったけど隣でずっと一緒だったから今は仲良くなりました」


演技そのものの楽しさ

デビューしたばかりの新人だが、紆余曲折があった。誤解は誤解を生み、意図していなかった話が出たりもした。しかし、このすべてはチェ・スビンが自ら背負うべきのものだ。そして彼女もそれをよく知っていた。

「役者は本当に魅力のある職業だと思います。色々と変身をする度に妙な気分になります。まだまだ未熟ですが、成長する姿を引き続きお見せしたいと思います。今最も大きな悩みは、どんな作品に出会うか、どう変化した姿をお見せするかということです」

チェ・スビンは今すぐにでも濃いメイクをして鋭い悪役への変身も可能であると話した。目を輝かせながら演技をする時の幸せな気持ちが顔に丸々と浮かんだ。難しくても、演技をすることそのものが面白いというチェ・スビン。彼女の成長を期待したい。

「これまでウンスを応援してくださってありがとうございます。近日中に、また素敵な作品で挨拶したいと思います」

記者 : ファン・ジヨン、写真 : キム・ジェチャン