Vol.1 ― 放送終了「温かい一言」結局私たちは夫婦である

TVREPORT |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=SBS「温かい一言」スクリーンショット
「私たちは夫婦である」この一言ですべてのことがまとまった。結局全員がそれぞれの愛を見つけ、別れの危機を乗り越えた。

昨年12月2日にスタートしたSBS月火ドラマ「温かい一言」(脚本:ハ・ミョンヒ、演出:チェ・ヨンフン)は、24日の放送を最後に終了した。不倫の結末から始まったこのドラマは、登場人物の感情に対する繊細な描写で高く評価された。不倫を知ってしまった男女4人のストーリーと、その不倫によって犠牲にならざるを得なかった男女のストーリーを描いたこのドラマは、印象的なセリフと洗練された演出などで愛された。

夫婦という関係に戻る結末には斬新さが多少足りなかったものの、「温かい一言」ならではの雰囲気で仕上げた。ナ・ウンジン(ハン・ヘジン)が最後に言った「転んだ時に起こしてくれる人がいれば幸せだ」というセリフも共感を得た。一瞬のミスでしばらく転んだ4人の男女は、お互いを起こしながら幸せな未来を見つけることができたのだ。

「不倫」という題材が公開されてから視聴者の偏見は始まった。しかし第1話の放送後、それが杞憂であることが分かった。不倫の結末で始まったこのドラマは不倫を美化するのではなく、その不倫が他の人々に大きな傷を与えるということをアピールし、教訓と共感を与えた。名セリフと調和した温かい雰囲気は、視聴者の心に響いた。

最終回はいつよりも温かく描かれた。ナ・ウンジンとキム・ソンス(イ・サンウ)は自分たちの間に男女の関係を超える何かがあると認め、お互いに対する恋心を再び表した。ソン・ミギョン(キム・ジス)とユ・ジェハク(チ・ジニ)は離婚する代わりに別居を始めた。しかし、始まったばかりの恋人のような雰囲気を演出しながら遅れて始まったロマンスを誇った。それぞれの兄弟が不倫で絡み合ったせいで別れを強いられたソン・ミンス(パク・ソジュン)、ナ・ウニョン(ハン・グル)カップルは1年後に再会した。

破局に至っていた男女は、結局“温かい一言”ですべてのことを整理した。夫婦にとって一番重要なのは大きなイベントでもなく、ただの“温かい一言”であることを教えてくれたこのドラマは、大きく変わった4人の男女の姿を描きながら視聴者の好評を博した。

ナ・ウンジンとキム・ソンスは、再び「ありがとう」「愛してる」という言葉をお互いに伝え始めた。本当の自身を隠したまま夫に献身するだけだったソン・ミギョンは、率直に本音を伝えるようになり、自身を愛する気持ちとアイデンティティーを見つけ始めた。ユ・ジェハクは変わったソン・ミギョンの姿がもっと気楽だと言いながら、お互いに対する愛情を確認した。馴染みのある姿ではなかったものの、変わったソン・ミギョンの姿はユ・ジェハクの胸を再びときめかせた。

それぞれの姉が不倫で絡み合ったせいで別れを強いられたソン・ミンス、ナ・ウニョンカップルも再会した。涙を流しながら悲しい別れをしたが、結局再会した。「二人の恋が本当か嘘かは時間が解決してくれる」と慰めたナ・ウンジンの言葉通り、二人の恋が本物であることが明らかになったのだ。ソン・ミンスが開業したうどん屋で向き合って微笑む二人の姿は今後の幸せな展開を予告し、視聴者を安心させた。

視聴者は「私たちは夫婦である」という温かい一言でまとまったこのドラマに慰めてもらった。男女の関係を超える何かがあり、そしてその間にはまた男女関係を存在させる愛があるという教訓を伝えて視聴者を笑い泣きさせた「温かい一言」は、男女6人の幸せな結末を描きながら幕を下ろした。

25日にはスペシャル「言い果てぬ温かい一言」が放送される予定だ。3月3日にはイ・ボヨン、チョ・スンウ、キム・テウなどの実力派俳優が出演する「神様がくれた14日間」が韓国で初放送される。

記者 : ムン・ジヨン