ZE:A グァンヒがリーダーの暴露戦について言いたかったこと

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写真:スター帝国
今やアイドルがバラエティやドラマで活躍することは、日常的なことになった。それによって、これといった議論もなく他の領域でチャレンジすることと同様に、その活動を継続していくことが重要になってきている。好奇心で試してみたところで、徹底した準備ができていなければ、慣れない領域で散々な失敗を味わいかねないためだ。

そのような意味で“バラエティアイドル”として名を知らせたZE:Aのグァンヒは一歩ずつ進んでいた。デビュー当初、バラエティ番組に出演して、ハイトーンの声で整形について包み隠さず告白したグァンヒは、時間の経過とともに少し落ち着いてきた。深みも加わった。かつては主にゲストとして出演していたが、今はMCとして番組をリードすることもできるようになった。


「『なぜ僕はホットじゃないんだろう』と思うことも…知識や年の功の重要性を感じている」

グァンヒにとって2014年は目が回るほど忙しい年だった。「O'live SHOW」ではシェフたちと「人気歌謡」では歌手たちと息を合わせた。おしゃれ好きなセンスを活かして出演した「ファッション王コリア」シーズン2では準優勝に輝いた。「スターキング」にも何度も出演し、スケジュールの都合で降板した「ボスとの同衾」では、芸能人ではなく他の分野の人物に会い、リアルな声を届けた。

「熱い人気を集めることはなかったけれど、様々な分野を経験して適性を見つけた。正直すごく大変だった。日曜日は『人気歌謡』で歌手たちを紹介して、月曜日は『スターキング』に行って、火曜日は「ファッション王コリア」シーズン2でサバイバルをして、水曜日は『ボスとの同衾』、木曜日は『O'live SHOW』。一日の仕事が終わるとめまいがする日があるほどだった。食べ物なら食べ物、ファッションならファッションの用語があるので、切替を早くしないといけなかった」

同じZE:Aのメンバーであるシワンとヒョンシクは、まさに“ホット”だった。彼らが煮えたぎっていたとすれば、グァンヒの一年は地道だった。「僕はなぜホットじゃないんだろう」と思うこともあったというグァンヒは「この4年間、バラエティに出演しながらセンスで勝負できると思っていたけれど、今は知識や年の功が必要だということを知った。カン・ホドン先輩やユ・ジェソク先輩が新聞や本を手から離さずに勉強している理由が今になってやっとわかった」と打ち明けた。


リーダーの暴露戦…「さらに団結するチャンスになった」

本業は歌手だが、今年彼はステージで歌って踊った時間より「人気歌謡」のMC席で他の歌手を紹介する時間の方が長かった。「人気歌謡」のMCの中で“活力”を担当しているグァンヒは、「MC席に立ってみて、歌手の方が気楽に感じる時もある。実はEXOのようなグループが羨ましい」と告白した。個人では賞ももらって、CMにも出演したが、グループではまだ1位になったことがないことを残念に思っているようだった。グァンヒは「来年頃にアルバムを出す予定だけど、上手くいって欲しい」と述べた。

9月、ZE:AのリーダーであるジュンヨンはSNSで事務所との問題を暴露した。大きな問題に発展しそうだったこの事件は、予想外にすぐに解決し、疑惑の声も上がった。「今年は色々なことがあったけれど、さらに団結し、事務所との関係も良くなった」と話したグァンヒは「あまりにも忙しかったのでお互いのことについて知らないことが多かった。でも、今回のことでお互いを知ることができた」と述べた。大変な時期に他の歌手たちからの応援も大きな力になったという言葉も忘れなかった。

「いつか必ず言いたかった。実は、ジュンヨンがSNSに書き込む前から、問題意識は全員共感していた。早く解決して『何かあったんだろう?』と誤解する方もいらっしゃるが、そういうものはなかった。みんな小心者で引きずるタイプではないので、その日に会って話し合って解決した。それまでSNSで一言も発言しなかったのは、話が間違って伝わることを心配したからだった。正直怖くもあった。リーダーが一人で苦労し、メンバーたちが賢明に判断した。みんなに感謝している」


“次世代バラエティアイドル”のためのアドバイス…「自身を知って、計画的に」

どんな状況でも自分の出番は確保できそうなグァンヒだが、彼にも弱点はある。体力の消耗が激しい番組や、24時間カメラがくっついているリアルバラエティはまだ苦手だという。「カメラを見ると、笑わせなければいけないという固定観念がある」というグァンヒは「一人でやるのは大丈夫だけど、他の人たちと一緒になって笑わせるのは難しい。これを克服できてこそ、いいMCになれると思う」と話す。“次世代バラエティアイドル”としてEXOのベクヒョンを選ぶグァンヒは「シン・ドンヨプさんとも何か一緒にやってみたい」と伝えた。

彼にこれからチャレンジしてみたい活動について聞いた。「演技もシワンのように格好いい役よりは、ファミリー映画やシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)、カメオ出演が合っていると思う」と話すグァンヒは「ミュージカル」という、やや意外な答えを出した。彼は「歌をメインにしなくてもいいのでは?」と言いながらも、「メンバーたちの公演を見て喜びを感じた。漠然と羨ましく思っているみたいだ。他人を羨ましがることが僕には成長の源になる」と付け加えた。

「実際、バラエティに出演することが話題になって、顔を知ってもらうのは簡単だ。しかし、俳優、アーティストになりたいと思っている人がわけもなくオーバーにすると、後々本人のイメージが自分のやりたいことの足かせになる可能性もあると思う。笑わせたい人や、司会が楽しい人でないと、バラエティは難しいと思う。あれこれ全部やってみるのは時間の無駄だし、イメージの消費になる。自分自身について正確に知って、計画的に判断すべきだ」

ソウルの天気が氷点下になった2日午後、麻浦(マポ)区合井洞(ハプジョンドン)のカフェで行われたグァンヒとのおしゃべりは、これまでの活動や悩みの話から始まり、多事多難だったZE:Aの2014年を経て、家探し、暖房費の心配等で終わった。最近オフィステル(事務所としても住居としても使える施設)に引っ越したというグァンヒは、洗濯機を回して分別収集をする等、一人暮らしに徐々に慣れてきている。巣立ちを始めたばかりの彼にバラエティ番組「私は一人で暮らす」をお勧めしたい。

記者 : イ・オンヒョク