「神様がくれた14日間」イ・ボヨンの努力は無駄になり、結局同じ結末を迎えるのだろうか

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=SBS「神様がくれた14日間」スクリーンショット
もしかすると同じ結末が繰り返されるのではないか。怪しい展開を見せている「神様がくれた14日間」(脚本:チェ・ラン、演出:イ・ドンフン)が再び視聴者を混乱させた。

韓国で7日に放送されたSBS月火ドラマ「神様がくれた14日間」第11話では、娘のハン・セッピョル(キム・ユビン)を守るために奮闘するキム・スヒョン(イ・ボヨン)の姿が描かれた。

この日の放送でチュ・ミナ(キム・ジニ)はハン・ジフン(キム・テウ)に復讐する目的で彼の娘ハン・セッピョルを傷つけようとした。ハン・ジフンが自身の子どもを中絶させたことに怒ったのだ。キム・スヒョンはチュ・ミナと激しくもめながらハン・セッピョルを守った。しかしチュ・ミナは自身の手首を切る自傷行為をし、キム・スヒョンはこの時駆けつけた警察に逮捕された。

キム・スヒョンは悔しさを訴えたが、どうすることもできなかった。パトカーに乗っていたキム・スヒョンは妙な気配を感じた。キム・スヒョンをパトカーで連行したのは“タトゥー男”だったのだ。キム・スヒョンは車から脱出しようとタトゥー男と激しくもみ合い、パトカーは危険な疾走を見せた。その瞬間、GPSを利用してキム・スヒョンの居場所をキャッチしたキ・ドンチャン(チョ・スンウ)が現場に現れ、キム・スヒョンを助けたが、タトゥー男は逃してしまった。

タトゥー男が運転していたパトカーを発見したヒョン・ウジン(チョン・ギョウン)はハンドルについたタトゥー男の血痕を拭く疑わしい行動を見せた。そして同僚の刑事が来た時には何もしなかったふりをしたのだ。実はハン・ジフン、ヒョン・ウジン、チュ・ミナはみんな誰かに脅かされていた。

またハン・ジフンはキム・スヒョンを精神病院に監禁する選択をした。ハン・セッピョルを守るために奮闘したキム・スヒョンは強制的に入院されることになり憤った。その後、ハン・ジフンはハン・セッピョルと一緒にキム・スヒョンがいる病院を訪れた。キム・スヒョンは拉致された当時と同じ服を着ているハン・セッピョルの姿を見てショックを受けた。何も知らないハン・ジフンはキム・スヒョンを病院に残したままハン・セッピョルと一緒に放送局へ向かった。

最後の2分は視聴者の手に汗を握らせた。キ・ドンチャンは「公開手配、この人」が放送されている撮影現場を訪れた。その時、スタジオに電話をかけてきた謎の男が「飽きたので今回は変わったことをしてみた」と言うと、「公開手配、この人」が放送されているスタジオに緊張が走った。続いて涙ぐみながら「ママ」と言う女の子の声が流された。ハン・セッピョルが誘拐された時と同じ状況になったのだ。これをテレビで見ていたキム・スヒョンは「私は娘のところに行かなければならない」と叫んだが、病院の関係者によって制圧された。

これがキム・スヒョンの想像でなければ、ハン・ジフンと一緒に放送局に行ったハン・セッピョルは謎の男に拉致されたことになる。タイムスリップする前と何も変わっていないのだ。もちろんキム・スヒョンは放送局ではなく、精神病院に監禁されているが、ハン・セッピョルが拉致される状況が繰り返されたのだ。このため、キム・スヒョンの絶望はこれまで以上に大きかった。

2週間前にタイムスリップしたキム・スヒョンはキ・ドンチャンのサポートを受けながらこれまでハン・セッピョルの命を救ってきた。しかし今回は簡単ではないようだ。しかも続々と容疑者が出てきている状況だ。最初と同じ状況が繰り返されれば、汚い真実が明かされただけで改善されたことは何もない。

「神様がくれた14日間」を見ていると、怪しいところが多い。またすべての登場人物が疑わしい。ハン・セッピョルの命を救おうとしたキム・スヒョンとキ・ドンチャンの努力が水の泡となるのではないか、ハン・セッピョルを拉致したのは誰なのか……息の詰まるような真実ゲームはまだ終わっていない。

記者 : パク・グィイム