「熱愛」ソンフン“演技派俳優との共演…最初はプレッシャーで緊張していたけど、先輩に本当に優しく引っ張っていただいた”

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ソンフン、チェ・ユニョン、シム・ジホ、ソヒョン(少女時代) などの次世代スターとチョン・グァンリョル、チョン・ミソン、ファン・シネ他、ベテラン勢がぶつかり合う脚本家パク・イェギョン「私の娘コンニム」による愛憎ドラマ「熱愛」のDVDが4月2日に発売される。

本作で演技派ベテラン俳優チョン・グァンリョル扮する父親に反発し、愛する人を失ったことで心に傷を抱えた息子ムヨルを演じたソンフンのインタビューをお届けする。

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―「熱愛」に出演したきっかけを教えて下さい。

ソンフン:何よりもこのドラマに出演する俳優さんたちの名前を聞いて、自分も出なければと思い、決めました。おひとりおひとり、いつかは絶対共演したいと思っていた俳優さんたちばかりだったので、その方々のお名前を聞いて、自分も決めました。

―オーディションがあったんでしょうか?

ソンフン:いいえ。カン・ムヨル役が決まっていて、こういった役はどうですか、とお話をいただき出演することになりました。逆に監督さんとオーディション現場に行って、他に受けている方々を観ました。子役が必要だったので、子役のオーディションも監督さんの隣で見てました。

―役作りにおいて準備したことなどお聞かせ下さい。

ソンフン:(イ・ウォングンが演じた) 子役のあとの、成人してからの役だったんですが、家庭環境が複雑で、留学を経て韓国に戻ってくるという役だったので、体重を少し落としました。また最初の方に牧場のシーンがあったので、牛に触れたり、牧場の道具の使い方も習ったりしました。僕は大人になってからの役だったんですが、子役の演技を見ていると、車に乗れないもんですからオートバイで学校に通うシーンがあったんですね。それを見て、大人になってからもオートバイに乗るシーンがあるかもと思い、たくさん練習をしていたんですが、残念ながら大人になってからオートバイに乗ることはなく、全部車でした(笑)

―役柄とご自身とを比べて、似ているところと似ていないところがあれば教えて下さい。

ソンフン:シナリオに書かれているキャラクターとは、僕と似ているところはあまりないと思います。性格的にちょっと反抗的だったり、というところは少し近いところがあるかもしれませんが。でも、全般的な性格を見ると自分とは結構似ていない感じですね。ですが、皆さんが画面を通して(カン・ムヨルを) 見た時は、僕自身が役を演じているので、まったく違うんじゃなくて、僕のキャラクターがある程度重なって見えるんじゃないかと思います。

―全47話の長い撮影期間でしたが、現場の雰囲気はいかがでしたか?

ソンフン:実際、ドラマを撮っていると大変なこともたくさんありますし、長いドラマだったので8ヶ月ほど撮影をしていたんですが、運がいいことにスタッフの皆さんがとてもいい感じだったので、悪い雰囲気にもならず、とても温かくいい雰囲気の中で撮影ができました。


「家族の愛とは何なんだろうかと考えさせられる作品」

―チョン・グァンリョルさんら、ベテラン俳優さんと共演されましたが緊張したりは?

ソンフン:(通訳さんがチョン・グァンリョル先生と言ったことに対し) お父さん(チョン・グァンリョル) は僕に対し「先生と呼ぶな」とおっしゃってくれました(笑) 「先輩でいいんだよ」って。それで、チョン・グァンリョル先輩って呼ばせて頂いていたんですが、先輩は韓国でも演技派として知られている方なので、最初はプレッシャーで緊張していたんですが、現場で撮影していると、先輩が本当に優しくしてくださり、引っ張ってくださったので、撮影後半はふたりで撮るシーンも楽な気持ちで撮影できました。

―ヒロインのチェ・ユニョンさんや、ライバル役のシム・ジホさんとの共演エピソードは?

ソンフン:ユニョンさんとは息が合い、楽しく撮影をしていました。ジホ兄さんとは大事なシーンを何度か撮ったんですが、シーン数自体はあまり多くはありませんでした。でも、撮る時はすごく息が合いましたね。ユニョンさん、ジホさんと3人で現場に一緒にいる時は、年齢も近いのでふざけ合ったり、遊んでたりしていました。この3人だけじゃなく、年齢の近い他の俳優さんともとても仲が良く、現場で一緒になった時は「一緒に撮影だね」という感じで、楽しく撮影できました。

―お気に入りのシーンと、大変だったシーンがあれば教えて下さい。

ソンフン:大変だったシーンは、何かひとつというより、冬の期間の撮影は寒くてすべて大変でした。好きなシーンは牧場のシーンです。全部好きですね。実際に、田舎の牧場で撮影したんですが、その時間はヒーリングのような感じでした。

―これから「熱愛」を観る視聴者に、メッセージをお願いします。

ソンフン:このドラマには僕だけでなく、演技派俳優として有名な方が、たくさん出演しているドラマです。家族の愛を描いているドラマですし、家族の愛とは何なんだろうかと考えさせられると思いますし、今の家族関係を大切にしていかないといけないんだぁと考える内容なので、日本で放送された時は応援してください。

―昨年12月に大阪と東京でディナーショー形式のイベントをされましたが、いかがでしたか?

ソンフン:このイベントのために、何日間も寝ずに歌などの準備してきたんですが、歌より身体を露出した時が一番、ファンのリアクションが良かったですね(笑) 楽しかったですが、他のファンミーティングより少し時間が短く、その点が残念でした。

―日本のファンの印象はどうですか?

ソンフン:とにかくリアクションがいいと思います。僕がミスをした時もすごく喜んでくださるし、何か上手くできた時もリアクションがいいので、本当に嬉しいですね。何よりも韓国と日本のファンの差というのは、日本のファンの皆さんは照れているとことがあって、少女のような感じがします。そこが日本のファンの方の特徴だと思います。

―日本の温泉に行ったりなど、これまでファンミーティングで何回も来日されていますが、特に忘れられないエピソードは?

ソンフン:以前から日本は僕にとって行きたいと思っていた国で、ファンミーティングをするようになって初めて日本に来ることができ、以来、韓国と日本を行ったり来たりするようになりました。でも、特別なエピソードや、これが印象的でした、というのをひとつ挙げることはできなくて。というのもこれまで6回、日本に来ているんですが、何十回もファンミーティングをやったり、皆さんに会ったり、日本に来ているのであれば、その中でこれが特別、これが印象に残っていますということを言えると思うんですが、これまでの6回は全部印象に残っていますし、自分にとって特別だと思っているんですよね。最初は、数人の方とやったファンミーティングから始めて、何千人ものファンとファンミーティングができたり、温泉にも行ったり、ディナーショーもやったり。そのすべてが記憶に残っています。


「よりアップグレードした俳優としての姿を皆さんにお見せしていきたい」

―演技をする上でこだわっていること、大事にしていることなどお聞かせ下さい。

ソンフン:今は慣れたんですが、演技を始めた最初の頃は、まわりから発音を結構、指摘されたので、(セリフを) 言う時に、発音にものすごく気を付けていました。

―ソンフンさんはソウル出身ではないんですか?

ソンフン:はい。(韓国南東部の) 慶尚道の大邱の出身です。日本で言うと九州のようなところですね。

―普段も慶尚道のアクセントがあるので発音に気を付けていたということですか?

ソンフン:どちらかというとイントネーションの問題だと思うんですが、すぐに“ソウル出身じゃなんだ”と思われるわけではなく、言葉に敏感な方が聞くと“ソウル出身じゃないんだ”と思われる程度のなまりです。演技をする上での発音というのは、なまりではなく、発音をはっきりする、ということに関するアドバイスをもらったりしました。

―今はそれを克服されたということで、現在、大事にしていることは?

ソンフン:演技をする時に最初にもらうものは台本ですが、文字になっているので、その文字状のものをカメラの前に立った時に、どれだけ自然に表現できるか、という点を一番考えています。誰かが僕の演技を見た時に、「あれ? あまりに自然だし、台本にあったセリフなのかな?」と思われるほど自然に演技ができるよう気を付けていますし、将来的にもそうなっていけたらいいなと思いますね。

―2015年の抱負をお聞かせ下さい。

ソンフン:視聴者の皆さん、年も明けて、もう既に皆さんには福が訪れている時期だと思いますが、本当に信じられないほどいっぱいのオファーを頂いている状況です。なので、いい作品を選び、2013年、2014年よりもアップグレードした俳優としての姿を皆さんにお見せできるように頑張ります。ぜひ、期待しててください。

熱愛《完全版》
2015年4月2日(木)DVDリリース
●セル:DVDコンプリートBOX
PCBP-62161 ¥30,000(本体価格)+税
【特典映像】
・SBSバラエティ番組「良い朝」
・ソンフン、チェ・ユニョン、ファン・シネ、チョン・ミソン撮り下ろしインタビュー
●レンタル:全24巻 順次レンタル開始
発売・販売元:ポニーキャニオン
www.netsuai.jp
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記者 : Kstyle編集部